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チュニスから戻った娘はチュニジアに移住しそうな勢いだ。
「人がみんな親切で物質主義じゃないの。それに何でも安くてスニーカーが10ユーロ!」
たしかにフランスは物価が高すぎる。フィヨン首相が憂い顔で「国民の購買力が落ち・・・」なんて言ってるけど、この高さなら当然じゃない。
「結婚はすごく神聖なもので、簡単に別れたりしない」
私たちの周囲では別れたカップルのほうが多いものね。
「男の子がすごくカッコいい!」
出た!でも同感。チュニジアの若い男の子はほっそり背が高く、浅黒い肌にはっきりした目鼻立ちの美男が多い。
「ラマダンで何も食べずに我慢すると、精神的になるというか、自分の拠り所が見えてくる感じ」
自分はちゃんと食べてたくせに。でも言いたいことはわかるような・・・
夫がギョッとして「おまえ、イスラム教に改宗するつもりか!?」
「それにラマダンの後の食事は何品も作ってすごいご馳走なの」
と、その中でも超美味しかったというブリックを作ってくれた。
ブリックは北アフリカ産の小麦粉の皮、ツナや肉類を入れて食べる。

鶏の胸肉約250g(蒸し焼きでもローストチキンの残りでも)、ゆで卵、トマト各1個を細かく切り、グリュイエールチーズ適宜、生卵1個を加えて混ぜる。塩コショウ。
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ブリックの皮(大型スーパーで見つかる)1枚を2つに切り、具を入れて巻く。
溶かしバターで巻き終わりを貼り、全体にも塗って艶を出す。
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北アフリカ版春巻きという感じ、揚げないないのでより簡単。180度のオーブンで約20分。

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さっぱりした味、パクッと美味しい。
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あっという間になくなった。



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ジュスティーヌとミカエルの結婚披露宴が行われる。花嫁の姉夫婦の豪華な館に大勢の招待客が集まっている。
ところが主役の2人は招待客たちをさんざん待たせ、2時間も遅れて到着。
一方、メランコリア惑星が地球に大接近している。

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ラース・フォン・トリアーの『Melancholia』は、ジュスティーヌ、クレールとその夫-欝の人と普通の人-が、この状況をどう生きるか、を描いている。これ以上書いたら恨まれそうなのでやめておく。

観終わったときガーンとくる傑作、そして深い余韻や自問自答を残す。
こういうテーマをこういう切り口と映像で表現できる監督は他にいないだろう。

俳優陣がみんなすごくいい。
欝な人間を演じたら右に出る女優はいないキルスティン・ダンスト。花嫁役は彼女以外考えられない。
不安定な妹と招待客の板ばさみで右往左往する姉クレール(シャルロット・ゲインズブール)もいい。でもちょっと痩せすぎ。
その夫はキーファー・サザーランド。懐かしい『24-Twenty Four』のジャック・バウアー。
死ぬほどの拷問に遭っても、次の瞬間何事も無かったように駆け出していた超人ジャック・バウアーとは裏腹の、ごく普通の人間を演じている。
笑っちゃうほど辛らつな花嫁の母、シャルロット・ランプリング・・・

そして映像の幻想的な美しさ。
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観る人によって解釈が違うのも作品の深さを現している、と思う。
監督が「ナチに共感」の問題発言をしなかったら、カンヌでグランプリを取っていたはず。
一方グランプリをとったテレンス・マリックの『Tree of life』はどこがいいのかわからなかった。
これでもかこれでもか、と出てくる自然界の映像は、偉大なる自然の記録映画を観ているようで、ブラッド・ピットがお父さんの家族の話との接点がよく見えない。
感動したという人は多いので、私がおかしいのかもしれないけど。

