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Category : グルメ・レシピ
お金持ちになるというレンズ豆は、豚肉やソーセージと組ませることが多く、Petit salé aux lentilles (塩抜きした豚肉の塩漬けとの煮込み)Lentilles morteau (モルト―ソーセージとの煮込み)など、ビストロメニューにもある。
でも個人的にソーセージが好きじゃなく、豚の塩漬けは塩辛すぎるので、私は他の物と組み合わせる。

一度レストランで“鮭のグリル、レンズ豆を添え”を食べたら美味しかったので魚と組ませたり、ロールキャベツの付け合わせにしたり。うちの家族(特に子供たち)はロールキャベツだけだと「軽すぎる」と言うのだ。

写真は不味そうだけど・・・

ロールキャベツ&レン豆

レンズ豆はタンパク質、鉄分が豊富。産院で出産の翌日、レンズ豆が出たのを思い出す。

作り方はいたって簡単。
[材料]
乾燥レンズ豆:250g
ニンジン:大1本
玉ねぎ:中1個
ニンニクひとかけ
チキンブイヨン1個

①ニンニクはみじん切り、玉ねぎは粗みじん切り、ニンジンは5㎜くらいの輪切りにする。
②やや厚手の鍋にサラダオイルを熱し、①を入れさっと炒める。
③そこへ水洗いした乾燥レンズ豆を入れてよく混ぜ、ヒタヒタより少し多めの水とブイヨンを入れる。
④蓋をして中火で約20分。味見してレンズ豆がアルデンテだったら、少し水を加え、塩加減をみて、更に7-8分煮る。

ブイヨンの代わりにポトフ―の煮汁(冷凍しておいた)を加えるとよりコクが出る。
カイエンペッパーを小匙1入れても美味しい。

この日は、オードヴルに野菜のグリルとツナのサラダ。
ピカールの野菜グリルミックス(ナス、ズッキーニ、ピーマンのグリル)をオーブンかフライパンで解凍。

ピカール野菜

パラパラ塩をふり、ツナ缶(オリーヴオイル漬け)をほぐして散りばめる。
最後にエルザおばさんのイタリア土産、バルサミコソースをぐるりと振りかける、それだけ。

リュリュがツナを狙っている・・・

ピカールレシピ


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夕食の準備をしているとこへ立ち寄った友達が、レンズ豆を見て、
「ロト(宝くじ)を買うの?」
「??」
彼によると、レンズ豆を食べると宝くじに当たるという言い伝えがあって、彼の奥さんは毎月ついたちにレンズ豆を煮るそうだ。
「確か出典は旧約聖書だ」と夫。
旧約聖書の時代にロトなんかあるわけないでしょ、と調べたら、こういうことだった:
イサクとリベカには双子の息子、エサウとヤコブがいた。ある日、兄エサウが狩りから帰ってくると、弟ヤコブがレンズ豆を煮ていた。
「腹が減って死にそうだ、それを食べさせてくれ」とエサウが頼むと、ヤコブは、
「長子権を譲ってくれたら食べさせてやる」(ただしこの会話は私の想像)

レンズ豆 聖書

エサウはあっさりと弟に長子権、つまり相続権を譲ってしまう。この時代は長子が親の財産を受け継ぐことになっていた。
あまりにも損な取引。
お腹が空きすぎて頭が働かず、レンズ豆と相続権を秤にかけられなかったのか?
親から大して相続するものがない、と思っていたのか?
とにかく。この逸話から『レンズ豆一皿で魂を失う』という表現(知らなかった)が生まれた。

そこから派生して、『レンズ豆を食べるとお金持ちになる』と言われるようになり、イタリアでは元日にレンズ豆を食べるそうだ。
それがさらに変形して、『レンズ豆を食べると宝くじに当たる』になったらしい。
変形し過ぎ・・・でもレンズ豆を作ったからには宝くじを買うべきだろうか?


