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ここ数年、2音節の名前が男女とも人気。これは“縮められないように”の配慮。一時流行った2つの名前のコンビ、Anne-Sophie、Jean-Gabrielなどはアンヌソー、ジャンガブと縮められ、美しくないと。英語の名前も多くなった。
以下のトップ10は統計によって微妙に順位が違うけど、メンツはほぼ同じ。

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女の子の名前トップ10
1. Emma(エマ:5年連続1位!)
2. Jade(ジャド=翡翠ちゃん)
3. Léa(レア)
4. Chloé(クロエ)
5. Manon(マノン)
6. Inès(イネス)
7. Camille(カミーユ:元は男女兼用の名前だが最近は女の子ばかり)
8. Sarah(サラ)
9. Zoé(ゾエ:日本人の耳には美しくない響きだけどね)
10. Lola(ローラ)

このあと20位以内にLilou(リルー) Louise(ルイーズ) Lena(レナ)などLで始まる名前が流行り。
3位のLea(レア)は2つの意味を持つ:ヘブライ語では“疲れた女”という意味。創世記に出てくるヤコブの妻レアはいつも泣いてばかりいたので“疲れた眼”をしていたとか。
「レアは暗闇という意味よ」と教えてくれた友達がいたけど、泣きすぎて何も見えなくなるほど目が腫れたってことだろうか。あまり子供につけたい名前ではない。
古代ローマではレオの女性形で、雌ライオンの意味。こっちの意味でつけている人が多いはずだ。英語圏で広まりフランスでは90年代から現れた名前。

男の子の名前トップ10
1. Nathan(ナタン)
2. Noa, Noah(ノア)
3. Lucas(リュカ)
4. Mathis(マチス)
5. Léo(レオ)
6. Théo(テオ)
7. Jules(ジュール:フランス語のジュリアス、シーザーは急上昇でトップ10入り)
8. Arthur(アルチュール)
9. Enzo(エンゾ、円蔵?)
10. Clement(クレモン)

7位のジュールと同じく古典的な名前ガブリエルも急上昇。
名前の流行は20年サイクルと言われるが、カムバックしない名前にアランがある。団塊世代から上(アラン・ドロンは76歳)。通りで夫(アラン!)を呼ぶと、振り返るのはおじ(い)さんばかりだ。

一昔前は聖人の名前の中から選ぶのが通常で、今も聖人の祝日が記されているカレンダーがある。特に海外領土の人たちはそれを見て赤ちゃんの名前を決めるそうだ。7月14日は聖人の名前の変わりに、Fête Nationale(国の祝日=革命記念日)と記されている。スペースの都合か“Fête Nat”と書かれたカレンダーがあり、親が聖人名と間違えて、フェトナちゃんという子供がいるとか。冗談のような・・・やっぱり冗談でしょうね。

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色々なイヴ

イヴの夜9時半のメトロはガラガラだ。多くの人がクリスマスの夕食の間最中だもの当たり前。
私たちがなぜそんな時間にメトロに乗っていたかというと、また義父のせいだ。
うちでイヴを祝うのが習慣だったけど、「動きたくない」と義父が言い出し、去年は8人分の食事をうちで作って彼の家に運ぶことになった。パリの反対側で車で30分くらいかかる。
8人の中には「魚介類は一切食べない」「フォアグラが嫌いだから別のものを」「生牡蠣がないイヴなんて・・・」と注文が多く、義父の家に向かっている途中で忘れ物が次々に発覚し、口論と波乱に満ちたイヴであった。
今年もまた・・・と覚悟していたら、義父が「自分は早く寝るんで早く帰ってくれ」と言いだした。
もともとノエルや大晦日のRéveillonとは“真夜中の食事”という意味で、12月25日(キリストの誕生)なり新年を前夜遅くに祝うということだ。それを「自分は早く寝る」と言われても・・・私たちや4人の孫たちにとってもノエルなのだ。そこで夫や義弟が頭をひねり、アペリティフを義父の家でやり、続きをうちでやるという、殆どシュールなイヴとなった。