『Melancholia』
フランスで公開中

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わかりかけたブルターニュの魅力

ブルターニュが好き、毎年バカンスはブルターニュ、という人が多いのはなぜ?
天気は悪いし、海は冷たいし、今までよく理解できなかった。

私が“親代わり”と思っている老夫婦ジョー&エレーヌは、毎夏1ヶ月、ブルターニュに家を借りる。同じ家を25年以上・・・。
パリから電車で4時間、そこから車で20分、家が数件しかない人里離れた村はKermerzac (ケルメルザック)。
Kerとはブルトン語で“集落”の意味で、このあたりにはケルとつく知名に頻繁に出会う。
目の前は海。ポツンポツンとある家以外は、林や野原が延々と続く。海岸から何kmは家を建ててはいけない、2階以上はダメなど規定が厳しいのでホテルもない。25年前と変わらぬ自然が護られているそうだ。

家は、ELLE Decoration の「田舎の家」特集に出てきそう。
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この家ではネットが繋がらず、誰もテレビをつけない。特に観たいとも思わないし。全然退屈しないのは、ブルターニュの空と海のせい?
雨がしっかり降ったと思うと、突然太陽が顔を出し、波のない海がキラキラ輝く。よし、海辺まで降りていこうかと思うと、厚い雲が太陽を隠して肌寒い。諦めて本を取り出すと太陽がかっと照りつける・・・気まぐれに変わる空と海を眺めていると少しも飽きない。

家の前にある海岸は殆どプライベートビーチ
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「ブルターニュに天気予報なんてあるの?」
「一応ね」とジョー。
「意味ないじゃない」
「まあね」
老夫婦の毎日は、ご飯を食べ、海を眺め、本を読み、ご飯を食べ、お昼寝をし、また海を眺めて過ぎて行く。
最近、物忘れが激しくなったエレーヌは一日に何度も
「誰かいるの?」と聞く。
「タカコが来てるんだよ」ご主人は辛抱強く同じ返事を繰り返す。
すると奥さんは「タカコタカコカコカコ・・・」と歌いだす。その声は可愛く、テーマソングになったのは初めてなので嬉しくなる。

夕方、港のビストロでアペリティフを飲むのが唯一の“イベント”。エレーヌはSuze、ジョーはラムベースのプランターズパンチ、私はロゼワインをゆっくり飲む。

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ビストロの女主人は2日目には覚えていて「同じのね?」

朝から子供たちがテレビをつけ、ひっきりなしにメールやSMSが行きかい電話が鳴る日常とはなんという違い。
退屈するのでは?という心配とは裏腹に、これまでにない濃密な時間を過ごした私。
「また来年もいらっしゃいね」とエレーヌに手を握られて、ちょっと哀しくなる。心残りのような・・・来年もさ来年も、まだまだ元気でいて欲しい。


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8月は『ハリーポッター』や『カンフーパンダ2』など子供ものは充実しているが、大人の映画は-『メランコリア』は別として-ろくなのがない。消去法でノルウェー映画『Happy Happy』を観にいく。

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雪深い片田舎で夫とひとり息子と暮らすカイア、いつも笑顔で「わー素敵!」「素晴らしい!」を連発。滅茶苦茶ポジティヴ。
ちょっとここが足りないんじゃない?と思うくらいだけど、学校の先生だ。
夜も、鬱陶しそうな夫の様子は気にも留めず「ねえ2人目、作りましょうよ」と無邪気に迫る。
私が夫でも苛立ちそう。でも夫は苛立つどころか、無残な言葉で傷つける。
その上、息子まで父親と共鳴していて、カイアが鏡の前で丁寧にブラッシングしていると、「アンタ、ブス」などとほざくのだ。


そこへ養子の男の子を連れた同年代カップルが引越してきて、お隣さんになる。
一見、都会的で幸せそうなカップル、実は奥さんが不倫をして、その相手から遠ざけるため、山奥に引っ越してきた。人はほんとに見かけによらない。

左がカイア。幸せそうな奥さんに見えるけど・・・
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カイアはこのお隣さんの旦那と、ひょんなことからできてしまう。相変わらずのポジティヴで、「わーい、不倫よー!」という調子。間もなく夫にバレてしまう・・・
タイトルはアイロニーとわかる波乱の内情。

Anne Sewitskyという女性の初監督作品で、夫婦の会話などなかなかアル。観て後悔しない。
8月は映画館も空いていて、観客がポツンポツンと10人足らずで快適だ。

