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カーラ・ブルーニに187個のオムツ

お腹が目立ってきたファーストレディはブレガンソンの要塞でバカンス中。この要塞は、サントロペの南の地中海沿いにあり、大統領の御オフィシャル別荘だ。
そこへ、Ontexというオムツメーカーが187個のオムツを書き留めで送ってきた。出産予定は10月なんで気が早いけど親切なプレゼント、でもなぜ20個入りパックじゃなくて187個?とかわいく首を傾げるカーラ。

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するとオムツと一緒にお手紙が:
「お送りしたオムツはフランス国内、リヨン近くの町で作られています。工場はオムツを作って30年以上、発展した時期もありましたが、最近は経営が難しく、ついに閉鎖されることになりました・・・」
つまりOntexというメーカーは工場を国外に移転することになり、9月に187人の社員の解雇が決まっている。国外に移して人件費を安くし儲けを増やそうという経営者の魂胆から、187人の工員の職場を護ってくれないか、というお願いなのだ。
カーラさんはまだウイともノンとも返事していないようだけど、フランスでもタダほど高いものはない。ところで、カーラがこの時期に妊娠したのは来年の大統領選のためだとか。妊娠・おめでたい・繁栄・・・と再選を目指すサルコジにポジティヴなイメージを与えるから。
アンゲラ・メルケルが「原発閉鎖」の方針を発表(その分、フランスから買う)したのも2013年の再選に向けての準備といわれる。すべては権力のため・・・!

ブレガンソンの要塞。こんな素敵な別荘が使えるんだから、再選されたいよね
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あなたの健康度は?

イギリス人の交換留学生、15歳の女の子がうちに滞在していた。
天気が悪くて肌寒いので、サン・マルタン運河の船もあきらめ、パリ・プラージュなんて聞いただけでブルブル。
ほっとくと娘とDVDばかり観ているので、ヴィレットの科学工業博物館に連れていく。

健康度をチェックするクイズ・エクスポをやっている。
入り口でバーコードのついた紙のブレスレットを取り、名前・性別・年齢を打ち込んだ後、『あなたの幸せ度』を10段階で示せ、という質問。なるほど、幸せ度も健康に大きく関係するものね。観察していると「6」を打っている人が多い。「ちょっと幸せ」というわけ。私も結局6くらいかな。

登録したあと、20数個のクイズやテストをこなしていく。例えば、肺のレントゲン写真がいくつかあって、喫煙者の肺はどれか?とか(喫煙者だからちょっと顔が引きつる)、赤ちゃんの写真が何枚か貼ってあって、お父さんとお母さんを当てる、とか、座って足を伸ばし、手の先がどこまで届くかの柔軟性テストとか・・・「6・9・12・21・31」「オレンジ・トマト・胡桃・ブロッコリー・アヴォカド」など並んでいて「グループに入らないものを選べ」という知能テストっぽいのもある。言語が仏・英と選べるので、イギリス娘は英語でやっていた。

赤ちゃんがずらり
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鼻が似てる、とか髪の毛の色を手がかりにお父さんとお母さんを当てる。これがなかなか当たらない。

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レストランのショーケースみたい。一日に食べるものをチェック。

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入場者の半分くらいは子供だが、大人にも面白くてけっこう熱中。
残念だったのは、土曜日で人が多く各クイズで待ったので、もうちょっとというとこで閉館になってしまったこと。
最後にバーコードを読み取って、健康度が印刷できるはずだったのに!と悔しがりながら、会場を出るなりタバコに火をつける私。あんまり気にしていないようだ。

Cité des Sciences&L'industrie
"Santé en Jeux"
10月2日まで

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「彫刻家になりたかった私にとって、石も布も同じ」と言っていたというマダム・グレ。
初めての回顧展が彫刻家のブールデル美術館であるというのはロジックと言える。3月末に始まり、なーんだまだまだ余裕があると思っていると、あっという間に時間は経ち、やっと観にいけた。
素晴らしい。少しも古びていない1930年代~のドレスは、レッドカーペットを歩くどんなドレスより美しく、細かいドレープ業や、流れるように落ちるフォルムに見とれてしまう。

古代ギリシャの服にインスパイアの細かい襞やドレープが特徴。ひとつスタイルを見つけたら徹底的に追求する人だったそうだ。ミヤケ・イッセイさんはここからヒントを得たのでは?
白やアイボリーのドレス。もう一度結婚式を挙げたくなる。

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背中ヌードも得意わざのひとつ。官能的。

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昼間の服も構築的。今すぐ着れる。着たい!