私たちは義父の家でシャンパンを飲み、アペリティフをつまみながら、義父が白ワインで1ダースの生牡蠣とフォアグラを食べるのを眺めた。
義父は自分が寝たあとも宴が続くのが不満そうだった。自分で言い出したくせに・・・

メトロにはクリスマスなんか関係ない、という雰囲気の男性が2人。私の前には17-8歳の女の子とそのお父さん。
娘はハムだけ挟んだサンドイッチを食べている。食べ終わるとお父さんは紙包みを取り出した。エクレアがひとつ、娘はそれを頬張って「美味しい!」とニッコリし、お父さんにも一口分けてあげる。
お父さんが娘をどこかへ送っていくとこのようだ。お父さんは夜勤で、メトロの中のひと時が2人で過ごすクリスマスなんだろうか。2人はとても楽しそうに見えた。

人間の幸せなんて心の持ち方次第。幸せそうな父娘の表情がそう言っているようだった。


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街はイリュミネーションに輝きプレゼントにご馳走、楽しいクリスマス・・・と思いきや、クリスマスが嫌い、落ち込むというフランス人は多い(子供は別)。その理由は“退行”するからだそうだ(さすがフロイトの国)。
クリスマスは家族で祝うもの、あまり顔を合わせない親や祖父母に会うと、勢い子供時代に引き戻され、日頃無意識の下に押し込んでいた思い出したくない過去が引っ張り出される。それで口論になったり、欝になったり。数字は知らないけどクリスマスの後、離婚や別居が増えるという。
何らかの理由でイヴの日を一人で過ごす人は、孤独が身に沁みてやっぱり落ち込む。

欧米のクリスマスは日本のお正月に似ているが、お正月に欝になる日本人が多い、という話は聞いたことがない。でも実は結構いるのかもしれない。

クリスマスの家族集合の様子を描いた映画は色々あるけど、例えばアルノー・デプレッシャン『Un conte de Noel/あるノエルの物語』。

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集まった家族が、お互い傷口に触らないよう注意しながらも波風を立てていく様が、クリスマスの絵本のような映像で綴られる。
夜更け、庭のブランコを揺すりながら母(カトリーヌ・ドヌーヴ)が息子(マチュー・アマルリック)に「あんたを愛したことなんかなかったわ」というシーンなんか、ほほーここまでグサリと言うか、と印象的だった。

『サンタクロースはクズ野郎』は1982年の作品。
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“苦悩する人SOS”というテレフォンサービス・オフィスにイヴの夜訪れる“苦悩する人々”を描いたコメディ。
テレビ放映回数では1位、毎年クリスマスの直前に放映され「セリフまで覚えてる」と言いながら、やっぱり観てケタケタ笑ってしまう。

こういう映画を観て、フランス人は「クリスマスが嫌いなのは自分だけじゃない」と安心したり相対化するのだ。
さて私は去年、こういうイヴを過ごし、主犯の義父は1年分イジワル度が増し・・・どうなることでしょうね。今度、生牡蠣を忘れたら大変なことになる・・・


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深夜のお楽しみの続き

VENTE-PRIVEE.COMもよく行くお店。メンバー登録してIDとパスワードを叩かないと入れない。

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毎週、いくつかのブランドが半額以下でストックを売る。服や靴だけではなくリネン、食器、家電、本、ワインなど何でもあるのがメリット。デパートで買うのがめんどくさいシーツやタオルはすべてここで買っている。

2000年創業で、最初の4年は苦戦。2004年のランジェリー販売から上昇(そう、ランジェリーもここで買う。定価の3分の1くらい)。現在メンバー数4100万人、毎日75000個の小包がこの配送センターから送り出される、というサクセスストーリー。
しかし今年下半期は売り上げ30%減だそうで、不況の深刻さが伺える。

