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バテ猫たち

すげえ暑さ、茹でタカコになって帰ると、2匹の猫が待ち構えている。
この暑さでも食欲はあるらしい。でも「ソーメン!」とか言わないのでラクだ。

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猫たちは涼しいところを知っている、はず。やつらはどこに寝ているか・・・?
アナイスは箪笥の上。よじ登るのは無理があるし、ぬいぐるみの隣であまり涼しそうじゃない。

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タマは屋根の通風窓の中だ。

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その頭上では、屋根に切り取られた夏空。

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熱いトタン屋根の上の猫・・・でも気持ち良さそうに眠っている。

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夏は毛皮が脱げたりしたらいいのにね。


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最後の授業

中学4年間-中には小学校から9年間-毎日のように会っていた友達と“最後の授業”だった日。
学校から帰った娘はテレビの前に寝そべって『シンプソン』を観ながらも、感傷的な表情をしている。
「1年経つのの早いこと!」
そういうせりふは年増がいうものと思っていた。

子供2人が通った中学。先生に呼び出されたり、親の面談で私も通ったものだ。
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私たちが中学や高校の頃、時が経つのが遅く感じられたような記憶・・・世の中のスピードが速くなって、子供の時間も速く流れるのかしら。
「テスト、テストで楽しむ暇がなかった!」
日本の中学生に比べたらまだ気楽なほうだよ。

最後の授業は6月24日でも、成績委員会はその10日前にあり、3学期の成績は決まっている。先生もその後はすることがないので、復習をしたり、クラスで映画を観たりと気楽なもんだった。
というわけで、残すは28日、29日にBrevet(中学修了試験)。
“一緒に勉強”と称して、友達がよく来ている。中には近づくとタバコの匂いがする子も。
「みんな、吸ってるよ」
「みんなって?」
「うーん・・・クラスの7割は吸ってる」
私も知っている学校の近くのカフェ兼タバコ屋でみんな買うそうだ。
「見るからに未成年の中学生にタバコを売るわけ?!」
「うん、ほかのお客がいると一応ダメっていうけど、誰もいないと売ってくれるんだって」

いくら背に腹は代えられないといっても、中学生に喫煙を許す態度は許しがたい。思わず、そのタバコ屋に殴りこみをかけそうになったが、いやいや、中学に手紙をだして抗議してもらうほうが有効かも。

それにしてもフランスの子供は急いで大人になろうとしすぎだ。大人になってタバコやお酒が堂々と飲める年月はイヤッてほどあるのに・・・

Twitter始めました。最初は独り言いっているようなので、どうぞフォローしてください。

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バカロレアの試験問題、漏洩!

先週木曜日、哲学の試験から始まったバカロレア。全国4737の試験会場で、65万4000人の受験者。
最年少は12歳(モンプリエ)、最年長71歳(オルレアン)。

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photo;Reuters

例年のごとく、試験監督がピリピリするのが不正行為、つまりカンニング。そして事前の試験問題漏洩だ。
カンニングといっても、昔みたいに“エンピツ削りの中に紙を隠す”なんて可愛いものではないから、携帯電話はIphoneやブラックベリーだけでなくすべて禁止。

日本の大学受験問題ならともかく、すべて筆記式なので、携帯電話がどれほど役に立つのか疑問だ。
例えば哲学の問題は、
「人間は自分について幻想を抱かざるをえないか?」
「平等は自由を脅かすか?」
「芸術は科学より必要性がないか?」
から選んで論じるのだ(すべてに真っ青)。

バカロレア試験監督委員会(のような名前)のオジサンがテレビで、
「携帯電話で不正行為が可能かどうかわからないが、危険性があるので禁止」と言っていた。
つまり、最新テクノロジーを使わせたら若い子には敵わないのを、オジサン・オバサンもわかっているのだ。
不正行為がばれた場合は、5年間いかなる試験も受けられないという罰が待っている。

各科目の持ち時間は3時間だけど、1時間経過したら退出していい。
「1時間でできちゃった」という人と、「歯が立たない、ねばっても書けないものは書けない」という諦め組が退出し、ここで試験問題がメディアに漏れ、お昼ご飯の話題になる。

バカロレアは全国共通試験なので、試験問題は厳重にガードされ(どんな方法かは知りませんが)4737の試験会場に届けられる。
しかし、21日(火)の科学バカロレアの数学の問題ひとつが事前に漏れた。Jeuxvideo.comというゲームサイトのフォーラムに出た、というありそげな話。ネット上の情報収集に強い人が集まってそうじゃない?

