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2007.01.27 | カテゴリー:パリ雑記

アングレーム国際BD(漫画)フェスティバルが日曜日まで開催されている。このフェスティバルは10回近く通って、大友克彦さんや谷口ジローさんとご一緒したこともあった。アングレームと聞くと、底冷えのする坂の多い街を思い出して懐かしい(今はこの寒波だから、考えただけで寒くなる!)。今年はプレジデント(活躍中の漫画家の中から選ばれ、サロンのテーマや各賞の審査を仕切る)がルイス・トロンダイム。日本でも『ムッシュ』(ハエ)というハエしか出てこない、セリフなしのBDがアフタヌーンに紹介された。講談社から絵本『ミスター・オー』も出ている。今回はトロンダイムの発案で、メジャーな出版社も小出版社、同人誌のスタンドも同じ会場に集めたそうだ。彼自身、Associationという漫画家数人が集まって立ち上げた出版社の出身だから、とても「らしい」案。これまでは、同人誌や生まれたばかりの小さな出版社が一箇所にまとめられ、「マイナー館」みたいだったので、よいことだ。公式サイトの出展社別・招待漫画家のリストを見ると、各社の景気のほどが伺える。ホテルや交通費、食事代全部持つんだもの!招待漫画家の数ではDelcourtとSoleilが圧倒的。
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