『Happy,Happy』
1時間28分
UGC、MK2系などで公開中

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中学生日記 7:ラマダン

娘が“送り込まれた”チュニジア一家は熱心なイスラム教徒。目下、ラマダンの真っ最中だ。
ラマダンは-ご存知の方はご存知のように-イスラム教ヒジュラ暦の9ヶ月目に、日の出から日没まで断食すること(飲むのもだめ)。“忍耐・謙虚・求道を学ぶため”のイスラム教徒の義務だ。妊娠や授乳中の女性、発育期の子供や病気の人などは免除される。友達一家には16歳と12歳の娘がいるが2人ともラマダンをしている。

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信者ではないし、食いしん坊の娘は、
「みんなが我慢しているのに、一人で食べるのって・・・」と躊躇っていたが、着いてみるとパ・ド・プロブレム。
飲み食いできないのは午前3時から夜7時15分まで。夕方から食事作りが始まり、日没には食べ切れないほどの料理ができあがる。
「今夜、何食べたと思う?サラダ(チュニジア人は野菜を全部角切りにする)にスープ、タジン(肉と野菜の蒸し焼き)、ブリック(肉入りパイ)、鶏の煮込み・・・」
ストップ!聞いてるだけでお腹一杯になってきた。
「その後デザート2つ、タルトとカスタードクリーム。吐きそうになったわ」
断食してないアンタが、何でそこまで食べるの!
ご馳走は当然残るので、娘は翌日冷蔵庫から取り出して食べる。
「ラマダンしている人は午前3時前にも食べるわけ?」
「そう、それで夜明かしして、朝の7時頃寝て、午後の4時くらいまで寝てるの」
なるほど、そういうテがあるのか。午後の4時に起きて3時間我慢したら晩餐の時間になる。空腹や喉の渇きを一日中我慢しなくてすむわけだ。
でもそのテはバカンス中の人しか使えない。仕事している人は大変だ。チュニスは先週最高46度、その暑さの中、何も飲めないのはさぞ辛いだろう。
今年は8月1日~29日と酷暑に当たり、来年から約半月ずつ前倒しになる。
子供たちはこうやって宗教や風習の違いを目の当たりしながら育っていく。

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フランス中学生日記 6

学年末試験が終わるのが6月末なので、子供たちは2ヶ月以上の長い夏休み。学校の先生でもしていない限り(ところがフランスにはやけに学校の先生が多い)、親はそんなに休みを取れないので、子供たちは親戚や友達の田舎に送り込まれる。
マデラから戻って数日後、娘はチュニジアの友人家族のもとへ送られた。
「発送日:8月x日○時チュニス着の飛行機。返却日:8月x日○時発の・・・よろしく」とSMSが行きかう。

オルリー空港まで娘を送っていった。
チュニジアはヨーロッパではないのでパスポートと、未成年が一人で旅行する場合、親の“証明書”が必要だ。
「下記に署名します私○○は、娘○×が一人でフランス領土を離れることを認めます・・・」
家出や外国逃避行を防ぐためとか。

それらを持って航空会社のカウンターに赴くと、Tunisairのお兄ちゃんがパスポートを見て、おもむろに受話器を取り上げた。
「日本からチュニジアってヴィザがいるんじゃなっかたっけ?」
娘は日本のパスポートしか持っていない。心臓が飛び上がりそうになる。
しばらく返事を待っていたお兄ちゃんは「あ、そう。メルシー」
そして私に「要らないそうです」
ドキッとさせないでよ!

「あたし一人でどこに行けばいいの?ゲートがたくさんあるし絶対間違える!」と騒いでいた娘、搭乗券を受け取ると、
「この番号のゲートにこの時間に行けばいいのね、なーんだ簡単」
そして私に、
「ママンも忙しいんだから帰っていいよ、いってきまーす!」
小さなスーツケースを転がして去っていく姿を私はしばし見送った。
数年前まで私の手を握ってい離さなかった手には、しっかり携帯電話が握られている。

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雨・寒い・鍵!

