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Category : モード・コスメ
以前は、ステーキを食べながら「この牛はどうやって飼育されたか?」なんて考えなかった。
顔にクリームをつけながら「この製品は動物実験されただろうか?」はさらに考えなかった。

「人間は動物を摂取することなく生きるべき」と、卵、乳製品も摂取しないヴィーガニズムはコスメ界にも広がっている。オーガニックが食品からコスメに広がったように。
「動物由来の原料を使っていない。製品、原材料の製造過程で動物実験を行わない」を掲げるヨーロッパのメーカーは2017年100%増、つまり2倍になった:Patyka/パティカ、Urban Decay/アーバンディケイ(ロレアル傘下), Caudalie/コーダリー、ロレアルの新ヘアケアラインBotanicals、Pai Skincare, Maria Nila(スェーデンのヘアケアブランド)などなど。

「動物由来の原料」とは牛乳、ハチミツ、蜜蝋、海洋コラーゲン(魚の皮)、ケラチン、動物の毛(ブラシ、筆用)、ラノリン(羊毛からとった脂肪)などで「えーっ !?」というものはない。時々使うニュクスのレーヴ・ド・ミエルのリップバーム、“蜜の夢”というぐらいでハチミツが入っている。
クラランスでは、まだ使われている唯一の動物由来が“カイガラムシの粉末”からできる深紅色。ロレアルは、動物性グリセリンとケラチン。どちらも「早急に植物性のものと取り替える」
「ひぇーっ!」と思うのはヒトの骨髄幹細胞やプラセンタエキス。ヨーロッパでは禁止されたけど、コスメサロンで見たし(確か台湾のメーカー)、日本のアマゾンで売ってない?

「動物由来の原料不使用」は、もちろん効き目とは関係ないけど、動物保護・権利を叫ぶ声が大きくなっている今日(いいことだ)、ブランドの倫理、モラルの問題だ。最近、肉屋が何件かヴィーガンに襲撃されてニュースになった。
「動物実験」は、欧州連合で2013年から禁止されている:動物実験した製品は販売、輸出してはいけない。問題は“動物実験が義務づけられている製品がある”中国。ヨーロッパブランドたちは、中国に売らない(まさか・・・)か、中国のディストリビューターが現地でテストする、の選択を迫られるとか。
動物実験ってアレルギー反応とかだろうけど、ネズミの顔のシワが減ったとか、年齢より若く見える、とかも見るんだろうか、とバカなことを考えるアタシ。


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オーガニックコスメと筆

小笠原さんはオーガニックコスメ、ドゥース・アンジュヴィヌの愛好者 。シワ伸ばしとかシミ取りの即効性はなく、皮膚の自然能力をジワジワ回復するオーガニックと、筆2本でリンパのツボをマッサージする小笠原さんの“気が合った”のも考えてみればロジックだ。
「毎日顔につけているものがどうやって作られているか見てみたい」と、受講生の方も一緒に、ロワールのほとりにあるドゥース・アンジュヴィヌの薬草園&ラボを訪ねた。

バイオダイナミック農法で作られた庭。その原則は、季節や月の満ち欠け、採取のタイミングを守り、あまり干渉しないこと(子供と一緒じゃない!)そして、植物は植物で治療する・・・

ドゥース・アンジュヴィヌ薬草園

ちょうど小笠原さんが、
「バラは害虫がつくでしょ。どうやって退治するんですか?」と尋ねた。切り花しか触らない私には思いつかない質問だ。
ブランド創立者のミッシェールのお答えは、「イラクサの“煎じ茶”」
雨水にイラクサを10日~15日間漬け込んだ液体は、殺菌効果だけでなく、寄生虫や病気への抵抗力を増す。このイラクサ水をバラに限らずすべての植物の葉や根っこにかけてあげるそうだ。

