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ノエルのおめかし、煌くパリ

あまりの寒さにユニクロにヒートテックを買いに行ったら、同じようなことを考える人が多いらしくスゴイ人。
入り口でくじけて、回れ右をすると、目の前にギャルリー・ラファイエットのイリュミネーションが広がった。
綺麗!寒いのも忘れて、思わず立ち止まる。

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photo:Kozumi Higaki

神戸のルミナリエを作ったイタリア人アーティスト、ヴァレリオ・フェスティの作品で、2002年に始まった。
デパートはテーマによって毎年ノエルのデコレーションを変える習慣だったので、ギャルリーが毎年同じものを使い出すと「何回か使わないと採算取れないのね」という声もあったが、間もなくギャルリーの“ノエルの顔”ということで定着した。群を抜いて綺麗だ。
今年は11月4日にアリエル・ドンバルが“点灯”。なんでドンバル?と思うけど、あの人、白雪姫みたいな格好好きだものね。

子供が小さいときは必ず一緒に見に来たおもちゃのウィンドウ。その後、「アレ買って、コレも買って!」をかわすのが大変だったけど。
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photo:Kozumi Higaki

シャンゼリゼのイリュミネーションは、11月22日、ドラノエ市長にエスコートされたメラニー・ローラン(下の写真)がスイッチを押して点灯。大通りを縁取る415本のプラタナスが煌き、大人にも夢を見させてくれるマジック光景になる。

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photo:Kozumi Higaki


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と、喜んでいると、資源節約の観点から横槍が。
クリスマスのイリュミネーションはフランス全体で1300MWを消費する、と言われてもピンとこないけど、原子力発電所一基分のエネルギー量に相当する、と聞くとすごそうだ。
お金でいうと、パリ市全体で300万ユーロ(約3億3300万円)。これでもLED(発光ダイオード)のおかげで随分節約されているとか。
エネルギー量も金額も膨大ではあるけど、通りかかる人みんなをクリスマスの光で包むイリュミネーション、やめないで欲しいと思うけど・・・



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不況の時は笑いたいか泣きたいか?

今年の初めにフランス映画界の融資家たちが集まって「不況の時はみんな笑いたいはず。コメディを作ろう!」と合意に達したんだとか。
ところが蓋を開けてみると、『人々と神々』が観客360万人突破の大ヒット。無償で人に奉仕する僧侶たち、その極めて質素な暮らしぶりに観客は涙を流した。さらに“お金持ちや贅沢が好きな”サルコジ嫌いの人たちまで動員して、制作者もびっくりのヒットに。
そしてやはり泣ける映画『Elle s’appelait Sarah/彼女の名はサラ』もロングラン。日本語タイトルは『サラの鍵』。
この作品は、第二次世界大戦中にフランスで行われた『冬季競輪場の一斉検挙』がテーマ。なんか、いかさま競輪の一斉手入れを想像してしまうけど、ユダヤ人の検挙だ。
1942年7月、ヴィシー政権下で、フランス警察が13000人のユダヤ人を逮捕し、パリ15区にあった冬季競輪場(略してVel d’Hiv/ヴェルディヴと呼ばれる)を仮収容所とした。5日間、水道がひとつあるだけで食べ物なし。脱走しようとする者はすぐ射殺された。その後、北フランス、ドランシーの収容所を経由して、ドイツの本格的収容所に送られたそうだ。

当事の写真。これだけの人が5日間閉じ込められていたと聞くと背筋がぞっとする。

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『彼女の名はサラ』
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1942年7月13日夕方、9歳のサラが弟とじゃれ合っていると、警察がやってくるところから映画は始まる。
「身の回りのものだけ持って一緒にきなさい」
事態の深刻さを感じ取ったサラは、とっさの機転で、弟を戸棚に隠す。
「ホラ、昨日やったみたいにかくれんぼよ!」
戸棚は壁の一部になっていて、ちょっと見には戸棚に見えないのだ。
「すぐ迎えに来るからね」と囁いて、両親と一緒に連れ去られるサラ。戸棚の鍵を命のように大事に握り締めていた。
時は移って2009年。
在仏アメリカ人ジャーナリスト、ジュリア(クリスティ-ヌ・スコット=トマス)は『冬季競輪場の一斉検挙』の記事を書こうとしていた。
たまたま自分が家族と引っ越そうとしているマレのアパルトマンに、以前ユダヤ人家族が住んでいたことを知る。調べるうちに、そこが“サラ”の一家が住んでいた場所だと判明する・・・

