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新内閣の“韓国スター”

『Ki m Jong-su、フランス内閣初めての韓国人大臣!』韓国のメディアが興奮したおかげで、フルール・ペルラン/Fleur Pellerinは自分の韓国名を知ったとか。
ジャン=マルク・エイロー首相の新内閣で、“中小企業・技術革新・デジタル経済”担当大臣に任命されたフルール・ペルランは38歳の若さ、切れ長の目のアジア美人。新大臣の中で一番注目を集めている。

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photo:afp.com/Lionel Bonaventure

“韓国人”と言っても、彼女の言葉を借りると“生後6ヶ月で孤児になり、ソウルに捨てられていたところをフランス人家族に拾われ”フランス文化と教育制度で育てられたフランス人。それ以来一度も韓国に足を踏み入れたことがなく、韓国語も全くしゃべれない。
1970年代、韓国では経済危機のため多くの子供が養子に出された。「この任命はその哀しい過去を思い出させると同時に、韓国人が優れていることを世界に誇れる」と韓国の某新聞。
“誇れる”どころかブっとぶのが彼女の学歴。16歳でバカロレアを取得し、ESSEC(エセック経済商科大学院大学)に入学。名門グランゼコールで、それだけでも十分なのに、21歳で卒業できちゃったからと、これも超名門校、パリ政治学院に入学、公共サービスを選択。さらに24歳で究極のエリート官僚養成校、ENAに入学。現大統領フランソワ・オランド、その元パートナーで2007年サルコジと大統領選決選で争ったセゴレーヌ・ロワイヤル、現外務相ローラン・ファビウス、前首相フランソワ・フィヨンなど大物政治家の多くがこのENA出身者だ。でも彼らはもともと政治家家系で、16区あたりのアパルトマンで何不自由なく育った選ばれた人(エリート)たち。“6ヶ月に捨てられていたのを拾われ”努力を重ねて上昇したフルール・ペルランとはワケが違うし、このキャスティングをした新内閣もなかなか。
テレビのインタビューで見たけど、険しい道のりにもかかわらず、“おしん”的なとこ(古いかしら)がなく、明るくて物怖じせず、「(大臣の給料30%カットについて)この仕事でこの給料はほんとに安い!」
“自分は全くフランス人”だけど、鮮やかな色の服装はやっぱりルーツのせい?黒やグレイが多い女性官僚の中で華やかだ。

左:国土・住居平等相セシル・デュフロ、女性官僚に多い黒っぽい服装。
中:社会・健康問題相マリソル・トゥーレーヌもお洒落。52歳に見えない!
右:フルール・ペルランは鮮やかプリントが好き。
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photo:Reuters

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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