Category : 子供・猫・家族

シュールな人違い

夏休みが4か月もある娘は、アングレームで運転免許を取ると言い出した。パリの教習所みたいに待たされないし、交通量は多くないし、楽勝であろうと。ふむふむ。
東京の教習所で毎日のように車をぶつけ、「あんた、外に出たら一日にひとり殺すよ」と教官に言われて諦めた私は、その日以来、運転できる人を自動的に尊敬してしまう。つまり尊敬する人数がすごく多い。
だから娘の話を聞いて「また尊敬する人がひとり増えるわね」。

こんな感じで、法規はネットで勉強できるので、

notre-pedagogie-cours-code.jpg

登録しようと、娘が申込用紙や身分証明書のスキャンをメールで送ったところ、
「拒絶された!」
「なんで?」
「“あなたは既に免許を持っています”だって」
ITシステムの間違い?
「『持ってない』とメールを送っても返事は来ないし、このサイト、生きた人間と話ができないようになってるの」と娘。
「新しいメールアドレス作って試してみるとか?」

ようやく問い合わせの電話番号が見つかり、10分以上待たされてようやく“生きた男子”が出てきた。
「“そんな話は聞いたことがない”って驚いてた」(しょっちゅうあったら大変だ)
「で、どうすればいいって?」
「調べてみるって」
いい加減な返事に不安を感じた娘は、翌朝また電話。電話の応対は午前中のみ朝7時45分から。
「一番乗りしようと7時40分からかけ始めたら一発で出た。まあ聞いてよ」と娘。
なんと娘と同姓同名、生年月日まで一緒の女の子がフランスのどこかにいて、その子は既に免許を持っている!
「シンジラレナイ!」
うちの娘は世界にひとり、と思ってたのに。同じ名前はあり得るけど、同じ年の同じ日に産むなんて!親の顔が見たい。

そういえばAdam Biroという名前の友人が、自分の名前でメールアドレスを作ろうとしたら、すでに3人の同姓同名がいて、アドレスはbiro4になった。
「こんな珍しい名前は世界にひとりと思っていたら」と憤慨していた。
それにしても2つ目の名前が違い、住所も違うのに、なんかアバウトな情報処理。でもめでたしめでたし。


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猫が4日食べないと・・・

まずリュリュがご飯を食べなくなった。
食べること、寝ることが2大活動である猫が食べない、というのはよほどのこと。外でなんか悪いモノを食べた? 
よく観察していると、硬いキャッツフードが食べにくそうな様子なので、もしかして口内炎?ムース状のキャッツフードを買って与えたらこれは食べるけど、いつもよりずっと少なく、グッタリしている。

リュリュ

2日後、今度はタマがご飯を食べなくなった。ムースも、いつもは狂喜する缶詰のサーディンも・・・何を勧めてもプイと横を向く。
寝てばかりいて(これはいつものことだけど)、やたら膝に乗って来る。夫の膝に乗ったとき「これはヤバい!」
猫が人懐っこくなるのは自分が弱って保護を求める時、というから、8年間、一度も乗ったことのない夫の膝に乗るというのはふつうじゃない。
タマの“飼い主”である娘はアングレームにいるので知らせず、土曜日、夫と2人で獣医さんに連れて行った。
アナイスが同じ籠に入れられて2度と帰って来なかった日から、タマは籠に入るとパニックになる。道中ずっと鳴き続けるので「タマ、大丈夫」「もうすぐ着くよ」「その後、おうちに帰ろうね」と言い続けた。全然聞いてなかったみたいだけど。

私もドキドキした。アナイスのように癌であと何か月、なんて言われたら・・・
獣医さんがあちこち触ったり、血を採ったりしてもタマはおとなしくて、獣医さんに飛びかかって負傷させたアナイスとは性格が違う。

お腹にあるのは脂肪の塊で腫瘍ではなく、血液検査の結果、肝臓も腎臓も膵臓も正常と聞いて、私は心からホッとした。
「ただし」と獣医さん。
「白血球が減っている、ということはヴィールス性の病気に罹ったということ」
「ヴィールス性の病気?」
「そう、私たちがインフルエンザに罹るみたいに。でも何の病気かはわかりません」
想像するに、リュリュがどこからヴィールスをもらってきて、それをタマにうつした。若いリュリュは早く立ち直り、タマのほうが重かった。
重いといえば、タマは体重を減らせと言われているので、
「数日食べなかったら少し痩せるのでは?」と言ってみたら、
「猫が4日食べないと肝臓が肥大して、フォアグラみたいになります。それで死ぬ猫もいるんですよ」
「!?」
「とにかく美味しいもの、好きそうなものをあげてください」
猫が4日食べないと命にかかわるなんて知らなかった。
フォアグラにはなりたくない、というようにタマはその日の夜から食べだした。

そして、「ああ、ちゃんとうちに帰れた」とホッとしているように見えた。

タマ

追伸:5月14日(月)夜9時、日本TV『深イイ話』に出ます。自分を画面で見ると「穴があったら入りたい!」ですが・・・そう、タマも登場します。リュリュは出演拒否でした。お時間あれば。


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猫の秘密の庭

真夜中近く、「リュリュがいない!」
「最後に見たのはいつだ?」と夫。
8時過ぎに「腹が減った」と呼びに来てご飯をあげたのが最後だから、もう4時間もいない。
うち中探し、戸棚は全部開け、窓から屋根も調べた。屋根といっても四方が壁でどこへも行けない閉鎖屋根だ。

