長谷川たかこのパリのふつうの生活
気になるニュース、お薦めの映画、
おかしな友達、子供の暮らし・・・
パリのふつうの日常
噂のサブレを食べてみた。
DATE : 2008-05-22-Thu Comment 0
sable

フランスの子供は(大人も)スーパーに並んでいる甘いクッキーやサブレをよく食べる。私も子供たちのおやつによく買う。すこし前から静かなブームになっているのが、ミッシェル&オーギュスタンの“丸くて美味しい”プチサブレ・シリーズ。人気の理由は新鮮・厳選の自然素材を使っていて、保存料・添加物が入っていない。それと丸いサブレが6つ入った立方体の箱が可愛くて、おやつにちょうどいいサイズだからではないかと思う。フランス人って、大きい箱をペロリとひと箱食べちゃうものね。これだと食べすぎない。厳選素材だけに高めのこのサブレは大人の女性にもウケているようだ。モノプリ、ボン・マルシェのグラン・エピスリー、ラファイエット・グルメなど、クオリティを売りにしたスーパーで売られている。

2003年、ミッシェル&オーギュスタンは突然脱サラを決め、ネクタイの代わりにエプロンをしめ、パティスリーの本を読みまくり、それぞれのおばあちゃんにも手伝わせて秘密のレシピを見つけ出した。3種類(塩バター、チョコチップ、バニラ)でスタートしたプチサブレ、今ではアーモンドとヘーゼルナッツ入り、そば粉、キャラメルシュガー、オレンジの花など種類が沢山。あまり甘くなく、固めの歯ざわり、素朴な味だ。塩味も登場。私が今、味見しているのは唐辛子入り、お酒のおつまみに良さそう!

さて、パトリックという知人が、日本に向けたオンライン・ショップ、アマギーズを立ち上げた。品物が見る見るうちに増えて、大したもんだ。1周年記念だそう。ミッシェル&オーギュスタンのサブレも売っている。

日本はクッキーというと有名メーカーの“クッキー詰め合わせ”が思い浮かぶけど、このサブレ、日本でもウケるだろうか・・・?
page top
2008年バカロレア
DATE : 2008-05-16-Fri Comment 0
site bac

今年、バカロレアの筆記試験は6月16日〜20日。
文学バカロレアの場合、哲学4時間、地理・歴史4時間、第一第二外国語各3時間、文学2時間がこの5日間に振り分けられる。

哲学の試験は、題が出てそれについて自分の論理を展開する。今までの模試では、『仕事は人間にとって生活手段以外の意味を持つか?』とか『無意識の存在を証明できるか?』とか、親まで頭を抱えたくなるような題だった。
自分の独断や偏見を4時間かかって綴るだけなら、口の減らないフランス人はできるかもしれない。でもここでは、労働や無意識に関する考え方の変遷や、代表的人物(マルクスとかフロイト)の見解も説明しなければならない。哲学はバックの中で一番頭の痛い科目だ。

筆記試験に先立って、オプション科目の口頭試験が、5月14日にあった。
息子のジュリアンは日本語で、彼の親友はラテン語だった。
日本語の試験は、5つテキストが提案されていて、その中のひとつを試験管が選び、読ませて質問するという形式。
テキストは、フランス人留学生の日記、相撲の歴史、昔話(かさ地蔵)、コーヒーの働き、友達をエイズでなくした女子大生の手紙の5つで、なかなかバラエティ豊か。
ジュリアンは『相撲の歴史』にあたり、「相撲は日本人にとってどんな意味を持つか、他のスポーツと比較して答えよ」という質問だったそう。テキストには書かれていない、日本についてジェネラルな知識を必要とする質問。
「なんて答えたの?」と尋ねても、はぐらかして答えないので、結果がお楽しみ・・・

ラテン語の口頭試験を受けた友達は「試験管は優しかった。6年間、やっかいな言語を勉強してきたことを評価して、点を取らせようとしてくれた」
息子は2年でラテン語を投げ出した。「どの外国語でも文法を覚えるのが面倒、でも外国の人をコミュニケーションができるという楽しみがある。ラテン語は面倒なだけで、誰とも話せない」という理由。でもイタリア語やスペイン語などラテンルーツの言語を学ぶには役に立つ。日本人にとっての漢文、という位置づけだ。
オプション試験が終わると、本番の筆記まで1ヶ月。”最後の直線距離”なんだけど、ジュリアンからはその緊張感が全然感じられない。
上は「2008年BAC、これが出る」とヤマをかけているサイト。
page top
daisys