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創立者ジャック=アントワーヌ・グランジョン。
“ジョン・レノンの風貌にスティーヴ・ジョブの有能さ”(自分でつけたに決まっている自惚れキャッチ)

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このサイトの欠点は:
-届くまで2-3週間かかる。フランスにストック・配送センターがあるのに不思議。忘れた頃に届けられる。
-メーカーを混ぜて頼めないので、メーカーごとに配送料がかかる。
-何でもあるので要らないものまで買ってしまう(コレは私の欠点ですね)。
-返品用シートは自分でプリント。プリンターが壊れていたりすると真っ青になる。郵便局まで持っていかなければならない。
と言いつつ通い続けている。

数年前まで「試着しないで買えるわけないじゃん」とか「ショッピングの楽しみが激減する」と言っていたくせに、今ではネットで買うほうが多い。送られてくるまで待つという別の楽しみを覚え、それより何よりフランスは価格設定が高すぎる。

大統領選立候補者の一人右派中道のフランソワ・バイルーが「フランス製品を買おう!」と提唱しだした。
中国はじめ人件費の安い国で作り、儲け幅を大きくしているメーカーを排除し、国内で作られているものを買おう、というメッセージ。
あるカメラマンが、モノで溢れた友達の部屋を(友達も一緒に)まず撮り、Made in Franceのものだけ残した写真を撮ろうとした。ところが部屋は空っぽになり、友達(男)は素っ裸になってしまった。残ったのは33回転のレコードプレーヤーのみ。
アンケート調査によるとフランス人の60%以上が「値段が高くなっってもフランスで作られたものを買いたい」と言っているそうだけど、背に腹は代えられないこの時代、マジだろうか?


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ショッピング。YOOX.COMは日本語バージョンがあるのでご存知の方も多いはず。
ブランド品の服やアクセサリーを半額以下で売るソルド・ショップのパイオニアだ。

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私は、どのブランドに貞節というほうではないので、アイテム、サイズ、色で縛りこむ。とにかく点数が多く、絞り込んでも何百点、千点を越えることも。
中には「誰が買うか!」というダサいのも少なくないが、一度見始めると最後まで見ないと気がすまなくなり、眼がチカチカしてくる。ほとんど“お仕事”の大変さ。誰に頼まれたわけでもないのに、と自分でバカらしくなる。
このショップのいいところは、
-イタリアのサイトなのでフランスでは知られていない中小イタリアブランドと出会える。
-注文すると3-4日で届くので急いでいるときも使える。
-そして何より返品が簡単。注文品に返品用シートが同封されていて、GPS(宅急便)に電話してピックアップを頼むだけ。
これまでスカート2枚、ジャケットを購入したけど、その倍くらい返品している。すなわち“試着室”として使えるわけです。あんまり返品してブラックリストに載せられるとイヤだけど。

YOOXは宣伝費にかなりお金をかけているらしく、アニメーションのバナー広告がいろんなメジャーサイトに現れる。
『ワンピース』を見まくった翌日、ニュースサイトのよこにYOOXの広告が現れ、それがワンピースだけなのだ。「まさか・・・偶然よね」
試しにその晩は『コート』を見てみたら、翌日のバナーはコートばかり。
こういう狙い撃ち広告は日本やアメリカで禁じられているそうだが、見張られてる感じでイヤだ。
と言いつつ通っているけど。

最近知ったイギリスのTHEOUTNET.COM
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Zac Posenや Husein Chalayan(ちょっと着れないけど)など他所で見ないデザイナーのアイテムもあり、ほぼ60%オフ。点数がYOOXほどないので“気晴らしにちょっとショッピング”という時にいい。