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デッサン

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彫像の間や、ブールデルのアトリエにポツンとドレスが飾ってあり、まるで違和感がない。
真ん中の彫像、胸が豊かなんで男か女かでもめたけど、この体型で女のわけないですよね。ご存知の方がいたら・・・

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入場料は7ユーロ。
娘とその友達を連れていって「14歳なんです」と言ったら、
「14歳・・・15歳じゃないのね?」
「ええ、14歳は15歳じゃないですけど」
受付のオバサンはしばし考えて、
「タダです!」
彼女の鼻の先に大きく「13歳まで無料」と書かれていた。オバサン、バカンスが必要みたいね。

Musée Bourdelle
16 rue Antoine Bourdelle, 75015 Paris
7月24日までと聞いていたがどうやら8月28日まで延長。
火-日 10h-18h



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『マイ・リトル・プリンセス/My littre princesse』も実話をもとにしたお話。
エヴァ・イヨネスコ(女優・写真家)がエキセントリックな母親との子供時代を描いたもの。私も親だから共感できるかも、なんて思ったら間違いで、とんでもない母親なのだ。

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写真家で滅多に帰ってこない母を待ちつつ、ヴィオレッタはおばあちゃんと暮らしている。
ある日突然帰ってきた母親は、ヴィオレッタに「あたしの写真のモデルにならない?」
母親に気に入られたいとモデルになるが、その要求は次第にエスカレート。扇情的な姿態や裸でポーズし、今日だったらペドフィリーで禁止になる写真が出来上がり、売れていく。
学校にもまともに行けず友達から特殊な目で見られ、娘は切れるが、「あなたはアートをやっているのよ」「こんなに愛しているのに」と母は理解できないのだ。

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自分の芸術のために娘の子供時代を奪い、さらにそれが愛情だと思っている母をイザベル・ユペール(この小柄な女優はほんとに大女優だ)。娘ヴィオレッタ役、アナマリア・ヴァルトロメもなかなか上手い。
けど、子供時代をめちゃくちゃにした母親への鬱憤晴らしを見せられている感じ。精神分析家のとこへ行ったほうがよかったんじゃない?と言いたくなる。

親が愛情と信じることと子供が受けたい愛情、親がいいと思う道と、子供が進みたい道は違うと改めて感じる作品ではあったけど。
ぶっとんだ母親と普通に生きたい娘のすれ違いを描いた、やっぱりイザベル・ユペール主演の『コパカバーナ』(2009年、マルク・フィトゥシ監督)が先日Canal+でかかった。娘はイザベル・ユペールの実の娘が演じている。
リアルでユーモラスで温かい余韻が残る映画。ぶっとび方もこのくらいだと救いがあるんだ・・・

『My Little Princess』
エヴァ・イヨネスコ監督作品・公開中

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まず『Omar m’a tuer』。
フランス語をご存知の方なら、「オマールが私を殺した」ならtué と過去分詞になるはず、さらに私が女性ならtuéeと一致するはず、と言われるでしょう。それは全く正しいのですが、いくら最近のフランス人が綴り間違いに長けているとは言え、映画タイトルを間違えるほどではない。
1991年6月、南仏の館の地下室で、お金持ちの未亡人が殺された。ナイフで滅多切りにされた死体のわきの壁に、血で「Omar m’a tuer」。未亡人の庭師だったオマールはすぐ殺人容疑で逮捕される。映画は当時話題になったこの事件の映画化。死ぬ間際に書かれた言葉がタイトルになっている。そういう状況で、活用や過去分詞一致を気にしている余裕がなかったのはもっとも、歴史に残る綴り間違いになった。

