Category : 子供・猫・家族

猫とエンドウ豆姫

工事の穴は塞がったものの、セメントが乾いてから床板を敷きなおすのが残っている。セメント乾くのに2週間かかるので、居間にはまだ段ボールが並び、クッションが積み重なっている。
そこが猫のお気に入りの寝場所になった。

タマが寝ていたのに・・・

タマ

間もなくリュリュがゲット

リュリュ

「エンドウ豆姫みたいだ」と夫。
「ナニ姫??」
聞いたことがなかったこのアンデルセンの童話は、日本では『エンドウ豆の上に寝たお姫様』:
あるところに、本当のお姫様と結婚したい王子様がいた。彼は世界中を駆け巡り“本当のお姫様”を探す。お姫様はたくさんいたけど、みんな何かが足りなくて、王子様は失望してお城に戻った。
ある嵐の晩、ひとりのお姫様がお城の扉を叩いた。びしょぬれで、髪から雨のしずくがポタポタ落ちていたが、彼女は“本当のお姫様”であると主張する。
「確かめましょう」と王妃は、ベッドにエンドウ豆を一粒置き、その上に敷布団20枚+羽根布団20枚を積み重ね、お姫様の寝床を用意した。

エンドウ豆の上に寝たお姫様

さて翌朝。よく眠れたか?と自称”本当のお姫様”に尋ねると、
「ほとんど一睡もできませんでした。なんだか知らないけどベッドに硬いものがあって、身体中青あざだらけです」
20枚の敷布団+20枚の羽根布団を重ねてもエンドウ豆を感じるなら、彼女こそ本当のお姫様!王子は彼女を妻に迎えた。

何が言いたいだかよくわからん話だけど。第一、そんな過敏な人と結婚したら、毎日ラクじゃない。
とにかく。うちの2匹が本当の王子様(オスなんで)かどうか知らないけど、場所取りで叩き合いをするほどお気に召している。
「工事の後もこのままにするか」
「美しくはないけどね・・・」


ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村


スポンサーサイト

週末ユースホステル

アイルランドに留学している娘の親友エマが冬休みで帰ってきた。彼女の実家はパリから遠いので週末うちに泊まり、エマの彼も一緒に泊まり、娘の彼も来ていたので、朝(と言っても昼頃)若者が次々に現れるのでびっくりした。

エマの彼はコートジボワール出身、娘の彼はフランスとコートジボワールのハーフ(肌はカフェオレ色)、娘は日仏ハーフでエマは伊仏ハーフ・・・4人並ぶと、まるでベネトンの広告「ユナイテッド・カラー」でいい感じ。

benetton12.jpg

色とりどりの若者たちはよく食べるので、たちまち冷蔵庫は空っぽになる。なんだかユースホステルのおかみさんになったみたい。「晩ごはんうちで食べる人、手を挙げて!」
夫が真っ先に手を挙げる。
「あなたには聞いてない」

エマがアイルランドに留学しているのはエラスムスという制度のお陰。30年前にできた『EU生涯学習計画』の一環で、欧州連合29か国+欧州経済領域3か国の間で、交流、留学ができるようになっている。
パリ大学で英文学・英語を専攻しているエマは願書を出してエラスムスの奨学金をゲットし、9月からダブリンの大学に行っている。
「物価は安いし(家賃は別)、町を出ると自然が広がってるし、何より人が感じよくて親切。スーパーのレジの女性が“元気?”とか聞いてくるの」
「 !?」
同じモノプリに20年通っているのに、文句以外言われたことがない。
概して、フランスを出たフランス人は、よその国の人が親切なことに驚き(日本が1位?)自分たちが感じ悪いことに初めて気づくのだ。

ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村


必ず待たされる。うっかり時間通りに着いたら、果たして「すぐ着く!」のSMS。
“すぐ”とは?10分?15分?今どこにいるのかもわからん。意味のないメッセージ。
「どこにいるの?」「ナシオン」
待ち合わせがオペラだから「すぐ着く」わけないだろ、まったく。

仕方なくデパートのクリスマスイリュミネーションを見に行った。
ギャルリー・ラファイエットは真っ白な紙細工。

クリスマスイリュミネーション2016

こういうのボン・マルシェがやりそうだ。ギャルリー・ラファイエットはいつももっとカラフルじゃない?

クリスマスイリュミネーション2016

まだ時間があるのでユニクロに入る。
ダウンを見ていたら、3歳くらいの可愛い中国人の男の子が泣きながら走ってきた。
あらら、お母さんが服に夢中で(私もよくやった)迷子になったの?
すぐに中国人の店員さんが気づき、(中国語だったので想像するに)「ほら、お母さん、あそこ」と私を指さす。
私?! 違う違う、お母さんじゃないわよ!
男の子は、他人の子供にされそうな恐怖と怒りから、なんと私をぶち始めた。
やだ、私、何もしてないでしょ!そういうのお門違いって言うの!
そこへ、実の母が「おお、なんとか(子供の名前)!」と叫びながら走ってきた。
ひしと抱き合う母と息子。めでたしめでたし。
母に抱かれた男の子は、涙の溜まった目で恨めし気に私を見るのであった。