教育相はさっき「試験自体は無効にせず(=受験者はもう一度試験をやり直さなくていい)、漏洩した問題だけ無効にする。漏洩の張本人を告訴する」というコミュニケを発表。やっぱり若いパソコンオタクには敵わない。


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フランス中学生日記 5

朝、夫がシャワー室からパンツ一枚で出てきたら、
「見知らぬ女の子に出くわした!」
「カミーユの友達が泊まっていくって言ったじゃない」
「そうだっけ?あやうく素っ裸で出てくるとこだった・・・」
それじゃDSKだ。 
「それにしても、20分くらい閉じこもってメイクしてたぞ」
その友達は「メイクなしじゃ外に出られない」とか老けたことを言っているらしい。アンタ、14歳でしょ?

・・・という話を、久しぶりに会った友達にしたら、もっとびっくりな話をしてくれた。
彼女のお嬢さんの15歳の誕生日に、お父さんが、
「友達をたくさん呼んで、ブームをしたらどうだ?お父さんたちはレストランか映画に行くから、うちを占領していいよ」
お父さんとしては「わっお父さん、クール!」とか大喜びされて評価が上がる予定だった。しかし子供は覚めた目で父親を見上げ、
「それってアルコールあり、なし?」
しばし二の句が告げなかったお父さん、
「もちろんナシ!ナシに決まっているだろう!」
「じゃだれも来ないわ。1人か2人は親切心から来るかもしれないけど、退屈するに決まっている」
せっかく“物分りのいい”とこを見せたかったお父さんはがっかりだ。

・・・という話を、うちでしたら、
「15歳?15歳ならアルコールがないとね」と息子。
そういえば娘も去年の学年末パーティに迎えに行ったら、やけに上機嫌なんで
「飲んだの?」と冗談で聞いたら、
「ビールだけよ」という返事だった。
息子はさらに、「ブームという言葉もガキだよ。高校生なら(15歳は高校生)フェット、またはソワレという」
つまりボキャブラリーから間違っていたというわけ。可愛そうなお父さん・・・


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ドイツで発生して33人の死者を出した腸菅出血性大腸菌。
最初はキュウリが犯人と発表され-それもスペイン産キュウリを名指し-スペインの生産者は何十トンというキュウリを捨てるはめに。2億2500万ユーロの損失。
ついでトマトとサラダ菜に嫌疑がかかり、もやしも疑われた。ヨーロッパ全土、野菜の売り上げはがた落ち。ロシアはヨーロッパからの野菜の輸入を全部ストップする。

ちょうど“もやし説”が出る前日に、義弟がご飯を食べに来たので、ハンバーグともやし炒めを作った私は真っ青になった。でも全員無事で、間もなくニュースでも“もやしじゃなかった”と。

そしてついに真犯人がわかった:北ドイツのオーガニック農園で栽培している“発芽した芽”、といわれてもちょっとイメージが浮かびにくいけど、レンズマメやラディッシュやもやしの芽だそう。

こういうの・・・
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そう言われてみると、オーガニックレストランでお目にかかるような気がする。
これを生で食べた人の中から死者が出たそうだ。

それにしてもドイツ政府は、確証がない段階でキュウリだ、トマトだと発表し、おかげでヨーロッパの生産者は大損害を蒙り、おかげで政府は援助金を出すはめになり・・・1週間前の朝市なんか「キュウリは触るのも恐ろしい」という雰囲気が漂っていた。可愛そうなキュウリ。

さらに皮肉なのは、無農薬、より高い栄養価、安全性などを掲げているオーガニック農園からバクテリアが発生していること。

ヨーロッパ評議会はヨーロッパの野菜生産者に1億5000万ユーロの援助を約束したが、スペインのキュウリ生産者は、キュウリのせいにしたハンブルグの衛生環境研究所を訴えるとか。ごもっとも。


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“歳のせい”ではありません

「この俳優誰だっけ?」夜、DVDを観ながら夫。
「けっこう有名じゃない・・・(俳優の名前が出てこない)ホラ、去年観たあの映画にも・・・(映画のタイトルが出てこない)」
こんな会話(経験あるでしょ?)をやる度に、「ヤダ、歳のせいかしら」とため息をついていたが、歳のせいじゃないことを証明しつつあるワタシ。
テレビの前に子供2人(そのうち1人は身長180cm!)がマグロのように寝転がっている。
「この曲、ナントカいう歌手が歌ってるのに似てない?」と娘。
「ナントカって誰だよ」と兄貴。
「髪が茶色で背が高い人」
「そんなのゴマンといるじゃん、歌のタイトルは?」
「忘れた」
「英語?フランス語?」
「・・・・」
また始まった、と妹をバカにする兄貴も負けていない。
週末、テニスコートが予約できた、とショートパンツ姿でラケットとともに出かけていった、と思ったら10分くらいで戻ってきた。
「また忘れ物?」(3回のうち2回は何か忘れて戻ってくる)
「いやいや・・・」と口ごもるので見たら足はゴムぞうり!メトロの中で気がついたんだって。