こういうこともするので、キャディの中も見た。

リュリュ

一方タマは、娘がアングレームから帰ってくると、スーツケースやリュックに入って「もう行くな」

タマ

子供たちは「猫は必ず帰ってくる」と言い、夫は「もうパジャマだから」と誰も動こうとしない。タマも知らん顔なので、私はコートを着て探しに出た。

私たちの住む建物は4棟からなっていて、それぞれ別の階段がある。夜中の零時。静まり返った階段を、小声でリュリュと呼びながら上り下りした。全部で14階分・・・ゼイゼイ。
猫の鳴き声はもちろんテレビの音もしない。

午前1時。あの黒白のヘンな顔をもう見ることがないんだろうか?と絶望して、疲れてベッドに入った。

Youtubeに見入るリュリュ

リュリュ Youtube

リュリュ Youtube

眠れないので本を読んでいたら、屋根に面した窓を爪でひっかく音。飛び起きて見ると黒白の毛皮が見えた。
「リュリュ!!」
身体は冷え切って、ヤレヤレという顔で帰ってきた猫は、取りあえずガツガツご飯を食べた。
あなた、5時間以上どこで何してたの?屋根はさっきくまなく見たのに。

翌朝、屋根に上ってみた。足がかりがないので、いくら猫でも上階の窓には飛び移れない。上の階に猫を飼っている人はいないし。秘密の隠れ家もない。
不思議不思議・・・
子供たちの「猫は絶対帰ってくる」説を信じるべき?


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猫の教育、猫の役割

「ちょっと !! そんなとこに座り込んで!アンタたちのご飯じゃないの」

猫たち

「猫嫌いの人が見たら卒倒するでしょ!」

猫たち

「やめろ!お皿の上で取っ組み合いするなって!」

猫たち

「さっさと降りてよ」

猫たち

日曜日、夕食に来る人を待っていた時。洗面所でアイラインを修正していた隙に、こういうことになっていた。
いつも同じキャッツフードなんで、他のものが食べたいという気持ちはわかるけど。
クリスマスには、羊の脚を2匹でどこかへ運び去ろうとしていたのを危機一髪で阻止した。翌朝のために買っておいたパン・オ・ショコラが無残な姿で発見されたこともある。夜中、暇にまかせて何をやってるんだか。

そして水。タマは水道の蛇口からしか水を飲まない。新鮮さにこだわるってこと。誰かが洗面所にいると「水!」と鳴き、その誰かはしばしば蛇口を閉め忘れる。
「もったいない、エコロジックじゃない」と娘が言い出し、
「フォンテーヌ(水飲み器)を買えば?」と息子も賛同し、
ちゃんと飲んでくれるかね・・・と思いながらこれを買った。タンクの中にフィルターが入っていて、浄化された水が循環する。
フィルター3個つきで約40ユーロ。

猫の水飲み器

おお!タマはすぐに飲んだ。

タマ

「ナンだ、コレ?」懐疑的なリュリュ

リュリュ

昔、長い航海に出るとき、猫を1匹、船に乗せたそうだ。船員たちの悲しみや怒り、イライラを猫が吸い取ってくれるから。
食べて寝ているだけに見えるけど、猫たちはうちの家族の鎮静剤になっているんだろう、きっと。


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一位は子供たちからの贈り物

プレゼントは選ぶほうが楽しいと思っていたけど、今年のクリスマスはもらって嬉しいものばかり。

「いつも音楽を聴いてるから」と、スマートフォンに繋げるJBLのエンクロージャー。もらってから手放せなくなった。

cadeaux.jpg

『Tokyo Vice』は、上智を出て読売新聞社会部の記者になったアメリカ人、ジェイク・エーデルスタイン著のサスペンス。同じ大学を出て、私が小さいときに亡くなった父が勤めていた新聞社の記者、というだけで親近感がわくじゃない。
小説の主人公は本人で、日本の“闇の部分”に関心を持った“ガイジン”記者の“ぼく”が、ヤクザ山口組の親分に関する特ダネを掴んだ。それを知った組から「記事を消さなければアンタを消す」と脅されることになる。
Wikipediaで見る限り日本語版が出ていないのは、山口組の圧力だろうか?
子供たちからの2点はピッタシ私向きの選択だった。

もうひとつ、娘が選んでくれたのはリアナのメイクコレクション、Fenty Beauty の口紅。

リアナ Fenty beauty
photo: teenvogue

どんな肌の色にも似合うルージュ、と一色だけ。色もテクスチャーも舞子さんがつける紅のようだ。
おちょぼ口なら似合うだろうけど、「あなた、口紅の消費量が多くて大変ね」とからかわれる私がつけると大変なことに。
「じゃアタシがもらう」と娘がつけたら彼女にも赤すぎ。
2人でさんざん試したあげく、娘はクリネックスで指紋を拭き取って「〇〇の誕生日のプレゼントにする」

義妹に“贈らせた”のはAgnelleの手袋。
1937年創業の手袋ブランドで、デザインも色も、従ってお値段もワンランク上で憧れていた。

agnelle 手袋

色物にも惹かれたけどボタンの並んだ黒に。

agnelle 手袋

猫たちがもらったのはレーザーポインターと羽毛。食べては寝ているので運動不足解消に。
アナログのほうが意外と受けて、羽が半分くらいむしられた。

chats noel

クリスマスの1週間後に年が変わるのは毎年同じなのに、毎年「えっ?もう?」と思ってしまう。
“年越し定番”の友人夫婦6人と寄せ鍋を食べ終わった当たりで2018年になった。この人数だとボナネ!とキスをし合うのに時間がかからない。
・・・ということで
Bonne Année 2018 !
平穏で良い年になりますように。
また1年、読んでいただけたら幸いです。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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