やっと着いた息子に、
「あなたが遅れてくるから3人目の子の母になるとこだった」
と話すと、
「若く見えたんだからいいじゃない」
全く反省の色なし。その上、私を黙らせるセリフを心得ている・・・


ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村




ネコの場所取り合戦

なんでネコは箱が好きなんだろう?狭苦しくて居心地悪そうだけど、お母さんのお腹の中を思い出すから?陽だまりに箱を置いてやると、喜んで入る。箱入りネコ。

タマ&リュリュ、場所取り

でも、のどかな風景は長くは続かない。
間もなくリュリュ(白黒)がタマに「そっちの箱のほうが大きくていい、変えてくれ」と言い出す。
でもリュリュの箱はタマには小さすぎる。崩壊するかも。

タマ&リュリュ、場所取り

変える気はない!

タマ&リュリュ、場所取り

ついに取っ組み合いに。仲良く日向ぼっこしてればいいのに、アホか・・・

タマ&リュリュ、場所取り

同じことが深夜、繰り返される。ウトウトしかけたころ、タマがやってきて、私の脚の上に寝る。暖かい重み。アナイスが毎晩こうやって眠っていた。
そこへリュリュが現れ、タマを舐め始める。「おお、微笑ましい!」
実はそんなに微笑ましくない。寝ているタマは「うるせえ!」と怒り、リュリュの顔をはたき、リュリュがはたき返し、再び取っ組み合いに。年の功でタマが場所を譲り、リュリュが私の上に寝て、これ見よがしに脚など舐め始める。タマは怖い顔でそれを見ているが、間もなくキレてまた取っ組み合いに。観察している私は、すっかり目が覚めてしまう。

それでいて2匹はけっこう仲がいい。朝目が覚めると、2匹そろって私の足元に寝ている。


ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村



お弁当物語

娘は毎日お弁当を持っていく。美術学校の学食は不味いうえ、申し込むと、食べなかった時も払わされる。
「もったいないでしょ ?」「確かに」
それで、近くのスーパーでサラダやサンドイッチを買うと「高いし、すぐお腹が空く」(子供たちは食いしん坊でよく食べる)。
「だからお弁当を持っていくことにする」と(自称)経済観念のある娘が宣言した。のはいいけど、誰が作るの?
・・・というわけでお弁当を作る人になって1年になる。作るのはいつも夜なので写真は撮れない、第一撮るほどのお弁当じゃない:
ハンバーグとラタトゥイユと卵焼きとか。
かつ丼とほうれん草の胡麻和えとか。
鶏の照り焼きとブロッコリー、ニンジンのサラダとか。
簡単なもんだけど、パン屋のサンドイッチとかスーパーのサラダだけのクラスメートはみんな羨ましがり、お弁当は有名になった。
ある日、授業中に娘が「ギャッ!お弁当忘れた!」と叫んだら、先生まで「そりゃ大変だ!」と言ったとか。

そのうちクラスメートのフェリックスが「一度だけ食べたい」とせがみ(娘は「おだてれば作ってくれるよ」と言ったに違いない)2人分作ることに。
間もなく「明日ポーリーヌの誕生日なの。お弁当が食べたいって」と、前日の夜に。
「鶏のつくねと胡麻和え、卵焼き、鮭のオニギリ・・・」
「茄子のカレーも入れて!」
カレーやハンバーグやチリを作るとき、お弁当用に分けて冷凍するのを敵は知っている。
「それはヘンよ、組み合わせが」
「気にしない!」
仲良しのお誕生日だから、娘は自分の好きなものを総動員したいらしい。
まあ、食べる人が気にしないなら、と、鮭のオニギリとおかずを一段目、二段目に茄子とひき肉のカレーとご飯を半々に入れる。
朝市の肉屋で買ったミニソーセージがあったので色どりに。
「タコにしよう!」と娘。
「何でそんなこと知ってるの?」
「日本のお母さんはみんなやってるのよ」
それで深夜のタコ作り。こういうの、小学校までじゃない?

octopus.jpg

「目はどうする?」黒ゴマがないので、黒粒コショウを埋め込んだ。
「食べる前に目玉取ってよ、辛いから」

娘が撮った写真。タコがぐったりしてない?
左の白い空白(に見えるのは)オニギリ。おかずとの境界にパラフィン紙、芸が細かい(?)

obento.jpg

オニギリに巻くノリはアルミ箔に包んで、猫が食べないようにお弁当箱の下敷きにした。

そしたら翌朝。お弁当箱はひっくり返り、アルミ箔が食いちぎられテーブルはノリだらけ。夜中、暇を持て余した猫が2匹の共同作業でノリを引っ張り出したらしい。
ひっくり返ったお弁当を見るのも恐ろしく、娘はそのまま学校に持って行った。

その夜。「どうだった?グチャグチャになってなかった?」
「大丈夫、ほら、ポーリーヌがお礼って」

Scan3 - Copie

さすが美術学校の学生!
おだてられるとすぐ乗る私は、
「フェリックスはまた作ってって言わないの?」
「言うけど、あたし仕出し屋やじゃないもの」
誰のセリフか・・・


ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