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MON VOISIN TOTORO

トトロ

『隣のトトロ』は息子が小さい頃から何十回か観てカセットがボロボロになり、ここ数年観ていなかったので、DVDを購入した。娘と、最初フランス語で観て、翌日もう一度観たいというので今度は日本語にした。暗記してしまうくらい観たアニメを2日続けて・・・と思ったけど、再び感動したから、やっぱり偉大な作品なのか、私がヘンなのか。メイの仕草や表情は、娘の小さい頃を思い出させ、田舎の風景とセミの声は私自身の夏休みを蘇らせる。日本語版は北林谷枝の声がおばあちゃんのキャラクターに圧倒的な存在感を与えている。また、フランス語訳が微妙に違うところも何ヶ所かあった。サツキがいなくなったメイを探して走り回るとき、お百姓さんに「小さな女の子、見ませんでした?」と尋ねる。日本語ではお百姓さんは「見なかった」と答えるが、フランス語バージョンでは「たしか森のほうへ行った」なのだ。その返事でサツキが森のほうに走り出すにので、翻訳者はそのほうがロジックと思ったのかな。見つかったメイに駆け寄って抱きしめるおばあちゃんの姿にジーンとしてしまった。こういうおばあちゃん、私も欲しい。

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一足お先に「プラダを着た悪魔」

フランス 映画

映画のストーリーは予測できてしまうもの、話題性の高さとあちこちのインタビューに現れるメリル・ストリープの誘惑に勝てず見てしまった映画「Diable s’habille en Prada」(プラダを着た悪魔)。米ヴォーグ誌の名物編集長アナ・ウインターのアシスタントだったローレン・ワイズバーガーがその体験を綴った同名の本の映画化だ。ローレン・ワイズバーガーによると、この編集長の下で働くのは地獄の体験、例えば彼女がデスクにつくとき、必ず朝食が用意されていなければならない。と書くと簡単に聞こえるけど、彼女が何時に着くか皆目わからないとなると、話は違う。毎朝15回、朝食を用意する覚悟でないと勤まらない。アナ・ウインターの権力は絶対で、彼女の一声でパリコレの日程が変えられ、彼女が取り上げたデザイナーは一躍スターになる。バレンシアガのニコラ・ジェスキエールやジャック・ポーゼンがその例だ。映画は、地獄に引きずりこまれる直前で踏みとどまるアシスタント(アン・ハサウェイ)にスポットが当たるが、もっと悪魔のキャラを掘り下げてほしかった。ファッションのヴィデオクリップを見るような登場人物の服装と、どこか憎めない悪魔のメリル・ストリープで、軽いけど楽しめる映画。
ヴァネッサ・ブリューノ

場所はパレ・ド・トーキョーの隣、近代美術館。招待状は上質の紙にミニマルなデザイン、手書きで招待客の名前が書かれてある。ファンではなくても期待してしまったヴァネッサ・ブリューノの春・夏コレクション発表は、大いなる期待はずれ。真っ白い壁に囲まれた大きな会場に舞台が作られ、3人の“マヌカン”が、「こんな仕事、うけるんじゃなかったワ」という顔で立っている。その奥にハンガーにつるされた新コレクションがモビールのように漂っている。わざわざ遠路やってきた人のガッカリはいかに?その上「おみやげ」は、どう着てもサマにならない白い巨大なTシャツ。私が着いたときにすれ違った、会場を出る人たちの怒ったような顔のわけが理解できました・・・

サントノレ通り

サントノレ通り

パリ・ファッションウィークだから、サントノレ通りには、いろいろな国のジャーナリストやバイヤー、とにかくモードの匂いがする人がひしめいている。Coletteはかなり混んでいたので入るのはパス。ウィンドウは「箱入りバービー人形」で、着ているドレスはランヴァンだ。今シーズンColetteが推すデザイナーらしい。そこからコンコルドのほうへ少し行ったところにあったヘルムト・ラングのブティック、彼のデザインと同じく厳格なまでのミニマルなインテリアだったが、残念ながら閉店。代わってMiuMiuが開店する。ヘルムト・ラングはプラダグループの傘下だったが、2006年3月に日本のLink Theoryに売却され、その結果ブティックも次々閉店になっている。ヘルムト・ラングの1ヶ月前にジル・サンダーもLink Theoryが買収した。この2人の共通点は、値段設定が高すぎるということ。したがって売れ残りも多く、ジルさんの服はストックバーゲンにもお目見えしている。

プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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