VESTIAIREDECOPINES.COMは“女友達のワードローブ”というセカンドハンドのショップ。
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ルブータンのハイヒールやエルメスのスカーフ、バレンシアガのバッグ・・・高いブランド品が多い。
セカンドハンドは状態が肝心なので、「Jamais porté(未使用)・Très bon état(殆ど新品)・・・」のコメントあり。いくら新品同様とはいえセカンドハンド、値段設定がちょっと高い。

・・・と行き着けの店を一回りすると「えっ!午前2時!」また寝不足の私。


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フランスは12歳以下お断り『SHAME』

ブランドンは30代前半、独身、容姿端麗。マンハッタンの素敵なアパートに住み、コンサルティング会社に勤める・・・とすべてカッコいいが、性依存症だ。コールガールや街で声をかえた女性を連日アパートに連れ込む。
留守番電話には「いるんでしょ?電話とって!」という妹のメッセージが繰り返される。

『Hunger』(2008)で注目された英監督スティーヴ・マックィーンの『Shame』は、性依存症に苦しむブラントンの日常を、細部まで追いかける。いきおい性描写が多い。

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こっちのポスターのほうが象徴的でインパクトあり
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最初はただの女好きのプレーボーイかと思うが、本当に依存症で、しかも感情のない関係しか結べない。社内で惹かれあった女性とはできないのだ。
マイケル・ファスベンダーはこの男の欲望と苦悩と孤独を素晴らしく表現する。
『Hunger』でスティーヴ・マックィーンと出会い、監督の表現世界にぴったりはまった俳優だとか。
メトロの中で眼に留まった女性を見つめ続けるシーンなど、マイケル・ファスベンダーの発する“性的磁気”はすごい。
この作品で、ヴェニス映画祭最優秀男優賞をとった。
不安定な感じの妹を演じるのはキャリー・マリガン。兄を頼りにしてアパートに転がり込んできて、彼の“病い”を垣間見る。
『Drive』でもよかったけど不思議な存在感。彼女がクラブで歌う『New York New York』は元歌とは全然違うブルースで、切なくまとわりつく。

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性的描写はたしかに多いが、詩情があり、主人公の苦悩が伝わる作品。
でもアメリカでは17歳以下禁止で「NC-17」という日本の成人映画に等しいレーティングがつけられたそうだ。
フランスでは12歳以下禁止。もともとアメリカはセックスにピューリタンで、フランスはヴァイオレンスに厳しくセックスには寛容だけど、この映画を13歳の中学生に見せてどうするというの?理解に苦しむ。
14歳の娘のは見せたくないし、見たがらないだろう。テレビでセックスシーンがあるとクッションで顔を隠す年頃だ。
映画を観終わった人の多くが「ドミニック・ストロスカーンはこの病気なんだ」と思ったはずだし、アメリカ人がフランスで12歳以下禁止と聞いたら「やっぱりドミニック・ストロスカーンの国だ」と納得するだろうな。

『SHAME』
スティーヴ・マックィーン監督作品
1時間39分
フランスで公開中
(この週末は行列ができた)

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パリの人気レストランでメニューを開けば、Tenpura(テンピュラと発音)、 Daikon、 Yuzu(最多出場)、 Shiitake、 Mizuna(水菜!)、Tataki・・・あたかも日本語が多いほど料理が洗練されているみたいな傾向。
テレビやラジオのグルメ番組で、日本のシェフ、料理法、食材・・・の名前が出てこない日はない、というほどの日本ブーム。
先日は料理ジャーナリストやシェフを集めたラジオ番組でで「キュシカツって何だか知っていますか?」沈黙。
私もナンだろう?と聞いていたら「串かつ」のことでした。
パリ11区、レピュブリック近くに串かつ専門店BONがオープン。レンコン、ニューカレドニアの海老、シイタケの肉詰め、ナスのフライ+フォアグラ・・・と15品のコースのみで48ユーロ。コースのみにしたのは正解。蓮の根っこなんて注文するフランス人はいない。
ワイン1本とったら2人で130ユーロはいく。高いけど・・・美味しそう!

