Category : モード・コスメ
ONE NATIONの地上階にあるMonument café/モニュモン・カフェはヴェルサイユやシャンボールにもあり、時間をかけずにささっと食べれるカフェ・レストラン。メニュー数が少ないので、いつもなかなか決まらない娘もすぐ決まり(いつも迷うので「一晩考えて明日来る?」が定番ジョークになっている)サービスが早く、けっこう美味しかった。
カリフラワーのムース&スモークサーモンのヴェリーヌ、ロックフォールチーズのキッシュ

パリ・アウトレット One Nation

娘はラザニア。左は今日の料理の豚のほほ肉煮込み。ひとり15ユーロ平均。

パリ・アウトレット One Nation

さて腹ごしらえの後は、二手に別れ、娘はボーイフレンドへのプレゼントを探しに、私が去年から探しているのは綺麗な色のコート。アニエスbは毎年カシミアの1点ものコートを出すけど、やっぱり残っていなかった。

ウィンドウに惹かれたのはアニエスbの近くのCacharel。
Cacharelはランジェリーに使うクレープ地のブラウスで60年代に人気になり、ブリジット・バルドーがブラウスを胸の下で結んだ写真で大ブレイクした。

パリ・アウトレット One Nation

・・・読者の方の多くには“生まれてなかった”頃の話でしょうね。
最近はあまり目立たたないけど、アニエスbのように“パリジェンヌの好きなベーシックを良質の素材で”がウリだ。

まさに探し求めていたからし色!しかも私のサイズが残っていて、しかも定価560ユーロが350ユーロ、それがプレ・ソルド50%オフで「え?175ユーロ !?」買うしかない。

パリ・アウトレット One Nation

イタリアンな色彩のエトロ。服はかなり派手だけど、トレードマークのペーズリーのバッグやスカーフはいい。

パリ・アウトレット One Nation

夫にネクタイを買ってあげようか。ちょうどOne Nationのスタッフの男性が視察(?)に来ていて、私が目をつけたネクタイを手に取り「お、コレいいね」と店員さんと話している。
「店舗を周る時はクレジットカードをオフィスに置いてくるんだ、そうじゃないと危なくてしょうがない。じゃ後でね」
店員さんに聞くとそのペーズリーは最後の一本。悪いけど早い者勝ち!65ユーロ。

そのお隣のARMANIでは840ユーロのメンズスーツが562,8ユーロ、さらにそこから30%オフ=394ユーロ。毎年同じようなコレクションを出しているこういうブランドはここで買うべきだ。でも夫がARMANIのスーツに”入れる”には何キロか落とさないとダメ。

娘と落ち合ったら、プレゼントも自分のコートも見つからなかったとブスっとしている。セ・ラ・ヴィ。そこで実用品に向かった。
在住者にはお奨め。調理器具や小さな家電が半額近い。娘はホットカーラーを買う。

パリ・アウトレット One Nation

シンプルで上質の食器、Villeroy & Boch/ヴィルロア&ボッシュ、

パリ・アウトレット One Nation

スーツケースのサムソナイト(3つ100ユーロで買ったスーツケースが既に壊れかかっている。安物買いのナントカ・・・)も気になったけど、車で来ていないし次回に。16時のシャトルバスでパリに戻った。
旅行者の方にはヴェルサイユとのパッケージが良さそう。
公式サイトはこちら。日本語は仮バージョンだそうで、英語サイトのほうがいいかもしれない。

実は、このONE NATIONに来るまでかなり懐疑的だった。ネット販売が横行し、プライベートセールが頻繁にある今日、アウトレットに行く価値があるだろうか?・・・行ってみたら、予想したよりずっと良かった。
とにかく安い。最近もっぱらネットで買って-半分は返品して-いたけど、実際に触って着てみるのはいいもんだ。お店の人が感じがいい。広々していて、あちこちに椅子があって休める。
今年の流行が欲しい、という人はZARAに行ったほうがいいけど。

夜、買い物袋を見た夫が、
「どこか行ってたの?」
「One Nation。え?知らないの?」

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ソルドはどこに行くべきか?