庭には、野性すみれ、パープルコーンフラワー(ムラサキバレンギク)、芳香クマツズラ、オトギリソウ・・・などが同棲している。名前と顔が一致しないけど。

ドゥース・アンジュヴィヌ薬草園

去年の夏に摘んだ野性ラヴェンダーを準備する研修生。
この小さいラボで作られる美容液がヨーロッパ中、そして日本まで送られる。

ドゥース・アンジュヴィヌ

見学のお礼に、小笠原さんがミニ筆リンパマッサージを。
まず大御所ミッシェールに。

ドゥース・アンジュヴィヌ

施術のインストラクター、ソフィは「ああ、気持ちよかった!」

ドゥース・アンジュヴィヌ

2人とも喜んでいたけど、それは単なる“儀礼的”なものではなかった。後日ソフィから、
「あの筆の感触が忘れられない。ドゥース・アンジュヴィヌの施術に使いたいと思うけど可能だろうか?」
ほほう !凍りコンニャクや米ぬか袋を現代版にした「まかないコスメ」のように、熊野の筆がフランス上陸か?
日本の伝統がこの国でも受け継がれるのは嬉しいことだ。

ただし、この筆はリンパマッサージのために考案・特注されたものなので、研修が必要。一朝一夕には使えないのだ。ソフィさん、日本まで行って研修受けて!


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魔法の筆

整形・ボトックス・スレッドリフトVS自然&オーガニックコスメ・マッサージ・・・エイジングケアはどんどん二極化している。
私は断然、後者だけど、今まで“つける”だけだった。
しかし。マッサージとか顔ヨガで顔を運動させたほうがいいのでは?そういうことを毎日やっている人の肌や輪郭が文句なく綺麗だからだ。大いに説得力あり。
エステティシャンで顔ヨガ講座も開催している立神詩帆さん、会うたびに「あたしも何かしなくちゃ」と思うし、筆リンパマッサージの小笠原実穂さんも然り。
フランスでは大学生で通りそう。実は高校生のお嬢さんが2人。

筆リンパマッサージ 小笠原実穂さん

小笠原さんは、ヨーロッパに昔からあるマニュエル・リンパドレナージュとベトナムのディエンチャン反射療法の資格を取り、施術をされていた。
ある日、カリグラフをしていた彼女は「筆を使ってリンパマッサージをやったら・・・?」
試してみると、手でするより均一の強さでマッサージでき、顔の繊維を傷つけることがない。手が疲れない。肌触りがよく、筆の柄の先でツボを押すことができる・・・

小笠原さんは広島出身、広島の熊野は江戸時代から筆の産地で有名だ。地元の筆会社と試行錯誤してマッサージ用特注の筆が誕生した。同時に小笠原さんは、筆凛波®︎(筆リンパ®︎)という独自のメソッドを開発。

筆リンパマッサージ 小笠原実穂さん

2014年、マレのギャラリーで筆リンパマッサージのイベントをきっかけに、フランス人にもファンができた。それ以来毎年2回、受講生も一緒に施術をしに来られる。
私は2年くらい前、小笠原さんに「フランスのオーガニック傾向の話をしていただけますか」「私でよければ」とお受けしてお知り合いになった。

筆リンパマッサージは、実は懐疑的だった。「一年に1回か2回やって効果があるものか?」そういうこと言ってるから何も始められない。受講生の方たちの肌も綺麗だし、今回やっていただくことに。

最初、筆の柄の先であちこちを軽く押すと痛い場所がある。「イテッ」と言うと「目が疲れてる」「ここは胃腸」と小笠原さんが説明してくれる。筆の柔らかい感触を感じていると、半分眠っているような、意識はあるのに自分の寝息が聞こえるような、それは不思議な感覚。気持ちいい。
1時間半があっと言う間で、「はい、終わりました」と言われたときは、現実に引き戻された気分。「え、ここはどこ?」

「あら、たかこさん、顔が変わってる」
と言われ鏡を見ると、おお!よく眠った朝の顔、何より輪郭が引き締まった感じ。日本人はシワはあまりできないけど、重力には勝てず、気になるのはたるみだ。
リンパドレナージュだから毒素を排出し、循環がよくなった結果?
「この顔、どのくらい持つんですか?」
「2日間」
2日間でどこに行こうか?誰に会おうか?と焦る私に、小笠原さんは、
「自分でもできますから。こうやってシュッシュッと朝晩2~3分でいいんです」と両手に1本ずつ筆を持ち、鼻の脇から耳に向かって、何回か撫ぜる感じ。その後、耳の付け根から首に向かって降ろす。

筆リンパマッサージ 小笠原実穂さん

自分でやるマッサージ用に作られた筆。毛先のカットが微妙でフォルムが美しい。

fude560.jpg

ほんとにそれだけ?
簡単じゃないと続かない。顔ヨガ(けっこう難しい。できない顔がある)は三日坊主だったけど、今度は続けられるか?・・・

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毎日シャンプーはなぜ悪い?