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オマールを演じるサミ・ブウジラは役作りのため10kg痩せ、モロッコ・アクセントのたどたどしいフランス語を練習(彼はフランス生まれ)、迫真の演技を見せる。親や子供、その子供までが“あの殺人犯の・・・”と言われないため無実を訴え続けるオマールの姿や、移民の微妙な立場が描かれている。一見の価値あり。
ただ、監督のロシュディ・ゼムが“オマールは無実”の前提に立っているので事件の全貌が見えにくいのが難。でもお奨めの部類に入る。

俳優でもあるロシュディ・ゼム。朝市ですれ違ったけど結構かっこいい。
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義援と詐欺・・・

日本の被災者義援はあちこちで続いていて、特別に義援製品を作っているブランドもある。
バレエシューズで有名なレペット。日の丸がついたバレリーナを作り、その売り上げが全額日本赤十字へ。と聞いたとき、つま先の中央に日の丸なんて、なんか特攻隊みたい。買う人がいるのかしらん、と思ったが、これを見て安心。

国旗の横に「Solidalité 絆」、BB pour le Japon 165ユーロ
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食器、インテリアオブジェのアスティエ・ドゥ・ヴィラット(Astier de Villatte)は香りのキャンドル「友愛」。

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「幸運を呼ぶ招き猫にインスピレーション」だそうだが、招き猫って右手を挙げているとお金、左手だとお客を呼ぶんじゃなかったっけ?香りは、しょうがの根、パチョリの葉、イボタノキと桜の花から作られているとか。サン・トノレ通り173番地のお店で1000個限定販売、35ユーロ。
チャリティーコンサートやイベントも行われていて、先日通ったブルターニュの田舎町でも義援コンサートのポスターを見かけた。でも中には“日本を義援”で人を集め、収益は自分のポケットに、というのも当然あるようだ。
娘2人を、ローマ美術館巡りに連れていった友人。美術館ひとつ見たらアイスクリーム一個という取引で、あまり乗り気じゃない娘たちを説得。ある晩、夕食にピザ屋に入った。どこにでもあるような大衆的な店、夕食時なのに殆どお客がいない。メニューを持って現れた愛想よく主人が「今夜は、日本を救うための義援ディナーで一人200ユーロ」
「?!」
友達がすぐ退散したのは言うまでもない。詐欺もイタリア式(?)にここまであからさまだと、腹を立てるより笑っちゃいません?

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ソルド日記

6月25日:スーツを買いたい夫につきあってヴァレ・ヴィレージに行った。ディズニーランドの近くにある大きなアウトレット村で、ラルフ・ローレンやD&G、Moncler、Joseph・・・などブランドが入っている。
夫は、Façonnableで見つけた定価650ユーロのスーツが“ヴァレ価格”420ユーロ、さらにソルドでその半額になっていて大ご機嫌。女性ものは「こりゃ売れ残るわ」というモデルしかなくて、私は手ぶらでむくれて帰ってきた。

色とりどりのお店が並ぶヴァレ村の通り
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7月2日:娘とシャトレに赴く。ZARA 、H&M、Etamなど“流行のものを安く”がモットーのブランドが集結している。サイズもまだ残っていて、ショートパンツ(12ユーロ)や、コンビショーツ(トップとショートパンツが繋がっているヤツ、35ユーロ)、今年の色オレンジのトップ(10ユーロ)など購入した娘が、
「水着も買わなくちゃ」
「去年買ったじゃない」
「もう小さすぎ」
「そんなに背、伸びた?ビキニだから大丈夫だよ」
「胸が入らないのよ」
「えっ?」
「ママンにあげようか」
最近、逆お古が流行りなのだ。

というわけで、Etamの水着売り場に赴いたが、水着は出足が早いことを発見。
バスト105Cとか100Dしか残っていない。この国にはDカップの人がいるんだ!
H&M、見に行く?と言いかけて、友達がH&Mの超安い水着を買って、一度選択したらバラバラになった、という話を思い出した。プールや海の中でバラバラになったらヤバイ。
結局、もっと人出の少ない地区のEtamで、気に入った水着を見つけてめでたしめでたし。
流行のものがたくさん欲しい年頃だ。

