Archive

フランスでもKawaii

ハロー キティ

子供より高校生以上に人気があるハローキティ。ダイアモンド入りチャームやカシミアセーターがモード誌に紹介されている。ギャルリー・ラファイエットをぶらぶらしていたら、ちゃんとコーナーができていて、「わっエロキチだわ!」(フランス人が発音するとこうなる)とOL風の女性が駆け寄っていた。キティちゃんが代表するKawaiiという流行は日本から入ってきたもの。Mangaや Tunamiのように、そのままで使われはじめている。友達とお店に入り「このシャツ、可愛い!」と叫んだら、店員さんがおもむろに「それをKawaiiといわれるなら、これもお見せしましょう」と反応してくれた。日本人はすごいでしょ。

スポンサーサイト

もうすぐ新学期・・・

フランス 学校

公立の学校の新学期は9月4日。フランスは9月新年度なので、ピカピカの一年生が新しいカルターブル(ランドセル)を背負って入学する日だ。デパートの文房具売り場は例年のごとく『新年度コーナー』ができ、カルターブルから学用品すべてが勢ぞろい。子供たちにとっては憂鬱な光景だ。残り少ない夏休みにしがみついて、整然と学用品が並んだ売り場に立ち向かう用意はできていない。ウチの子だけかもしれないけど。カルターブルは、ディディルやキティちゃんのキャラクターものが人気。教科書が重いので、ごらんようにキャスターつきのもあるけど、これが一見便利そうで実は全然そうじゃない。学校までの道中はラクだけど、学校には階段がつきもの。普通のカルターブルより重いこのタイプを持って上るのは子供にはしんどい。さらにパリの道には犬のフンがつきものなので、車輪について、家の中までフンが入ってくる可能性大。ので、実は去年買ってしまったけど、E-bayかなんかで売り飛ばそうと思っている。

とても大事にしている猫です

フランス 猫

名前はアナイス、3歳になるメス猫だ。一見美しい黒猫に見えるでしょ?でも実はかなりヘンなキャラ。人間でいったらハタチになるというのに、まだ私のベッドにもぐりこんできてオッパイを探す。キャッツフードも「生後1年以内」と書かれた子供用のしか食べない。うちでは私と息子にしか寄り付かないで、娘の足音を聞くと逃げ出すし、夫は完全に無視する。でも発情期だけは夫にしきりとモーションをかける。自分の砂箱より人間用のトイレに興味を示し、一度は中に落ちた。それでも人間と同じように用足しがしたいらしく、時々洗面台にするので後始末が大変だ。私の肩に乗るのが好きなので、肩や背中に引っかき傷が絶えない。キネ(マッサージ)の先生が背中を見てびっくりするので、その度「猫のせいです」といって誤解されないようにしている。

譜めくりの女

Tourneuse de pages
『La tourneuse de page(ページをめくる人)』、ピアニストの横に座って楽譜をめくる女性のお話だ。この映画が日本に輸出されたら『愛と戦慄のピアノ』というタイトルがつきそうだ、と思っていたら、すんなり『譜めくりの女』になった。失礼しました!

ピアノの才能がある少女メラニーは肉屋の一人娘。コンセルヴァトワールの入学試験に備えて毎日練習に励んでいる。しかし試験は失敗に終わる。メラニーの演奏中に審査員長の有名ピアニストが、ファンにサインをしたため中断されたからだ。メラニーはその日からぷっつりとピアノを止めた。

10年後、メラニーはある弁護士事務所に研修生として入る。その弁護士はあの有名ピアニストの夫である。まじめな仕事ぶりがうけて、メラニーは弁護士の家に住み込み息子の世話をすることになる。お膳立ては整った。メラニーの復讐劇が始まる・・・

クロード・シャブロルが真っ青になるくらい巧みな心理サスペンス。いつもちょっとテンポのズレた役で笑わせるカトリーヌ・フロが演じる神経の脆いピアニスト。従順そうな見かけに、妙に鋭い視線がタダモノではなさそうなメラニーが二人ともうまく、無駄のないシナリオで、久しぶりにすごく面白いフランス映画だった。その上、3日間だけ3ユーロの特別料金中でさらにごキゲン!