太陽燦燦のマデラ島から3時間、私たちは土砂降りで20度もないパリに到着した。
オルリーは、私が最初にパリに来た70年のはじめから変わっていないボロ空港で、飛行機から空港ビルへのジャバラの道もなく、わざとのように遠くに止まった送迎バスまでヨーイドン!で走るのだ。大雨の中。
せっかく充電した太陽が全部流れ出してしまう。しかも乗り切れなかったお客は、雨に打たれながら次のバスを待つ。アフリカ奥地の空港ならわかるけど、ここはパリでしょ!

夜11時、うちまでたどり着いたら、鍵がない。鍵を持って出たのは私ひとりなんで、非難の目が集まる。
バッグをひっくり返し、スーツケースをかき回すが見つからない。
「荷造りしたときに床に落ちたのかな・・・ごめん」
「セ・パ・グラーヴ」と娘。
夫は疲れて苛立って返事もしない。
ショートパンツの娘は寒い寒いと飛び跳ねている。

幸い、息子が近所で夜遊びしていたんで、呼び戻す。
ありがたみが十分わかるくらい待たせて息子が友達とやってきて、私たちはやっと我が家に入れた。めでたしめでたし。
その息子は、有名なバイヨンヌのお祭りに行っていた。コリーダ、ぺロタ(バスク地方の球技)、バスク地方のダンス・・・そして飲んで、歌って踊り明かす狂気の5日間。1932年に始まったフランス一大きなお祭りで、毎年100万人を越える参加者。みんな白い服に赤いベレーやスカーフがドレスコードだ。

お祭りのオープニング。これを見ただけで盛大さがわかるというもの。
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バーやカフェはカウンターを道に出す。年に一度の書き入れ時。
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「とにかく凄かった」を連発する息子。もっと別の表現法はないのかね。
目に隈ができているので、寝ないで騒いだことはよくわかる。それぞれの夏・・・

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マデラ日記 2

マデラ島は面積727km㎡というから、沖縄本島の3分の2弱の大きさで人口は27万人。
観光客は年間100万人、筆頭はイギリス、ドイツ、北欧諸国、フランス・・・冬でも平均気温16度で、夏は最高22-3度、太陽は一年中という気候なので、当然、太陽が少ない国の人が多い。

ところが、ホテルもレストランも観光地もあまり混んでいない。だから快適。
子供連れや中年~老年の夫婦が多く、若いグループがいない。プールサイドに寝転んで観察していた娘は「ガキと年増ばっか!つまんない」
さの理由を分析してみると、
-砂浜の海岸がない。切り立った岩礁や岩だらけの海岸が多い。
-海の温度が低い:夏にブルターニュに行く習慣の友達は「去年も今年も冷たすぎて泳げない」。あそこと同じ海だもんね。
-8月に23度と聞くと、太陽を浴びるのが目的で海辺に行くフランス人はちょっと躊躇うかも。「きれいに日焼けしてる!」と人が振り返る、なんてことはどうでもいい初老の方たちが多いのでは。

石ころの海岸。よーく見ると、寝転がって日光浴している人が見えるでしょ?
でも、あそこまでどうやって下りていく?
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絵のような背景の中に老人が座っている。1時間後にまた通ったら、同じ姿勢で座っていた。

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観光業以外ではマデラワイン。ポルトガル本土のポルトと同じく熟成させた糖度の高いワインで食前酒や食後酒(チョコレートに合う)として飲む。ポルトより特徴ある香りで微かな苦味。日本にいた頃、“ハンバーグステーキ・マデラソース”なんてメニューをよく見かけ、料理に多く使うのかと思っていた。

そして刺繍。テーブルクロスやナフキン、子供服・・・刺繍のお店は多いけど、値段が高く(刺繍の量にもよるけど大型テーブルクロスで500ユーロ~)、最近では中国製品に負けているそう。
それに「おばあちゃんのうちにこんなナフキンがあったよね」という、一時代前の感じがする。

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人柄も気候と一緒で温かい。乗るべき市営バスの乗り場がわからなくてウロウロしていたら、オバサンが周りの人に聞きまくって、バス停まで連れていってくれた。レストランにヘッドホンを忘れたら、お客さんの1人が走って追いかけてきてくれた。


