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サクマのドロップ

日曜日の朝市で脂の乗った美味しそうな鮭をみつけた。おさしみにしよう!大根が欲しくなって、夕方、娘とオペラの日本食店に赴いた。十時屋のほうが京子より安い、と聞いているので、そっちにいってみた。なんかガランとした感じでラーメンの棚にもあまり商品がない。補充がきかないほど売れてるんだろうか?フランス人が2人、から揚げやポテトサラダを食べていた。大根とマーボー豆腐の元、片栗粉など買ったけど京子と値段、変わらないじゃない!おにぎり一個2,5ユーロ!即おにぎり屋に転向しようかと思った。ポテトサラダやから揚げだって作れるし。

レジのそばにサクマの缶入りドロップがあった。ホンモノを見たのは初めてかも。この缶が出てくる忘れられないシーンは、アニメ「蛍の墓」だ。もうドロップがなくなった缶におにいちゃんが水を入れて、よく振って、妹に砂糖水を作ってあげるシーン。思い出しただけでジーンとする。娘が買ってというので買ってしまった。十字屋も収穫あり、というわけだ。

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アングレーム最優秀アルバムは?

アングレーム国際バンドデシネ・フェスティバル

アングレーム国際バンドデシネ・フェスティバルの最優秀アルバム賞には、水木しげるの「NONNONBA(ののんばあとオレ)」が撰ばれた。すごい!同人誌から出発したコルネリウスという小さな出版社が版元だ。約20年前から仏訳されはじめた漫画は、最初は一時のブームかと思われたが、すたれるどころかどんどんその数を増やし、MANGAは果たして女性名詞か男性名詞かという可笑しい議論も巻き起こし(結局男性名詞le MANGA に落ち着いた)ついにひとつのジャンルとして確立。大型書店FNACにマンガコーナーができ、座り込んで読んでいるマンガオタクがちらほら。その姿・雰囲気が日本のマンガオタクに似ていることから「オタクに国境はない」という格言も生まれた(これは冗談)。今日ではバンドデシネ市場の売り上げの30%を占めるそうだ。これもスゴイ。

Angouleme BD Festival

アングレーム国際バンドデシネ・フェスティバル

アングレーム国際BD(漫画)フェスティバルが日曜日まで開催されている。このフェスティバルは10回近く通って、大友克彦さんや谷口ジローさんとご一緒したこともあった。アングレームと聞くと、底冷えのする坂の多い街を思い出して懐かしい(今はこの寒波だから、考えただけで寒くなる!)。今年はプレジデント(活躍中の漫画家の中から選ばれ、サロンのテーマや各賞の審査を仕切る)がルイス・トロンダイム。日本でも『ムッシュ』(ハエ)というハエしか出てこない、セリフなしのBDがアフタヌーンに紹介された。講談社から絵本『ミスター・オー』も出ている。今回はトロンダイムの発案で、メジャーな出版社も小出版社、同人誌のスタンドも同じ会場に集めたそうだ。彼自身、Associationという漫画家数人が集まって立ち上げた出版社の出身だから、とても「らしい」案。これまでは、同人誌や生まれたばかりの小さな出版社が一箇所にまとめられ、「マイナー館」みたいだったので、よいことだ。公式サイトの出展社別・招待漫画家のリストを見ると、各社の景気のほどが伺える。ホテルや交通費、食事代全部持つんだもの!招待漫画家の数ではDelcourtとSoleilが圧倒的。

Hors de prix

フランス 映画

タイトルは『Hors de prix(桁ハズレ)』。ニースの高級ホテルで金持ちのおじさんに取り入るジゴレット(ジゴロの女性形)のイレーヌ(オードレイ・トゥトゥ)に一目ぼれしたホテルの従業員ジャン(ガッド・エルマレ)。デートに誘うけど、食事は高級レストランでキャビアにシャンパン、趣味は高級ブランドでショッピング、と贅沢慣れしたイレーヌ。彼女を満足させるには・・・ジゴロになるしかない!

人気スター2人のコンビにこの設定で期待は高かったが、個人的にはがっかり。ガッドは彼の定番イメージの枠を出ないし、中学生みたいな体型の“アメリーちゃん”が高級コールガールというのも信憑性に欠ける。でも参考になったことも:?クドくときはまずじーっと見つめて、ふと視線をそらし遠くを見る(これはみんなやってるかも)。?「私がしたいのは・・・」「好きなのは・・・」と、セリフを終わらせない。

リッチなホテルを舞台にしたビデオクリップを見る、くらいの気持ちで見るとちょうどいい。



Le hero de la famille

フランス 映画

『家族のヒーロー』というタイトルのこの映画、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ランバン、ミウミウ、クロード・ブラッサール、エマニュエル・ベアール・・・キャストの豪華さがかえって不安を抱かせた。人気スターを並べるだけで内容のない映画というのがよくあるからだ。そんなわけで警戒心を持って映画館に赴いたが、意外に面白かった。舞台はニースのキャバレー。オーナーのガブリエル(クロード・ブラッサール)が急死する。15歳のときガブリエルに“拾われ”、キャバレーの切り盛りもやってきたニッキー(ランバン)、彼の前妻、前々妻、2人の(母親が違う)子供、ニッキーが心を寄せるキャバレーの看板歌手などが集まり、後継者や遺産の相談となる。ガブリエルの思い出が蘇り、知らなかった過去が暴かれる。

感情やお金が絡む家族の問題はいつも複雑で厄介だ。それをユーモアと愛情で料理した映画で、家族が集まる新年にいいタイミング。ランバンの昔の女を演じるドヌーヴとミウミウが特にいい。キャバレーの華やかさも新年らしい。



プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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