ナス+フォアグラ
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photo:Express

週刊ル・モンドの「Paris-Tokyo d’un coup de baguettes/お箸の一振りでParis-Tokyo」(フランス語でbaguetteは細い棒の意味で、バゲットパン、お箸、魔法使いの杖の意味もある。ここでは後者2つをかけている)という特集記事。
「日本料理で大切なのは皿の中だけではなく、時、場所、雰囲気・・・それを取り囲むすべてのものだ。料理とは鑑賞され、瞑想され、食されるもの」というシェフ、ティエリー・マルクスの言葉で始まる。
日本のグルメ雑誌が主語をフランス料理に代えて同じような文章を書きそうではないか。
つまり料理に関して、フランスと日本は相思相愛なのだ。すばらしい。
第一、女性をくどく時は日本レストランに連れていけといわれている。

1967年、ピエール・トロアグロが仏料理人として初めて日本に滞在してから、ボキューズ、シャペル、ルノートル、ロビュション、ブラ、デュカス、パッサール・・・有名シェフは片っ端から日本に行き、通い続けている人も。

一方、仏シェフのもとで修行し、パリに自分の店を開いた若い日本人シェフたちも多い。Hiroki Yoshitake氏のSola、小林圭氏のKeiなど、HPの写真を見るだけで芸術品の世界。

Solaの料理。主役は鮭のようだ。2口でなくなりそうだけど・・・
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こちらはKei。鮮やかな彩り。
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どちらも行ったことがないけど、とびきり美味しそうだ。

Sushi・Yakitoriは中国勢にのっとられた感じだが、日仏を巧みに融合したフュージョン料理こそ、これからどんどん発展していくのでは。

上の2店はお値段もより高いので、当面の目標は串かつにしておこう。


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“彼”のほうを知っていた。と言っても私の眼医者さん、道で会ったら立ち話をするくらいの関係だった。
そのうち子供たちも眼がねやコンタクトになり、おしゃべりする機会が増えて、ある日、
「実は結婚したんだ」。
わーおめでとう!彼は40すぎ、スポーツマンタイプでかっこいいからなぜ一人暮らし?と思っていた。
それから奥さんとも知り合いになり、一緒にご飯を食べるくらい親しくなる。

彼女は製薬会社に勤めているんで、仕事絡みで知り合ったと思い込んでいたら、
「ミーティックよ」と彼女。
ヨーロッパ最大の出会いサイトだ。
数年前、日本語のインターフェイスを作るんで、試しに登録したら、毎日、男性の写真がどっと送られてきた。最初は面白くて丹念にプロフィルを見ていたが、だんだん食傷してやめてしまった。

「だって私、地方から出てきて友達がいなかったんで登録してみたの」
登録して間もなく引っかかったのが“彼”。
何度かメールのやり取りをした後、カフェで会う。カフェを出たあと街を散歩していたら、突然彼が立ち止まり、
「僕、ここに住んでるんだけど寄って行く?」
一瞬返事に詰まっていると、彼が、
「あ、ごめん。初対面からそれはないよね。撤回」
でも彼女の答えは「Pourquoi pas ?(=Why not ?)」だった。
だって“初めてのご対面”みたいじゃなくてすごく自然だったから、と彼女。
で、彼のアパルトマンでおしゃべりして、気がつくと夕食の時間。
「じゃ一緒にどこかで食べよう」とレストランで食事し、その後、何か別れる気がしなくて、
「じゃ僕はソファに寝るから、君はベッドを使って」(ホントかね!?)

それ以来毎週末、彼女が彼のとこに来るようになり、6ヵ月後に結婚・・・
私はうっとり聞いていた。
「出会いサイト」と聞くと自然じゃないような先入観があるけど、なんて素敵な本当の出会い。
私もやってみたい・・・なんてもう遅いけど。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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