Archive

花屋を買い取った運転手

monceau fleurs

40年前のお話。毎晩、黒塗りの車が、モンソー公園近くの花屋の前に停まり、運転手が花を買いに降りてくる。車に乗っているのは年老いた会社社長で、毎日奥さんに花を持って帰るのが何年もの習慣だ。
ある日、花屋の主人が、「もう仕事に疲れたので店を売りたい。ついてはあなた、買ってくれないか?」と運転手にいう。「とんでもない、私は花のことなんか何も知らない」「いやいや、あなたは毎晩、きれいな花を選んでいくじゃないか、絶対やっていける」。社長に話すと、彼も賛成して、援助するという。運転手は花屋を買うことを決める。
・・・現在、フランス一の花屋チェーンになり、先日株式に上場して話題になったMonceau fleurs モンソー・フルールの起源だ。後に財閥グループ、ロスチャイルドが融資して花屋は発展する。「援助する」と言った「会社社長」が約束を守ったのだ。

広いスペース、セルフサービスで他所より安め、がコンセプト。運転手の孫の代にフランチャイズ方式にして、今では全国に120店、ルクセンブルグ、ポルトガル、日本へも進出している。日本はどこにあるんだろう?
フランスでは花を贈ることが多い。妻や恋人に花を買っている男性もよく見かける。この素敵な起源物語を聞いて「あなたも毎日花を買ってくる気にならない?」と夫に尋ねたら、笑ってごまかされた。
スポンサーサイト

大統領の恋人

sarkocarla

サルコジの新しい恋人はカルラ・ブリュニ!
今朝のフランスはこのニュースで目を覚ました。2人で仲良くディズニーランドで遊んでいるところをパパラッヂに撮られ、『Point de vue』『Paris Mach』『Closer』の週刊誌3誌の表紙を飾る予定。
イタリア人のカルラ・ブリュニは元トップモデル、現在けっこう売れている歌手。何が悲しくて・・・と思うけど、歴代の大統領も結構モテていたから、権力って魅力のあるものらしい。
エリゼ宮のスポークスマンはノーコメントだが、カルラ自身は“大統領との交際”を認め、“大統領もこの関係は近々公表するつもりだった”とか。

ディズニーランド(その前はヴェルサイユ宮殿の庭)に2人して現れるなんて、「見てくれ」というようなものだから、セシリアに離婚された後の面目躍如というところか。そういえば、目元とか、ちょっとセシリアに似ていません?

シャンゼリゼのクリスマス景色

champs elysees

メトロから地上に出たとたん、シャンゼリゼ通りを縁取る木々のイリュミネーションにしばしうっとり。凱旋門からコンコルド広場の観覧車まで続く光の帯は、クリスマスツリーにドキドキした子供の頃を思い出させて、毎年見ても飽きない。
モンテーニュ通りは赤いツリー型のイリュミネーション・・・と、この界隈はクリスマスのきらびやかで楽しい面が強調されるけど、“クリスマス=家族とのお祝い”であるフランスでは「クリスマスが近づくと憂鬱になる」という人も少なくない。
例えば友人のカップル、どちらも両親が離婚して、それぞれ新しいパートナーを見つけて暮らしている。つまり合計4組いる両親と、クリスマスの正餐を、24、25日の2日間でこなさなくてはならない。贈り物も2倍必要だ。彼らにとってクリスマスは軽くなった財布と重―い胃!

誰でしょう?

Johnny

扉を開ける男性の後姿、「そこで止めよう、2009年5月、スタッド・ド・フランス」。
パリのバス停や広告塔に現れたこのポスター、誰がスタッド・ド・フランスで何をするの?と訳のわからない人も多いはず。ミニマルを極めて美しいこのポスターには「名前を書かなくたって、顔を見せなくたって後姿でわかるだろう」、「『そこで止めよう』はオレの歌のタイトルだからファンならわかるはず」「スタッド・ド・フランスを埋められる歌手が何人いる?」さらに「再来年の話をするのは早めに予約しないと席がないってこと」というメッセージが込められている。すごい自信!
こんなことができるスターはジョニー・アリデー、彼の最後のコンサートツアーを告知するもの。
「毎晩スーツケースを持って違うホテルに着く、という生活をやめるべき時がある、根を下ろしたほうがいいタイミングがある。スポーツとかいろんなことをやっても(注:リフティングもやってる)疲れてくる」とラジオで語った。小さなコンサートはするかもしれないけど、ツアーはこれが最後。
50年間、ラメのジャケットに革パンツでコンサート活動をやってきたフランスの三波春夫も今年65歳。個人的には好きじゃないけど、とくに中年過ぎの男女に熱いファンが多く、いわば彼等にとって「若さのシンボル」。6000万枚というアルバムの売り上げもフランス一だ。

フランスで1年以上前からコンサートの予約を開始する歌手は2人、ジョニーとミレーヌ・ファルマール。年齢不明のヴァンプみたいなミレーヌは歌もいいけど「見る歌手」で、2006年1月、ベルシーのコンサートは出遅れて諦めたけど、DVDは何度も見た。
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから20年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書2冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
11 | 2007/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