ナチによるユダヤ人検挙は有名だけど、この『冬季競輪場の一斉検挙』は、フランスが、いわばナチにおもねるため、自発的にやったもの。つまり“隠したい過去”で、あまり知られていなかったそうだ。
1995年にシラク大統領が初めて『この事件は私たちの歴史を永久に汚す。フランスの過去と伝統の屈辱である』と認めた。

私は『人々と神々』よりこの映画のほうに感動した。逮捕され殺された人々、その家族や子供たちが受けた傷、そして歴史の汚点は誰もが隠したがるものなのだ、と。
フランスにいると、ユダヤ人迫害の歴史や、今日の彼らの位置づけに無関心ではいられないので、歴史のお勉強にもなった。

一緒に行った友達が「戦争のない時代に生まれて良かった」とつぶやいた。
そうなんだ!不況だ、失業だ、お金がないと意気消沈しているとき、こういう映画を観ると、相対的になれるのだ。
つまり、不況のときは泣ける映画を作ろう、が正しい。

『Elle s'appelait Sarah』
Gilles Paquet-Brenner監督作品
Bienvenue Montparnasseなどでまだ公開中

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エルメス、セーヌを渡る

土曜日の夕暮れ。通りかかったセーヴル通りに尋常でない人だかり。ナンだナンだ?とよく見ると、HERMES!
初の左岸店が昨日オープンしたんでした。

パリで一番シックなデパート、ル・ボン・マルシェから3分、ホテル・リュテシア(幽霊が出るという噂が信じられるレトロな高級ホテル。ここのトイレは私の“行きつけ”)の隣、かってリュテシアのプールだった場所だ。左岸で一番リッチな立地条件といえる。
1935年に造られた1500?のスペースは、アールデコな内装で、2階、3階にプールを見下ろす回廊がある。プールの後、20年近くドロテ・ビスのブティックだった。70年代全盛だったこのブランドはズルズルと落ち目になり、98年にシンボルだった真っ赤なお店を閉める。
その後、セレクトショップにもなったけど、広すぎるスペース、高すぎる家賃のせいで長続きせず、エルメスが買う前は何が入っていたんだろう?記憶にない。

入り口の花屋の鮮やかな色がまず目を惹く。

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プールを埋め立てた(残念!)地階に、木のおうちがいくつも建っている。

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バッグに革小物、スカーフやジュエリー、プレタもちゃんとあるけど、食器やバス用品など住空間オブジェに大きなスペースを割いている。
不景気のあおりが大きいこのジャンルに力を入れるのは“危険な賭け”という噂も。
店内には花屋のほか、本屋、ティーサロンもある(こんなコンセプトストア、なかったっけ?)

お店には人が溢れていた。ひやかしではなくて、買っている人-中にはオレンジの紙袋を2つも3つも下げている人までいて、さらにすぐ隣のメゾン・ド・ショコラでチョコレートも買ったりして、「優雅な週末のひと時」という光景が繰り広げられている。
お客たちは、ロシアやアラブの金持ちではなく、地元の住人だ。

不景気の時に強いのはHERMESとTATI、つまりピン・キリが売れて、中間ブランドが苦戦するといわれる。実際、エルメスは売り上げを前年度比4%伸ばしているとか。
セーヌを渡りプールに落ち着いたエルメス、“危険な賭け”に勝つだろうか?

HERMES
17 rue de Sèvres 75006


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アメリカ女優エヴァ・ロンゴリア。『デスパレートな妻たち』のガブリエル役で有名に。
メーク前と後の写真なんてちょっと意地悪ですが・・・
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仏バスケット選手トニー・パーカーのカップル。

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トニーの携帯を盗み見して、夫が愛人と一ヶ月で100に上るSMSを送りあっていたことを知ったエヴァが怒って離婚を要求している。その愛人も、夫と2人の子持ちで、離婚を迫られているとか。