もっと画期的なのもあった:女友達と映画に行くと大急ぎで晩御飯を食べている。
「何、観るの?」
「Rango」
「それってジョニー・デップが声やってるアニメ?先週観たっていってなかったけ?」
息子の顔が固まって、むせて咳き込んだ。
「Merde !!」
「あなた、おいくつ?先週観た映画、忘れるわけ?」

子供と暮らしていると心配も多いけど、このように安心させられることも少なくない。遺伝、という説もあるけど・・・


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DSK「無罪」を主張、弱い“陰謀説”

6月6日、NY時間の朝9時半に法廷に出頭したドミニック・ストロス=カーン(DSK)は予想通り「Not guilty」と主張した。
法廷前には、NYのホテル従業員が集まり、DSKが奥さんのアンヌ・サンクレールに付き添われて現れると「Shame on you !」 と怒声を浴びせた。
さすがにやつれた顔のDSK、アンヌ・サンクレールは丁寧なブラッシングで覆っていたけど、円形脱毛症が隠せない。どんな状況でも夫を支える健気な女性だ。

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photo:Reuters

無罪を主張すると、保釈金で自由になることや刑期を交渉することができず、長い裁判が続くことになる。

DSKが逮捕されたとき、アメリカのジャーナリストの中にも「嵌められた」説が飛び交い、「サルコジが嵌めた、彼ならやりかねない」という意見が多かったとか。
ところが、サルコジにとってDSKは一番の脅威ではなかったらしい。その理由は、IMFの専務理事で、富豪の奥さん(父親が美術商で財を成した)を持つDSKは社会党の候補になりえない。
確かに、家賃、月35000ユーロ(約420万円)の家をムショ代わりにする人が、労働者の声を代表できるとは思えない。
600㎡のその家には、バスルーム4つ(そのひとつはジャクジーつき)、ジムルーム、ホーム・シネマまで備えているそうだ。

ムショ代わりのおうち。3週間で2回(弁護士とお医者)しか外出しなかった。

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photo:Reuters

じゃ誰が?というと、社会党の大統領候補として一気に支持率を上げた、前社会党第一書記のフランソワ・オロンドと現第一書記のマルティーヌ・オブリー。でも証拠もなく、うっかり何か書くと名誉毀損で訴えられかねないので、メディアも「一番得をしたのは・・・」で留まっている。

先日、みんなで晩御飯を食べているとき、
「もうひとつ“DSK自身が準備した陰謀”説がある」と友人。
なになに?
このスキャンダルで、IMF専務理事を辞職し(辞職しないと大統領候補になれない)、無罪を証明して、陰謀に嵌められた同情も得て、華々しく返り咲く・・・という筋書き。
さすがにこれは信憑性がなく、笑い話で終わったけど。

事件当時は、質問されたフランス人の60%以上が「陰謀だ」の意見だったけど、今アンケートをしたらパーセンテージは違ってくるはずだ。


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ストロス=カーンのニュースがちょっと鎮まった、と思う間もなく、公務員担当相ジョルジュ・トロンが一面を飾った。彼はドラヴェイユ(エソンス県)市長も兼ね、市の旧女性職員2人からセクシャルハラスメントで訴えられた。
トロン氏、足フェチで、女性の足をマッサージするのが趣味だったらしい。
「足のマッサージ、ワタシなら“もっと”っていうかも」一緒にニュースを聞いていた女友達。
「うーん、でもこの顔でやられたらイヤかも。ちょっと隠微な雰囲気ない?」

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photo:MAXPPP

ジョルジュ・トロンは「身の潔白を晴らしてみせる」といいつつ、辞職。内閣にも辞職を促す空気があった。
女性職員は、DSK(ドミニック・ストロス=カーン)事件を聞いて、訴えることに決めたとか。これを皮切りに、政界の秘めたる私生活が次々暴露されそうな・・・
と思う間もなく、元教育相のリュック・フェリーが、某元大臣のペドフィリー(小児愛)をCanal+のニュース番組で告発。

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photo:REUTERS

リュック・フェリーは2002~2004年、ラファラン内閣の国家教育相。哲学の著書も20冊以上あり、政界人というより“影響力のあるインテリ”で、テレビにもよく登場する。
そのリュック・フェリーが、自分が目撃したわけではなく聞いた話で、証拠もなく、実名も挙げず某大臣の性的嗜好を告発する、というのは“らしくない”。
当然、「某大臣とは誰だ?」で盛り上がり、元文化相、左派のジャック・ラングの名前が挙がった。
怒ったジャック・ラングは名誉毀損でリュック・フェリーを訴えるとか。

DSK事件が引き金になった“告発熱”・・・明日は誰が?身に覚えのある政界人には生きた心地がしない毎日。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから20年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書2冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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