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研修ごはん

午前中の研修が終わると-まず先を争ってトイレに行き-ケータリングのお弁当が用意されていて、昼食タイムになる。
今年はGalerie Culinaire(料理ギャラリー)という会社のランチボックス。最近の傾向を反映して軽めで一部オーガニック。

鶏の胸肉グリル+キノア。オードブルは、写真では「セロリの辛子マヨネーズ和え」だけど、私たちのはクリームチーズのムース(のようなもの)にサイコロ切りのニンジントッピング、すべて冷製。カマンベールにデザートはブリオシュだった。
下に小さく「豚肉なし」と記してあるのは回教徒が多いから。

ギャルリー・キュリネール、ケータリング

翌日はサーモンのグリル+クスクス(セモリナの粗挽き)、オードブルはポワロ葱のヴィネグレット、カマンベールにデザートはプラリネのムース。
こちらは「豚肉なし」に加えて「直前に調理」マーク(でも冷製)。

ギャルリー・キュリネール、ケータリング
photos:galeire culinaire

そう、飛行機(エコノミー)の機内食に限りなく似ている。ワインがない代わりにパンとカマンベールはオーガニックだ。
サーモンはふつうのビストロの半分くらいで、全体的に軽め・・・なのに、周りを見ると、オードブル+メインを全部食べた人は私ぐらいだった。
日本人のほうが少食なのは確かだけど、習慣の問題もあると思う。よく食べるフランス人の友達がラーメンを食べきれなかったりするものね。

毎年、Bateaux Parisiens/バトー・パリジャンのディナークルーズがある。バトー・ムーシュよりワンランク(2ランク?)上で、窓が大きく、船主近くは天井まで窓になっている。
コースはエッフェル塔を出て、BnF(フランソワ・ミッテラン大図書館)まで行き、Uターンして戻って来る。
バトー・パリジャンのディナーは(研修のお陰で)3回か4回目。

バトー・パリジャン

オードブルには必ずフォアグラが出る。写真ではフォアグラ+カニのカクテルだけど、私たちのはこの2倍くらいのフォアグラにマンゴーチャツネ。

bateaux parisiens diner1

周りを見回すと全部食べる日本人は皆無。という私も3分の1で十分。食べ物を捨てるのが嫌いなワタシは、いつももったいない!とため息が出る。

メインはスズキのグリルにエシャロットと貝のソース。美味しいけど野菜の付け合わせが全くないのが不思議。
ま、ご馳走になって文句を言ってはいけません。

bateaux parisiens diner

この後にチーズとデザート(オペラ)が出た。

後でHPを見たら、このバトーの席は船首に行くほど高く、なんと私たちは一等席にいたことが判明した。
料理も席で異なり、後ろの方の窓側でない席が一番安い。
“一等席”メニューはアペリティフとデザートにシャンパン、その間は赤白ワイン、お値段はひとり205ユーロ。
ご馳走さまでした!


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また日本が一位!

ご馳走のシーズン、シャンパンのシーズン。ラジオにモエ・エ・シャンドン社長さんが出ていた。
ブランドの歴史は18世紀初めに遡る。
エペルネーのワイン仲介業者、クロード・モエは「こんな美味しいものを地方特産品にしておく手はない」とシャンパンをパリに出荷し始める。1743年にはメゾン・モエを創立。
1792年、クロードの孫、ジャン=レミ・モエが後を継ぐと、事業は拡大し始める。
1833年、ジャン=レミの娘婿、ピエール=ガブリエル・シャンドンがビジネスに参加し、モエ・エ・シャンドンと改名。市場はヨーロッパ、次いで世界中に広がる。
ロベール=ジャン・ドゥ・ヴォゲ社長の時代にシャンパン・ルイナールを買収(1962年)、次いでメルシエ(1970年)。
シャンパンに留まらず、パルファン・クリスチャン・ディオールとコニャック・ヘネシーを買収(1971年)し《モエ・エ・ヘネシー》の名前になる。
1987年にルイ・ヴィトンとフュージョンし、LVMH (Louis Vuitton, Moët, Hennessy)の柱石が出来上がる。
このドゥ・ヴォゲという人はベルナール・アルノーに負けず劣らず商才に長けていたようだ。