この国で「髪を毎日洗っている」というと99%の人が「それはよくない」と言う。「今にハゲになるわよ」
「日本では朝晩シャンプーしている人もいる」なんて、信じないだろうから言わない。

なぜよくないかと言うと、皮脂は髪を保護し、保湿する。皮脂を取り過ぎると頭皮は自己防衛でもっと皮脂を出す。もっと頻繁に洗いたくなる・・・という悪循環。髪を痛めるだけではなく、ますます脂っぽくなる、という頷ける理由(一度もシャンプーしていない猫の毛の艶を見よ!)
ヘア専門家の中には「カシミアのセーターを毎日洗ったらどうなると思います?」という人もいる。

コスメやメイクの記事を読みまくっている娘は、1週間髪を洗わないという“ケア”をやった。
ポニーテールにしていたからそんなに目立たなかったけど、最後にはかなりベッタリしてきて、よく我慢できると感心。
その甲斐あってか、3日に一度のシャンプーで済むようになったとか。私はショートだからすぐにペチャっとなる。2日に一度が限度だ。
娘によると、コーヒーの出し殻が皮脂の正常化に効果がある。自然素材だし、どうせ捨てるもんだから、と試してみた。
シャンプー少々に混ぜないとパラパラしてつけにくいし、バスタブが出し殻だらけになるので一度でやめた。

一方、毎日洗うのは必ずしも悪くはない、要はシャンプーの量と洗い方による、という専門家もいる。
まずブラッシング(やってない!)して髪を濡らし、少量のソフトなシャンプーを毛根につけ、強くマッサージせずに洗う(やってる)。その後、十分にすすぐ、水ですすぐのが理想的(寒すぎ)。

そういえば日本ではシャンプーと対になっているリンスが、フランスでは一般化していない。ヘア製品の老舗René Fuetererのサイトにヘアマスク、ヴィネガー、オイルはあっても、おから入りシャンプーまであっても、リンス/Après shampooing はない。

おから入りシャンプー

私も使っていないけど、不思議といえば不思議・・・


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増える中高年男子の整形

この15年で30%増というから、大騒ぎするほど増えているわけではないけど。
パリで整形&エステティック外科をする某医師によると、ピークは40-50歳:「疲れた顔に見えたくない」。
60-75歳:まだまだ元気というのを見せたい。若い女性と再婚し-彼女の連れ子も若いから-“おじいちゃん”と呼ばれないように。あるいは、仕事を続けたいから、それに相応しい外見を保ちたい、という理由。
「もう一花咲かせたい」という理由も絶対あると思うけど、どうやら言わないみたい。
年齢に拘わらず「整形したことがわからないように」という要望だそうだ。

増えるフランス中高年男子の整形
photo:figaro madame

ではどこをどう整形するか?
40-50歳には、ボトックス少々(そういえばここ数年、ボトックス顔の男を見かけるようになった)と目。男性は目じりのシワ、垂れてきた上瞼をはあまり気にしないけど、目のクマ、垂れ下がりは直したがる。
約一週間の皮下溢血班(青あざ)+4000ユーロ。
くすみ、シワにお悩みの男性には脂肪のマイクロ注射が、顔はデカくならず、にツヤを与える。6日間の顔のむくみ+4000ユーロ。

60歳以上の年長組にはリフティング。男性は皮膚が厚めなので上手く行き、耳の中の傷跡も目立たない。ただし治癒には女性より時間がかかる、特に65歳以上は色んな薬を飲んでいる人が多いため。
3週間のむくみ+約1万ユーロ。

体型も直したい
アルコール、ソーセージやパテの豚肉加工品、チーズを減らし、スポーツをすることでお腹の脂肪は減らせる。が、問題は腰の脂肪。フランス語ではpoignées d’amour/愛の一握りという可愛い名前で呼ばれているけど、なかなか落ちてくれず可愛くない。

増えるフランス中高年男子の整形

ミニ脂肪吸収が効果的。
一か月の青あざ、コルセット着用+4000ユーロ
男性もなかなか大変なのね。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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