エヴァ・ロンゴリアとトニー・パーカーがフランスで派手な結婚式を挙げたのは2007年7月のこと。
ヴォル・ヴィコント城を貸しきった盛大な披露宴、招待客の顔ぶれと人数、エヴァがとっかえひっかえ着たドレスの数、ロサンジェルスから飛行機で運ばれたウエディング・ケーキ(パティスリーってフランスのほうが本場じゃなかった?)など、巨額をかけた結婚イベントはまだ記憶に新しい。
あれだけお金かけて結婚したのに・・・2年半でやめたら元が取れないじゃん、と普通の人は思いますけどね。
エヴァは7歳年下のトニーにぞっこんで、子供を作って一緒に老いていこう、と願っていたらしく、この裏切り行為が許せなかったと。

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このニュースがYahooとかニュースサイトのトップに出たとき、「divorce(離婚)」という言葉を、新鮮というか、お久しぶりに感じた。最近、フランスの芸能人が離婚、というのを聞かないからだ。
彼らが中睦まじく連れ添い続けているからではなく、結婚しないから離婚する必要がない。
フランスの有名人って、密やかに一緒に暮らし始め、音もなく別れ、再び密やかに別の人と一緒になっている(さすがに大統領は結婚したけど)。

ジョニー・アリデーを殺しかけた医師がイザベル・アジャーニの愛人だったことや、ブノワ・マジメルとジュリエット・ビノッシュが接近し、素早く子供を作って別れたことも、2人が別れてから知った。
仏映画界きっての美男、ルイ・ガレルが20歳近く年上のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(カーラ・ブルーニのお姉さん)と一緒に暮らしているなんて知らなかった。
絶対一人の相手じゃ済まないだろう、と先読みしているからか、結婚という契約が意味を持たなくなっているからか・・・後者でしょうね。
だってあんなに盛大に、世界中に結婚を発表したエヴァ・ロンゴリアとトニー・パーカーが離婚するんだもの・・・


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女性の左手は男性の2の腕の真ん中、男性の右手は“ちょうどブラジャーの位置”(つまりダンス教室へはノーブラで行けない)というポジションでステップを踏み、女性がくるりと回って位置を変える。
つぎに“開いて”-“2の腕”“ブラジャー”の手を離して離れること-女性が逆周りに回り、2人が手の平を合わせて男性が軽く突き放す、また引き寄せて・・・とステップが複雑になってくるにつれ、膨らんでくる疑問:今は先生が「開いて」「はい、回って」と掛け声をかけてくれるけど、ダンスパーティの時は次に何をするかどうやってわかるんだろう?

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その答えは間もなく判明する。クラスにかなり上手い男性がいて、一緒に踊りながら
「えーと次は回るんだっけ?」と言ったら、
「大丈夫、僕が引くから」
おお、言ってくれるじゃない!男の手がサインを送って決めてくれるってこと。
その男性は、鼻の頭にオデキでもあるのかバンドエイドを貼っていて一見パッとしないけど、リードが上手いので途端カッコ良く見える。男たちがダンスを習いたがる理由がわかる感じ。
言われたように、彼の手に任せていると、引くと見せかけて突き放し、順番では突き放すとこなのにぐっと引き寄せ、回り終えたばかりなのにまた回し・・・その微妙な手のサインに応えて踊るのは、快感なサスペンス。

なるほど。昔から飽きもせずみんながおめかしして踊っているのは、スポーツでも娯楽のためでもない。これは言葉より官能的な男女の駆け引きであり、くどきなのだ、ということにやっと気がついた。
「踊りませんか」という誘いからそれは始まっていて、お互いリードの仕方や反応を観察して「もっと深く知りたい」とか「こいつと寝ても大したことなさそう」という感想を持つんだろう。

ステップが複雑になりリズムが早くなると、「次は・・・」と頭で考えてはダメ。身体が覚えていなくてはついていけない。この反射神経こそ、実は私が最も苦手とするものなのだ。
その昔、ブレーキとアクセルを身体で覚えられず、足元を見ながら「こっちが・・・アクセル?」とやっていて教官に怒鳴られた。「アンタが路上に出たら、1日に1人ひき殺す」と言われて教習場をやめた話は、国境を越えて知れ渡り、
「あれは日本でのことで、フランスでなら取れるかも。もう一度トライしようかな」と言うと、辺りがシーンとなってしまう。

ダンスでもそんなことになったら、私は一体何を習えばいいんだろう・・・


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猫たちは今・・・

最近、猫たちの噂を聞かないので、ちゃんと生き延びているか、と心配してくださっている猫好きの方々、いやいや元気にしています。

ちょうど1年前、娘が子猫(雄)をもらってきてから、先着猫(雌)はテリトリーを荒らされる不安と嫉妬から円形脱毛症になった。仲のいい姉と弟、または歳の離れたカップルの誕生を夢見ていた私たちだが、現実はそう上手くはいかない。

