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モンテーニュ通り。前にここを通ったのは2年前・・・いやもっと前かも。ブランドの紙袋を4つくらい提げていないと“透明人間”のように感じる道だ。

ここに集まるブランドの多くはソルドをしないので比較的静か。ロエヴェとボッテガ・ベネタを覗いたけど、やっぱり透明人間で、おかげで心置きなく見たり触ったりできた。
通りの大きな変化といえば“8割が中国人”。家族連れが多い。退屈しきった顔の子供たちをよそに、母親が買い狂っている、という光景。店員3人くらいがその母親にかかりっきりになっていた。

陽気で楽しげなプラザ・アテネ。ここのロビーでお客ウォッチングするのは面白い。
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他の地区と同じくモンテーニュ通りにもジプシーの物乞いが立っているが、この通りで動くお金の額に比例してケタが違う。他の地区では『ユヌ・ピエス(硬貨1枚) シルヴプレ』がいきなり20ユーロに跳ね上がっている。その上、旅行者が多い場所なので、バイリンガルの物乞いが選出されていて、けっこう滑らかな英語で話しかけてくる。中国語を話すジプシーが登場する日も遠くないのでは。

その時、「アッタンデー(=Attendez)!待ったんかー!」という叫び声とともに、中年マダムが、今にも走り出そうとするバスに向かって突進してきた。見るとそのマダムは15cmくらいのピンヒールの靴で全力疾走、バスに追いついて飛び乗った。お見事!ルブータンのハイヒールは、このように履きなれていないとアヒルのような歩き方になってしまう。通称“成金通り”にも、ちゃんと履きこなしたマダムがいるんだ。

メトロに乗ってサン・ポールで降りたら、普通のソルド風景が繰り広げられていてホッとする。お店に入れば「ボンジュール」と言われ、透明ではないのを実感できる。

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さてさて。不況と寒い初夏が幸いして、のっけから50%オフが軒並みだ。この夏はオレンジ、濃いピンク、鮮やかグリーン、ブルーなど綺麗な色が続出している。みんなが着ているオレンジははずして、日本人の黒い髪とマット肌に似合うレモンイエローやブルーが狙い目であろう。ボン・ソルド!

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大手保険会社のLe Ganが営業スタッフを募集するにあたって、人材募集コンサルタント会社に委託し、コンサルタント会社は候補者10人を一度にまとめて“集団採用試験”を行った。
その一部始終を撮ったドキュメンタリーがテレビでかかった。
候補者は男9人、女1人の10人、新卒はいなくて年齢は30歳から48歳まで。みんな仕事経験があり失業中だ。

“面接官”はこの5人。一見にこやか、実はけっこうサディックだ。
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この10人はlettre de motivation(自分がこの会社に何をもたらせるか、なぜ入社したいかを書いた手紙。フランスではこのモチベーション・レターが横行していて、入学志願でも書かせる学校がある)だけで選ばれていて、面接官たちは“履歴書を見ていない”そうだ(ホントかね)。

さて最初のテストは「隣の人と2人組になり、相手を売り込んでください」。
まず相手のプロフィール(職歴、家族構成、特技・・・)を聞いて、売り込みスピーチを全員の前で披露する。

次のテストはやはり2人ずつになり「クリップ(紙を挟むアレ)を会社に売り込んでください」。
テストの間に面接官はネチネチと個人攻撃をする。一人ノーネクタイでやってきた男性がいた。
「どうしてネクタイをしていないんですか?健康上の理由でもあるんですか?」
「ネクタイはする時もあります」
「するしないは何で決まるんですか?」
「それはその朝の気分で・・・」とノーネクタイ氏は墓穴を掘っていく。
フランスは服装に関して自由で、以前、銀行の窓口の男性が立ち上がったらバミューダで、のけぞったことがある。それでも営業はスーツにネクタイが制服らしい。

番組は採用試験の模様に、候補者個別のインタビューを挟み込んでいるが、この当たりから候補者たちは「保険会社の営業なのに、なぜクリップを売らなくてはいけない?」「この採用方式は意味がない」と文句を言い出す。
一日目に2人が「こんなことやってられん!」と退場し、5人が落とされた。

20代後半女性ジュリー、30代前半男性ディディエ、最年長(48歳)ジェラールの3人が2日目の試験に生き残る。
2日目。「“人物”を一人選んでください」
ジェラールは「ナポレオン」、ジュリーは「ヴィクトール・ユーゴ」。
「困ったな、誰にしよう・・・」と迷ったディディエは「僕の兄」。
問題は「大災害が来るので“ノアの箱舟”で人類を救済しなくてはならない。箱舟の席がひとつだけ残っている。あなたが選んだ人物が船に乗れるように弁護してください」
当然、ナポレオンVSヴィクトール・ユーゴーの一騎打ちとなった。
「ナポレオンはあちこち侵略した独裁者だ」
「でもナポレオン法典は近代的法典のもとになった。ユーゴーはただの小説家じゃないか」
そこへディディエが「僕の兄は・・・」と口を挟んでも勝ち目はない。
これでディディエも落とされる、とみんな予感した。

この後、ようやく履歴書が開かれ個人面談。
意表をついたテストや個人攻撃で、動揺させ挑発し、出方を見るのが採用試験の主旨だというのが段々見えてくる。
「あなた質問に答えるとき、必ず一拍おきますけど、考えるのが遅いんですか?」
「正当化しないで、質問に答えてください」
侮辱的なことを言われても、苛立たず表情を変えなかったジュリーとディディエが最後に採用された。