「One Nation、知らないの ?!」
「ひとつの国家?なにソレ?知ってるべき?」
「だってあなた、服好きじゃない」
友人によると、One Nationとはヴェルサイユ近くのアウトレット。
ラ・ヴァレが高級ブランドを集めているのに対し、アニエスb、コントワール・デ・コトニエ、Zadig & Voltaire、Sandro・・・などなどパリジェンヌに人気のブランドを集めているのが特徴だとか。
ヴェルサイユ・・・そこまで行くかなぁ、と思わないでもないけど、「アウトレット価格(33~50%オフ)がさらに50%オフになってた靴、色違い買っっておけばよかった・・・」というセリフは聞き捨てならない。

プロパーで買う人がどんどん減っている今日、ソルド開始時の20~30%オフは、可愛げがないというか、有難味がないというか。今は無きコレットの、初日から50%オフという潔さがないと行くににならないのだ。

学校が休みの娘に話したら「行く行く!」。クレジットカードには危険だけど2人のほうが楽しい。ソルド開始前の金曜日、半分寝ている娘を叩き起こして出かけた。
毎朝、オペラからOne Nationへシャトルバスが出ている。道が空いていて45分で到着。
ウェルカム・デスクで“パスポート”をもらう。それによると2013年12月にオープン(4年前?知らなかったなんて・・・)、船型の2万4000㎡のスペースに400ブランド。

ソルド前の開店(11時)直後なんで人が少なくて気持ちいい。

パリ・アウトレット One Nation

免税手続きもこのウェルカムデスクで。買ったお店でいちいち手続きするのではなく、合計金額175ユーロから一括で12%の免税手続きができる。
ソルド用製品を禁じているのも特徴。ソルドの時、大量に現れる、どことなくチープなコートや靴、高級ブランドまでやっているから腹立たしい。娘は説明を聞くより、早くお店に突進したい様子。まぁ待て。
プレ・ソルド(1月10日からのソルド価格をいち早く)のリストには、果たして表示価格の40%オフ、50%オフという数字が並んでいる。行きたい店をチェック、「午前中はまず視察しよう」

ギャルリー・ラファイエットのアウトレットはここが初めて。色んなブランドを網羅しているからまずここへ。
フランスでも大人気のマイケル・コースのバッグ。個人的にはもう少し柔らかい形が好きだけど、なるほどグレーやブルーの色が綺麗。定価250ユーロ→105ユーロ。

パリ・アウトレット One Nation

「あなたもこんなにちっちゃくて可愛かったのよ」「今は大きくて憎たらしいって言いたいの?」
6ヶ月しか持たない赤ちゃんの服はソルドでしか買えない。

パリ・アウトレット One Nation

Zadig&Voltaireは上質の素材+ロックなデザインで女優さんにもファンが多いらしい。最初、ザディグとヴォルテールという2人組が作ったブランドと思っていたことは、子供たちに言ったらバカにされそうだ(ザディグはヴォルテールの著書)。
娘はキャメルのメンズコートを試している。コート買うなんて言ってないでしょ。

パリ・アウトレット One Nation

Courrègesも初めてアウトレットへ。2年前に亡くなったアンドレ・クレージュは60年代、宇宙服みたいなミニドレス、コロンと可愛いバッグで未来派ルック旋風を起こした。今また新鮮。
パステルカラーも特徴。350ユーロのバッグが175ユーロ。

パリ・アウトレット One Nation

この辺りで朝から何も食べていない娘が「腹減った、もうダメ、倒れる!」
彼女の視線の先にはガラス張りの明るいカフェ・レストランが・・・(続く)

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パリのYSL美術館はプロローグ

「まずヴィデオをご覧ください」
展示室に入ろうとすると、にこやかな美青年に押し返された。
ヴィデオは、突然のディオールの死でメゾンを任された神経質そうな21歳の青年から引退まで、サンローランの軌跡を主にディアポで綴ったもので、なかなかよくできていた。もう一度観てもいいくらい。
展示スペースは小さくて-美術館になる前にも来たけど、建物は小さい-代表的な服、ジュエリー、デッサンなどがぎゅっと詰まっている。