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マデラ島日記

空港にホテルから送迎のバンが来ていた。逞しいオバサンのドライバーは制限速度60kmと出ているのに90kmでガンガン飛ばし、振り向いて話しかけたりするのでハラハラする。
「さあ着きますよ、左のホテルです」とオバサンが言うので、見るとすごくデラックスで新しそうなホテルがそびえている。思わず「わー!」と娘と歓声を上げたら「それは右、左のだって」
バンは向かい側の普通っぽいホテルに滑り込んだ。

デラックスなホテルは5ツ星、私たちのは一応4ツ星だけど、フランスと採点方法が違うらしく、4ツ星=フランス式3ツ星の感じだ。そして殆どのホテルが自称4ツ星なのにも驚く。

翌日、島内観光に参加。“仏語バイリンガル”のガイドさんは、構文はフランス語風だが、単語が殆どポルトガル語のままなので半分くらいしかわからない。

市場はどこの国でも面白い。魚市場。この怖い形相の魚は、poisson d’épée(剣の魚!)と呼ばれ、ポルトガルと日本でしか食べないそうだ。日本でなんと呼ばれている魚だろう?

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懐かしい干物!焼いて大根おろしと、ではなく塩出しして調理するそう。
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お昼に“剣の魚”がピカタになって出てきた。淡白な味で顔に似合わずふっくらした食感。美味しい。魚も見かけによらない。

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山が連なり平地が少ないので段々畑になっている。ご覧のように一段の幅がすごく狭い。

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サトウキビやトマト、じゃがいも、ズッキーニ・・・生産高も大してないので「市場に持っていって売るくらい」だそう。階段の上り下りが大変で効率が悪そうだ。でも畑仕事をしている老人たちは健脚で長生きとか。もっと脚を使いましょう。


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太陽を求めてどこへ行く?

チュニジアやモロッコ、エジプト・・・人気バカンス地が政変で危ないので、フランス人は今夏、太陽を求めてどこへ行くんだろう? 周囲にアンケート調査をしたところ:
-田舎の家がある人は当然そこへ。私たちの唯一の“田舎の家”はシャンパーニュ地方の義父の家だけど、バカンスを過ごすなんて考えられない。年とともにますますイジワルじいさんになった義父は、子供たちの足音がうるさい、ドアを乱暴に閉めるな、芝生の上を歩くな・・・と一日中文句ばかり。耳が遠いので食卓ではみんな怒鳴らなくてはならないし、テレビは村の有線放送かと思うほどでかい音にする。というわけで、みんな極力近寄らないようにしている。
-南や海辺に住む親戚や友達を押しかける。私たちもチュニジアの友人宅に招待してもらう魂胆があったものの、「政変以来景気が悪くて治安も悪くて・・・」と言われて言い出せなくなった。
-家を借りる。「カンヌにプールつきの家を見つけた!」と興奮していた友達。ベッドルームが5つにバスルームが3つ、プール一個で「週5000ユーロ!?」のけぞる私に、
「5組のカップルで借りれば1カップル1000ユーロ。ホテルにいくより安いわよ」
でも買出ししてご飯作って、そうじ洗濯して・・・その分担を「昨日は私がやったから君がやれ」「いや、私の担当はあさってで・・・」などと擦り合って大変そうだ。結局、その友達、2組しか賛同カップルが見つからず、カンヌのプールは夢で終わった。
でも南仏の家やアパルトマンを借りる人は多い。平均2週間。1週間の値段がほぼ1ヶ月の家賃だ。

まぁ日本と同じで、国内でうろうろするよりより物価の安い外国に出たほうがおトクなのだ。
・・・というわけでオルリー空港から3時間ちょっと。
飛行機は鏡のような海にお腹がつきそうなほどスレスレに飛んで、突然車輪を出した。フンシャル空港は、滑走路が海の上に陸橋のように作られている。
大西洋の真珠、と呼ばれてる(あるいは自ら呼んでいる)マデラ島にやってきた。

大西洋の水は冷たいことに着いてから思い当たった。寒がりの私はどうしよう?
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山の丘陵にたくさん家が建っている。屋根と壁の色が統一されているのがエライ。
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気品のある野良猫。連れて帰りたくなる。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから20年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書2冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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