今日、年間3200万本のシャンパンを生産。ブドウ畑は1200haで、生産量の25%のブドウしか収穫できない。そこであちこちからブドウを買ったり、ブドウ畑を借りたりしている。
夫の実家はもともとシャンパン製造業。義父は脱家業で大学の先生になったけど、ブドウ畑は持っていて、モエ・エ・シャンドンに貸している。賃貸料はもちろん、毎年クリスマス時期にシャンパンが1本送られてくる。

モエ・エ・シャンドン

さて3200万本のうち、国内消費はわずか10%。輸出国のトップはなんと日本。
「なぜ日本?」という質問に、「クオリティがわかる国民だからです」とモエの社長さん。
お風呂でインタビューを聞いていた私は「そりゃそうだ」と得意な気分になる。

ミレジメの年しかシャンパンを作らないサロン/Salonというブランドも輸出国1位は日本だ(そのインタビューもお風呂で聞いたような)

では、日本人はフランス人よりシャンパンを飲んでいるか?
それはないはず。確かにブランドシャンパンの消費は日本のほうが多い。フランス人はオーブ地方の、小さい生産者が作る20ユーロくらいのシャンパン(なかなか美味しい)を多く飲むんだと思う。
よく言えば、”質と値段の関係”にこだわるから。はっきり言えばケチ。

駆け足で過ぎた2019年。今年もたくさんの方に読んでいただいてありがとうございます。
読者の方の何人かにパリでお会いできたのも嬉しい体験でした。
どうぞよいお年をお迎えください。


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クリスマスの投票

毎年、クリスマスのプレゼントを「いつ交換するか?」が大問題となる。候補は:
①アペリティフの後
②デザートの前
「投票で決めよう!」とベジタリアン甥のオリヴィエが立ち上がる。
彼はサンフランシスコのAppleに勤めていて、タイ人の彼女と一緒にパリに来ている。つまり我が家のアジア勢力はますます大きくなっている。
話を戻し、投票。投票者は7人。
「みなさん、目を瞑って」(人の意見に影響されないため)
「①に賛成の人」(オリヴィエが数える)
「②に賛成の人」(同上)
結果、アペリティフの前、すぐにプレゼントを見たい、という人(私も含め)が優勢。

「ちょっと待って、意見が変わったんだけど」とワタシ。
「ワタシも」と義妹。
「じゃもう一度投票」
その結果、同点引き分け!

「ではこうしましょう:まず①に賛成の人がその理由を述べ、次に②に賛成の人が理由を述べる。その後で投票する」とオリヴィエ。
Appleでは重大事項をこのように決めているんだろう、と思わせるイニシアティブ。

①の賛成理由は推して知るべし:早く開けたい、デザートまで待ちたくない、という主観的なもの。
②に乗り換えた私の理由は、
「羊の脚がもうオーヴンに入っているから、今から交換始めたら冷める。さらにデザートの前に、消化のためのポーズをおいたほうがいい」
すなわち、料理のタイミングと胃のことも考慮した意見だったにも拘わらず、①が勝った。

大体、フランス人は「デザート用の第二の胃」(日本語の別腹)を持つので、2番目の理由は完全無視された。

プレゼントは、TVシリーズのDVD、本、マフラー、チョコレート、香水・・・なんだけど

2019年クリスマスの食事

やつらおしゃべりだから、いちいち説明が長く、第一投票に30分かかったので、羊ローストは冷めてしまった。まあいいか。

人間たちがプレゼント騒ぎをしている間、フォアグラの瓶の番をするタマ

2019年クリスマスの食事

心配したテリーヌも評判が良くめでたしめでたし。

2019年クリスマスの食事

小さい頃は”ポテコ”と呼ばれた娘作のサツマイモとポテトのグラタン。

2019年クリスマスの食事

+グリーンアスパラとキノコのステー。付け合わせを3つも作ったのはベジタリアン甥のため。

ビュッシュは義妹が買ってきたル・ノートル。「2つも!?」とびっくりしたけど、2つ目の胃にほぼ収まったのでした。

2019年クリスマスの食事

というわけで、飽食と消費の、時代に逆らうイヴであったけど、一年に一度だもの、いいですよね。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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