子猫のときはほんとに可愛かった。
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自分の尻尾にじゃれて椅子から転げ落ちたり。「ちょっと頭、悪いんじゃない?」という声もあったが。
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嫉妬から次第に険しい顔になってきたアナイス・・・ごめんね
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先着猫アナイスは子猫を同類と認めず、ネズミの一種くらいに思って毛嫌いする。
子猫のタマは早熟にも年上の女性に興味を示し、後をつけ回す。
アナイスはうるさがって平手打ちを食わせる。
懲りないタマは5分もするとまたストーカーを始める・・・という繰り返しを延々とやっているのだ。

2匹とも避妊手術をすれば“性的葛藤”がなくなって仲良くなる、という獣医の言葉を信じ、高い(保険の効かない)手術に踏み切ったものの、前となんら変わらない。

変わったといえば、タマが成猫になり、よく食べるんで抱き上げるとずっしり重い。戦っても勝ち目がないと悟ったアナイスは、余計避けたがる。

最近、Controle des boules de poilsというキャッツフードを発見した。毛玉コントロール。
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猫は身体を舐めるくらいしか仕事がないので、抜け変わる時期には大量の毛を食べ、『シュレック』の猫がやるように、ケッケッケと咳き込んで、毛玉を吐き出すのだ。それを防止するらしい。
試しに買ってみたら2匹とも狂喜して食べ、もう普通のキャッツフードは食べられんと言い出す始末。
一体何が入っているのか知らないけど、一日分のひと箱が2ユーロもする高級食品だ。画期的な効果はないけど、ケッケッケの回数は減った。

こちらはお風呂場にある2匹のトイレコーナー。大きいのがアナイス、小さいのがタマ。
砂箱がきれいじゃないと、その外に用を足すので「砂、変えなさい!」と子供たちにうるさく言っていた。

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昨日、息子がお風呂場に入ったら、タマが砂箱の外に大をして、その事後処理に追われていた。
息子が観察していると、床に散らばった砂を丁寧にかき集めて、排泄物を中心にほぼ四角形を作り上げ、
「これで文句あるか」という顔で見上げたという。
「つまり、猫は箱じゃなくて、砂のあるところにすればいいと思ってるんだ。だから床の砂をよく掃除しないと」
だったら自分でしなさい。アンタと妹が公式の飼い主じゃないの!
なんて言って、子供がするはずもなく、今日も私が四つん這いになって床の砂をかき集めている。


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空腹感がない、成功者が多い、リバウンドが少ない・・・と人気が高いDr.ピエール・デュコン(Pierre Dukan)のダイエット。
そのメソッド本『Je ne sais pas maigrir/痩せられません』は150刷、100万部突破とフランスでは超がつくベストセラーだ。

ファンクラブまであるデュコン先生と問題の本
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一言でいうと高プロテインダイエット、攻撃・続行・補強・安定の4段階に分かれている。

『攻撃期』は、野菜も果物も脂肪分もなしでひたすらたんぱく質だけ。脂身の多い豚とその肉加工品、羊肉を除いて、肉・魚・卵・脂肪分0%の乳製品は食べ放題。一日1.5ℓの水かお茶、20分歩くのも条件だ。

『続行期』はたんぱく質+野菜(ジャガイモや乾燥豆などを除く)が食べ放題。パラフィンオイルのドレッシングが許される。パラフィンオイルは日本語では石蝋と呼ばれ(つまり蝋燭の原料なんだわ)食用にされるのは「食品添加物認可流動パラフィン」と呼ばれているようだ。不味そう・・・

次の『補強期』になって、バナナとブドウ、さくらんぼを除く果物が食べられ、週に2回、糖質をとっていい“祝宴”が許される・・・などなど。
なぜこの本を読むことになったかというと、夫が100kgを越え、お医者からも体重を落とさないとヤバイと言われ、それでも「好きなものを食べられないなら早死にしたほうがいい」などと言っていたのが、突然ダイエットの決心をしたからだ。
ストレスが増すと食欲も増し、ストレスがなくても増し、「胃が痛いってどういう感じ?」というほど胃が丈夫で、中年過ぎからスクスクと太ってしまった人だ。友達に2人、デュコン式で痩せた人がいて、本も売れてるようだし、これでやってみようか、と。