春になると(そう、フランスはやっと春!)必ず一度は買ってしまうのが雛菊。丸く小さい花が、丸く小さいブーケになって、短い間花屋さんの店先に登場する。衣食住が優先して、滅多に花を買わないけど、買ったときは「花のある生活は素敵!」と喜ぶ。

雛菊のブーケを買った夜、ゴミを捨てに行ったら、赤い薔薇の花束が捨ててあった。ちょっと元気がないけど、まだまだきれい。なぜ捨てたんだろう?・・・と花束を持って家に入ると「わー誰にもらったの?」と娘。
そんなんじゃないって、と水切りをして薔薇を花瓶にさした。深紅で美しい。

roses

「好きでもない男性から贈られたので捨てたのかな」と私。
「好きな人からもらったけど、その後喧嘩別れになって、悔しくて捨てたんだ」と娘。
2人で薔薇をめぐる物語を作る。

素敵なシーンに出くわしたことがあった。花屋の前で近所の知人にばったり会い、立ち話をしていたら彼の奥さんが通りかかった。「何をしているの?」と奥さんが尋ねると「君に薔薇を贈ろうかと思って・・・」

翌朝、水を吸った薔薇はピンと元気を取り戻していた。突然、ブーケが2つも。花があると文字通り、生活に彩が加わる。豊かな気分。
それだけに、日本で起こっているチューリップ荒らしはショックだ。
page top
flamme

ローラーブレード100人、バイク65台、計3000人の警官、という桁外れの警戒にも関わらず、エッフェル塔下を出発した聖火リレーはチベット擁護派の激しい妨害に遭った。聖火は3度も消され、ついにバスに乗って目的地のシャルレティ競技場までたどり着く。夕方に予定されていたパリ市庁舎前でのセレモニーは中国側の要請でキャンセル。ロンドンよりも激しい妨害を受け、ほうほうの体で、聖火は次の中継地、サンフランシスコに飛び立った。

今回、聖火は、19カ国、13万7000kmという前代未聞の長い距離を運ばれて、北京にたどり着く。私の頭には、飛行機の中で見る地図が浮かび、このまま陸伝いにツーッとロシア大陸を横断すれば着くじゃない、と思うのだが、アメリカのあとはアルゼンチン、アフリカ、インド、タイ・・・突然オーストラリアに飛び、日本へ。
26日に聖火が届く長野市の実行委員会はもうピリピリしていて「日本人の国民性を考えればパリのようなことは起こらないと信じる」といっているそうだが、褒めているんだか、けなしているんだか、微妙なセリフである。

私の周囲をインタビューした限り、ボイコット派が圧倒的に多い。またロンドン・パリの妨害騒ぎが中国でほとんど報道されていないことから、オリンピックの中継も独断でカットされるんではないか、という心配もある。どうなることだろう・・・?
page top
奥様のおかげでサルコジ挽回
DATE : 2008-03-28-Fri Comment 0
sarkozy

イギリスで(も)評判の悪いサルコジ大統領、「男を喰う女」などと言われるカーラ・ブルニ=サルコジのカップルがイギリスを公式訪問。当日にカーラ・ブルニ、モデル時代のヌード写真(来月、NLのクリスティーズで競売になるヤツ)が新聞に載ったり、あまりイイ感じではなかった。
ところが、シックなグレイのアンサンブルをまとったカーラ・ブルニは、たちまち英国民を魅了。ダイアナ妃を思い出させる、いやジャッキー・ケネディのエレガンス、とメディアは絶賛、2日目の新聞はカーラのショットで埋め尽くされる。

このグレイのアンサンブルはDIORの2008年秋・冬コレクションの先取り。ちょっと女学生風で、1960年代のDIORの雰囲気、今までのガリアーノとはガラリと違う。写真は2日目の紫のコート、中はグレイのパンツスーツ。
「サルコジは先見の明を自慢しているけど、ファーストレディのほうがよほど先を見ている。ブティックには数ヶ月後でないと売り出されない秋・冬コレクションを着て現れた」と書く新聞も。

首相との会談もすこぶる友好的に行われ、「(大統領は)いつでもお好きなときに、英仏海峡を越えておいでください。ただし、奥様ご同伴をお忘れなく」というのが、今回の訪問の成果。
支持率が落ち続けていたサルコジもこれで少し挽回。
page top
Copyright © 2007 長谷川たかこのパリのふつうの生活 :: french-code blog. all rights reserved.