パリ、YSL美術館

パリ、YSL美術館

一番面白いのはサンローランのアトリエ。さっきまで仕事をしていたような散らかり方で、彼の世界に入ったような気になる。
本棚には日本語の本もあり、思わず手に取りたくなるけど、“境界線”を超えると警報が鳴る。

パリ、YSL美術館

パリ、YSL美術館

ベルナール・ビュッフェが描いたサンローランの肖像画、カトリーヌ・ドヌーヴの写真・・・

パリ、YSL美術館

えっこれだけ?前売り入場券をとるのはけっこう大変だったのに・・・と拍子抜けしたら、最後にまたヴィデオがあった。
ピエール・ベルジェがサンローランとの出会い、YSLの設立、彼らの愛の絶頂期、モロッコ時代・・・2人の歴史を語ったもので、これもなかなかよかった。座席数が少ないので、階段で待たされ15人くらいずつ映写室に入れる。

作品の殆どは、マラケシュの砂漠の中に建てた巨大なYSL美術館に持っていき、狭いスペースのハンディをヴィデオでカバーした、という印象だ。もちろん観て後悔はしないけど。

マラケシュ、YSL美術館
photo: museeyslmarrakech.com

11月、飛行機代の高さに諦めたマラケシュに何が何でも行かなくちゃ!と思わせる、パリの美術館はプロローグ、予告編だ。

Musée Yves Saint Laurent Paris
5, avenue Marceau 75016
入場料:10ユーロ
開:火曜~日曜11h~18h


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Natexpo/ナテクスポはビオ(オーガニック)のエクスポ。nature +expoでこの名前に。食品、ワイン、サプリメント、コスメの850社が出展し、前回(2015)より会場面積も倍近くなった。

Natexpo/オーガニック製品のエクスポ

フランスはヨーロッパではドイツに続いて2位のオーガニック消費国。消費のトップはやはり野菜&果物、次いで乳製品&タマゴ・・・
私が興味あるオーガニック・コスメの消費も毎年前年比+10%と伸びていて、種類、質、パッケージ(以前はダサかった)も向上している。入場バッジももらっていたから、7区でエステサロンをCHICHI Parisを経営している立神詩帆さんと、遥かVillepinteまで出かけていくことにした。

北駅のRERホームで待ち合わせし、「RERって間違うと大変なことになるから・・・」「これはシャルルドゴール空港直行だから次だね」と2人で電光掲示板を確認。
乗って座ったらたちまちコスメの話で盛り上がり、気がついたら終点で車内には誰もいない。Mitry-Clayeという聞いたことのない駅名。
「ヤダ!分岐点で降りるの忘れたのよ!」
B線はAulnay -Sous-Boisで別れる。そういえばさっきアナウンスで「シャルルドゴール空港へはここで乗り換えてください」と言っていた。私たちの目的地Parc des Expositionsは空港のひとつ前なのだ。
「あなたが座ったままだったから、乗り換えなくていいと思ったの」
「私はあなたのほうが知ってると思って・・・」
となすり合っている場合ではない。電車を降りるとホームには駅員の姿もなく雨が降り、若い男子が2人、ぶらぶらしている。
「Parc des Expositionsに行きたいんだけど間違っちゃって、Aulnay -Sous-Boisまで戻らないとダメよね?」と聞くと、当たり前のことを聞くなという顔をされた。ごもっとも。
それにしても電車は空っぽで、発車時刻も表示されないし、前もって取ったアポイントの時間には既に遅れている。なんというドジ。
その時、詩帆さんが、
「去年も同じことやらなかった?」
「・・・そういえばやった」
去年は同じ会場の別のオーガニックサロンに一緒に行って、話に夢中になり、気が付いたら空港だった。
でも去年は一駅戻ればよかったのに、今度はもっと深刻な間違え方だ。
ようやく電車が走り出し、Aulnay -Sous-Boisに着くと、次の空港行きは、
「29分後 !!?」
「タクシーに乗ろう」
ようやくエクスポ会場につき、「どーもどーもスミマセン」とドゥース・アンジュヴィヌのスタンドに行き、新製品を見せてもらう。