パリ・プラージュ最後の日

パリ プラージュ

8月20日はパリ・プラージュ最後の日。7月は暑過ぎ、8月は涼し過ぎたパリの夏。雨も多かったので、パラソルがパラプリュイ(傘)として使われたとか。それでも380万人が訪れたそうだ。外国人観光客には好評だったらしいが、パリっこの間では「去年のほうが良かった」という声も。毎年行っていれば最初の新鮮がなくなるには当然だと思うけど。

最後の日曜日もご覧のようにセーヌ沿いをそぞろ歩く人がたくさん。右側のおじさんたちはペタンクで遊んでいる。旅行者っぽい人が多いけど、モノプリのレジのお兄ちゃんや息子の学校の友達ともすれ違ったから、私のように最後の夏の雰囲気を求めてくる地元の人もいるようだ。なにしろ7月は気温40度の会社で釜茹でのようになり、8月に数日行ったブルターニュではバスタオルにくるまって震えていたので、夏らしい夏を体験しなかったワタシ。早くも来年の夏が待ち遠しい。
デスパレートな妻たち

NHKで9月に集中再放送が決まっている「デスパレートな妻たち」は、第一話を見たときはなんか昼メロみたいで、夫なんか「女向きのストーリーだ」と居眠りを始めたが、それぞれのキャラの描き方が抜群で、意外と厚みのあるストーリー。すっかり引き込まれて2人で熱心に見ている。フランスでは去年の秋にカナル・プリュスで放映されDVDが売れているらしい。

金持ちで忙しい夫と結婚してショッピングと浮気で寂しさを紛らすガブリエル、離婚して娘と住み、近所に引っ越してきたマイクに惹かれるスーザン、元キャリアウーマンで4人の子育てに髪振り乱すリネット、完璧すぎて息が詰まる妻ブリー。それぞれの夫たち・・・欠点・長所のある登場人物たちは、どこかで自分に重なる部分があって「やな女、でも私もこんなせりふ言うかも・・・」とドキっとしたり、夫も「結構コワイ話だな」などと言っているところをみると、思い当たるらしい。

日本での最初の放映の反響はどうだったんだろう?再放送の時間帯が夜中の1時だから、そんなにメジャーにウケなかったのかな?とにかく私たちは、コワイもの見たさ(?)に週末になると「デスパレートの続き!」とビデオ屋に駆けつけている。


Paris je t’aime

フランス 映画
猫沢さんの記事に惹かれて「Paris je t’aime」を観にいった。5分間の物語が18、ファニー・アルダン、ジュリエット・ビノッシュ、ジェラール・ドパルデュー、ナタリー・ポートマン、ベン・ギャザラ、ニック・ノルト、『ロード・オブ・ザ・リング』のエリア・ウッドなど超がつくほどの有名スターが次々に現れるという贅沢さ。中にはチャイナタウンを舞台にした訳のわからないストーリーや、パリである必要はまったくないドラキュラの恋なんかもあるが、一見の価値ある作品。シルヴァン・ショーメのアニメ作家らしいパントマイム夫婦の話、盲目の青年と女優志願の女の子の物語も可愛かったが、一番共感したのがアレキサンダー・ペインの『14区』物語。貯金して一人パリに旅行に来たおばさんがすごいアメリカンアクセントのフランス語で6日間の滞在をコメントする。毎日せっせと美術館やモニュメントを見学し、一人でご飯を食べるおばさんが、ある日公園に入っていく。ベンチに腰掛けて、サンドイッチを頬張る。美味しい!と、ふとあたりを見回すと、ベンチを埋めているのは若い恋人同士、肩を寄せ合うおじいさんとおばあさん・・・とカップルばかり。おばさんは「形容できない感覚」に襲われる。このときから彼女はパリが好きになり、パリも彼女が好きになる・・・というお話。パリは一人でいると、自分と正面から向き合う街であり、一人のときにその優しさを見せる街だと思う。ストーリーのないような5分間にそれが見事に凝縮されていた。


今年の夏のソルドは・・

ソルド

思いがけず長く日本にいてパリに戻ってみると、知らないうちに夏が半分すぎてしまったような、ソンをしたような気がした。よく考えてみると何のことはない、ソルドにまったく“参加”できなかったので、物足りなく感じているだけのことだ。7月20日に目当ての店を覗いてみたけど、2人は入りそうなサイズ44のドレスとか、売れ残るのも無理はない色合いのスカートしか残っていなかった。フラストレーションを残したまま秋に突入するとヤバいんだけど、まあ仕方ない。ところで今年のソルドの売り上げは、デパートでなんと8%増、小売店では1?2%減だった。その理由は猛暑。デパートやスーパーに涼みに入った人たちが、あらバーゲンだわ、とつい買ってしまったせい。猛暑の間は「この暑さ、何とかしてくれ」と文句を言っていたけど、涼しくなると「もう夏は終わりなの!?」とさびしく感じる。人間って勝手ですね。
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
07 | 2006/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