『攻撃期』の最中の夫は、朝は半熟卵2個に乳脂肪0%のヨーグルト2個、昼はゆで卵にステーキ2枚、夜は低脂肪のハムと魚のホイル焼き2人分・・・というようなメニューで、オヤツはSURIMI(日本ではかってタラバーという名前でデビューしたカニの足のフリをしたカマボコが、フランスではすり身と呼ばれている)をパクパク。付け合せもなくひたすらステーキだけ食べるのは味気ないと思うけど、たんぱく質はお腹持ちがいいし、“食べ放題”も魅力で、全然辛くないそうだ。
それぞれの『期』の長さは、落としたい体重、年齢、過去に何回ダイエットをしたかで違い、攻撃期の目安は1週間前後だ。

初めて5日目で「3kg痩せた!」
「スゴイじゃない!で、何kgになったの?」
「101kg」
「じゃ104kgもあったってこと?!」
それじゃダイエットの決心もするわけだ・・・
目標は90kg。続きをお楽しみに。


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人々と神々と・・・サルコジ

1990年からアルジェリアのティベリヌ僧院で、村人たちを助け、地元の回教徒とも折り合って暮らしていた8人の僧侶、彼らが1996年に誘拐され殺されるまでを描いた、グザヴィエ・ボーヴォアの『Des hommes et des dieux/人々と神々』。
カンヌでグランプリを取り、9月はじめに公開になってから今日までに観客260万人突破という記録的ヒットになった。
「テーマが重そう」「眠りそう」と延ばし延ばしにしていた私も、やっぱり観といたほうがいいかと。

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映画は地元の人たちから頼られ慕われている僧侶たちの日常を淡々と描く:ボランティア医師として一日100人以上の患者を診たり、読み書きのできない村人の手紙や書類を代筆したり、村人と一緒に畑を耕したり、そして時間があれば祈ったり歌ったりしている。
ちょうどその頃、アルジェリアではイスラム主義の台頭、軍部クーデターと内紛が始まり、イスラム派によるテロ行為が相次いだ。アルジェリア政府は僧院を軍隊に護らせようと提案するが、僧侶たちのボス、クリスチャン(ランベール・ウィルソン、左)は拒否する。

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僧侶たちの中には、「私たちは殺されるためにここに来たのではない。本国に帰るべきだ」「むざむざと殺されたくはない」とビビる意見も。
そのうちイスラム派が薬を要求しに来たり、知人が惨殺されたりと、危険を目の当たりにするにつれて、みんな「今、去るべきではない」と感じ始める。
「私を待つものは誰もいない」「私たちの役目は終わっていない」と居残ることで全員一致する。

「残りたい人、手を上げて」
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それから間もない3月末の深夜に僧侶たちは誘拐される・・・

まず映画のテンポがすごく違う。ボランティアに明け暮れ、節制を極め(夕食は野菜スープとジャガイモのから揚げだけ)、集まっては祈る・・・の繰り返し。
『24-Twenty four』の秒刻みの展開を毎週欠かさず見ている私たちは早回ししたくなるが、ふと、これが本来の時間の流れだったのかも。
僧侶たちを演じる俳優の中で、お医者さんのリュック役、ミカエル・ロンスダルが圧倒的。フサフサの眉の下にいたずらっぽい目が光ると、笑っている場合ではないのに笑っちゃうし、一言のセリフでもすごい存在感だ。

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夫と息子と3人、映画館を出て「長すぎるけど・・・」「悪くない」「でもなぜこれほどのヒット?」
確かにこの映画、物が溢れた消費社会が忘れているもの-精神的拠りどころ、お金ではなく(ベタンクール夫人は友達に何億ユーロとプレゼントしたけど)他人にしてあげられること-を思い出させてくれる。
この映画が、アンチ・サルコジ、アンチ成金、アンチ・フーケツ(サルコジが大統領当選を祝って高級レストラン・フーケツを貸切り富豪ばかり招待した)と呼ばれる所以。
つまりこの映画、瓢箪からコマ的に、サルコジ支持率を落下させるのに一役買ったというわけですよ。ふふふ・・・

『Des hommes et des dieux』クザヴィエ・ボーヴォア監督
UGC系などでまだ公開中

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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