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忘れていた誕生日と春の日

夜中からネットでNHKのニュースとその横に滝のように流れるコメントを見たり、普段はあまり考えなかったことが頭を占めて、すっぽり忘れていたのが、娘の誕生日。
「あなたの誕生日、忘れるわけないでしょ!ハッハッ」と言いつつ、「ショートケーキが食べたい」という暗示的発言を思い出して内心青くなる。
フランスには日本のショートケーキはない。
“フレジエ”とよばれるスポンジ+イチゴ+クリームのケーキが似ているが、食べてみるとやっぱり違う。
アメリカでは、ビスケット地に近い生地を使って作り、それがサクサクしている(short)ので、この名前になったらしい。日本で初めて作って広めたのは懐かしい不二家だ。

時間がなかったので息子に協力を求め、買ってきてもらったパン屋さんの食パン型ブリオシュ(が一番近い気がした)、生クリーム、ホイップクリーム、イチゴで、夜8時から作り始めた。
ブリオッシュを2cmくらいに薄くきり、生クリームに砂糖を混ぜたのを塗り、切ったイチゴを並べ、ブリオッシュを重ね同じことを繰り返し、最後にスプレー式のホイップクリームで飾る。私は料理を作っていたので、この作業を全面的に任された息子は懐疑的だ。
「オペラにショートケーキ売ってる店があるって聞いたよ。なぜ買ってこなかったの?」
「だって急に言われたって・・・」
「誕生日は急に来るモンじゃないだろ」
「それを言うな」
「でも、見かけがかなり悪いし、味も保証できない」
「見かけや味より気持ちが大事」
と、出来上がったのがコレ。

途中から“ブリオシュの耳を落とす”ことを思いついたので、左右不対称なものになった。
いかにも男の料理。ろうそくなんか立てたら壊れそうなのでパス。
shortcake_430.jpg

しかし断面図はなかなか美味しそうではない?
shortcake2_430.jpg

娘は最初、見かけのすごさに驚き「作ろうとしてくれたのがエライ」と慰めてくれたが、味は限りなく(!)日本のショートケーキに近く、おかわりして食べた。ホッ

そしてもうひとつ忘れていたのが、娘が“春の日”に生まれたということ。
フランスで“春の日”とは夏時間開始を意味する。1時間早く起きる生活がまた始まった。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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