100%オーガニックの石鹸、4種類

ドゥース・アンジュヴィヌ


その後、コスメ関係のスタンドは駆け足で見たけど、

Natexpo/オーガニック製品のエクスポ

とにかくメーカーが増えていて、ケアだけでなく、オーガニックのメイクも種類が多くなった。
プロ対象のサロンなんで買えないのが残念

Natexpo/オーガニック製品のエクスポ

食品のほうまでたどり着く前に、「間もなく閉館となります」のアナウンス。
去年もこんな感じだったような・・・
「まったく進歩がない」
と私たちは再びRERに乗り-さすがに間違えず-パリに戻ったのであった。


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半世紀以上前に作られた服なのに、少しも古びず、時代を超えたエレガンス、シルエットに見とれたクリスチャン・ディオール展《夢のクチュリエ》
モードのエキスポはたくさん行ったけど、これほど「盗みたい」と思ったのは初めてだ。
7月あたまにプレスオープニングの招待状をもらっていたのを忘れて、ストックホルムに行っていて、後で気づいて「アホか」と深くガッカリ。
その後2回行って、来年初めの最終日まで「もう一度行くかも」というくらいよかった。

クリスチャン・ディオール回顧展

エクスポはクリスチャン・ディオールの子供時代の写真から始まるが、そこは飛ばして早く服が見たいという人も、最後の告別式のヴィデオだけは必見。モード界の巨匠にお別れを言う黒山の群衆。
今日誰が亡くなってもこんない人は集まらないだろう。彼はフランスモードのエレガンスを世界的に確立した人なのだ。

ディオールはデザイナーになる前、絵画ギャラリーのディレクターだった。《アートとフォトグラフィー》、《パリジェンヌの端正なエレガンス》、《花モチーフの幻惑》・・・などテーマでくくられた服は、アートギャラリーを思わせる展示の仕方。壁に飾られた絵を見て、一緒に行った友人が「ギャッ、これ本物!」

クリスチャン・ディオール回顧展

かと思うと、ミニチュアのドレスやコート、アクセサリーがカラー別に展示されていて、これも盗みたくなる。このエクスポはセノグラフィー(舞台演出)も抜群だ。

クリスチャン・ディオール回顧展

ディオールの服が表紙を飾ったモード誌、全員集合!

クリスチャン・ディオール回顧展

1957年、クリスチャン・ディオール亡き後の後継者たちのコレクション:
21歳でメゾンを任されたイヴ・サンローラン、彼が徴兵され、鬱になって入院し、
1960年にマルク・ボアンが呼ばれる。既にディオール・プレタポルテのデザイナーだった彼は、28年間、オートクチュール・メゾンを仕切る。
1989年、ジャン=フランコ・フェレを任命したのは80年にディオールを買収したベルナール・アルノー。
96年に引き継いだジャン・ガリアーノは、オートクチュール、プレタだけでなく、ブランドイメージも任される。《ポルノ・シック》と呼ばれた煽情的なデザインは-好き嫌いは別として-ディオールの転機になる。ガリアーノが反ユダヤ主義&人種差別発言で訴えられ解雇され、
2012年、ラフ・シモンズが引き継ぐ。最初のコレクションまでの舞台裏を描いた『Dior et moi/ディオールと私』はもう一度観たい映画だ。
2017年、ついに女性登場、マリア・グラツィア・キウリ-。
それぞれの個性でディオールのアイデンティティを表現していて面白い。

なにコレ?自分の個性が前面に出ているガリアーノ

クリスチャン・ディオール回顧展


エクスポのフィナーレはBal/舞踏会。ライトの色が変わる。

クリスチャン・ディオール回顧展

絶対お奨めのエクスポ。
ネットで予約していくと(14ユーロの均一料金)、この長蛇の列に並ばなくて済む。

クリスチャン・ディオール回顧展


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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