7月4日:夕刻八百屋に行った帰り、引き寄せられるように入ってしまったコントワール・デ・コトニエで、黒のジャケットを「試すだけ」と着てみたら脱げなくなった。
ラフな黒のジャケットの袖を折り返して、ジーンズの上に・・・つまりパリ中にゾロゾロいるスタイルをやってみたかったというわけ。人のことは言えない・・・


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嘘の証言と陰謀説

ドミニック・ストロス=カーン事件が急転したのは“犠牲者”のハウスメイド、ナフィサトゥ・ディアロの証言が疑わしくなったからだ:最初の証言では、DSKに“強姦されたあと、すごいパニックで口も聞けずホテルの片隅で震えていた”はずだったが、実は直後にちゃんとほかの部屋のお掃除をしていたことが判明。
決定的なのは、翌日、マリファナ所持でムショ入りしている友達に電話し、「(この件で)どんな利益が得られるか」を相談していること。この友達は、今日のニュースでは“夫”になっていた。

証言の信憑性を調べる前に、手錠をかけられた被告の姿は全世界に流れ、数日だが刑務所に入れられ、生々しい7つの罪状が繰り返された。強姦罪は、フランスでも被害者の証言に成り立つとは言え、なんか理不尽というか一方的だ。

大嘘証言がばれて、再燃したのが陰謀説だ。つまりこれはDSKを陥れるための罠だった説。
彼が泊まっていたSofitelはフランスのチェーンホテルで、社長とサルコジがお友達とか。Sofitelが1時間以上経ってから警察に通報したのもおかしい・・・と目下、陰謀説プロットで加熱している。

とにかくDSKは自由の身に。24時間の監視や電話・インターネットの制限、居場所のわかる電子ブレスレットが解除になり、月5万ドルで借りている家も引き払ってワシントンのおうちに帰っていいことになった。ただし裁判は続くのでアメリカから出てはいけない。

さて、DSKがフランスの政界に返り咲けるか?
週末のアンケート調査では過半数が「返り咲けない」で、ほっとする。だって女性を見ると飛びかからずにいられない人に、フランスを代表してもらいたくない。ましてや大統領なんか!
ハウスメイドとも、やったのは事実で、それが強姦か、合意の上かで争っているわけだし、今度の事件で、過去の被害者も名乗りをあげた。2人だけになったとき迫られた女性ジャーナリスト2人。
去年の夏はベタンクール事件が「夏の人気連載小説」だった。今年はDSKがベストセラーの気配。


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DSKことドミニック・ストロス=カーンがが強姦容疑で逮捕され、辞職したあと、IMF専務理事の椅子に誰が座るか注目されていた。結局、一番有力候補だった、現財務相クリスティーヌ・ラガルドに決まった。
“世界銀行”の初の女性理事だ。スバラシイ!女性がもっともっとトップに立つべき。
ラガルド女史は、能力があり、偉ぶってなくて気さくな人柄という評判。貫禄もありエレガントで、誰かのように裸でバスルームから出てきたりはしなそうだ。

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photo:AFP

・・・と思っていたところ、突然、DSK事件に新展開。
DSKの起訴は、被害者ハウスメイドの証言のみに立脚していた。NY Timesによると「検事側は告訴人の証言-推定される暴行の状況についても、彼女自身についても-に疑問を抱きだした」
つじつまの合わないことが多いらしい。
そんなこともっと早く気づくべきじゃない!・・・DSKの“醜聞”は世界中に報道され、フランス人は「さかりのついた猿」という不名誉なニックネームまでつけられた。
ただし、DNA検査から、2人が関係を持ったのは確かなので、DSK側が最初から主張している“合意の上での関係”ということらしい。つまりDSKがどーしようもない女好き、には変わりない。

気の早いメディアは、DSKが無実を証明して、大統領戦に返り咲けるか?まで言っているけど、対米関係とか考えると、どうでしょうね・・・


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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