しかし。屈辱的な神経戦で勝ち残っても、初任給はSMIC(最低補償賃金、税込みの時間給で9.22ユーロ)。この番組についてはフォーラムに「こんな試験をする会社、頼まれても入りたくない」「儲かっている会社なのにこの初任給は許せん」などの意見が寄せられた。
まぁどの会社もこんな試験をやっているわけではなく、過激な例だからドキュメンタリーにしたんだろうけど。
5月に失業者290万人に達したフランス、求職シーンがますます厳しいのは事実。今、新卒の人たちは、ほんとに大変だ・・・

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ソルド先駆けゾクゾク

コレットは例年通り、堂々と先駆けて6月18日から50%オフ。
コレットで買うものなんて雑誌くらいだけど、それでも「ちょっと見るだけ」と寄ってしまう、このビョーキ、いつ治るんだろうか。

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ソルド開始3日目で、大きいサイズしか残っていない。コム・デ・ギャルソンのただのチェックのシャツが275ユーロ、マーク・ジェイコブスの普通っぽいワンピースが470ユーロ・・・これが半値のお値段。

店内にはヒール15cmのサボを履いて(もちろん、全然似合っていない)手すりに捕まらないと階段を下りれない太ったオバサンとか、やっぱりすごく高いヒールのサンダルで、サイズを選び間違ったのか、足の3分の1が外にはみ出している女の子とか。黒いブラとパンティに、お尻がやっと隠れる丈のオレンジのノースリーブのブラウスを羽織ったのは中国人の女の子。白人がこういう格好すると「ここはビーチか?!」という健康的イメージになるけど、東洋人がやるとナントも隠微な雰囲気になる。注目を浴びていた。とにかくそういうファッション。ヴィクティムと呼ばれる人が一杯いた。

奥にアライアの秋・冬コレクションが並んでいて、相変わらず見とれるフォルム。でも試着すると、胸やお腹が締め付けられて、これを着たら何も食べられない!という拷問服ばかり。お値段もお値段だし、誰が着るんでしょうね・・・余談ですが。

コレットだけじゃなく、不況のせいであちこちが先駆けしている。顧客対象のプライベート・セールと称しているけど、誰が行っても値下げしてくれたり。政府にしても、お店やメーカーが潰れて失業者を出されると困るから、ルール違反には積極的に目を瞑る。
オテル・ド・ヴィルのデパートBHVは、BHVのカードを持っている人に限り1週間前からソルドを始めた。20%~50%までソルドと同じオフ率だ。日曜大工好きのオジサンが愛用するこのデパートはけっこう穴場。Kooples、 Comtoir des Cottoniers、Majeなどのブランドの人気商品が残っていることが多い。
本番は27日朝8時スタート、また産業相が白々しくテープカットなんかするんだろうな。


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携帯電話をなくしませんでしたか?

と、事務的な女性の声で電話がかかってきたのは土曜日の午後。
娘がケータイが見つからない、と言いだしてから1週間以上経っている。「絶対うちに持って帰ってきた」という言葉を信じて止めないでいた。
事務的な女性はRATPの職員で、落し物として届けられたケータイの「メゾン」を押したらうちにかかったというわけ。ちなみに、届けられた数多くの携帯の「メゾン」「シェリー」「ママン」のどれかにかけると持ち主が割れるそうだ。そうだろうね。
「そういえば娘が・・・」
「取り戻したかったら18時までにサン・ジェルマン・アン・レの窓口まで来て下さい」
サン・ジェルマン・アン・レ!1時間はかかるRERの駅。娘は、そんなとこ行ったことない、と言うし、誰かが盗んで、そんなとこまで運んで捨てたってこと?
「もし今日行けなかったら?」
「パリ警察の遺失物に送られ、そこには何万台という携帯電話があって、取り戻すのは至難の業です」
そう言われれば行くしかない。ソルドの下見の約束を返上し、娘とサン・ジェルマン・アン・レに赴いた。

窓口に座っている中年過ぎのオジサンに、
「さっき電話をもらったものですけど」と言うと、
「携帯のメーカーは?」
「Nokia」
「じゃあんたのじゃない。届けられたのはNokiaじゃない」
「でもメゾンを押したらうちにかかったってことは、うちの誰かのものだってことでしょ?」
「Nokiaじゃない」
「電話してきた女性に会わせてください」
ナニを言ってもオヤジは「Nokiaじゃない」と繰り返す。こいつ、極右ル・ペンの支持者か?
1時間かけてたどり着いて、はい、そうですか、と帰れるわけないじゃない。
オヤジも私が大人しく帰らないと察したのか-その上、私の背後に長い列ができている-諦めて担当の女性を呼んだ。
携帯を隠すように持った事務的な女性が現れた。
「コード番号をここに書いて」
しかし娘が書いたコードでは開けられなかった。
ほらね、あんたのじゃない、という顔の女性に、
「でもメゾンでうちにかかったわけだから、家族の誰かの持ち物に決まってる。そうじゃなかったら気持ち悪い・・・」
ふと思いついて、
「0000を押してみて」と言うと、それで携帯のブロックが解除された。携帯を買ったとき、デフォルトのコードが0000で、そのまま変えない人を知っている・・・
RATPの女性はその携帯に最後にかけてきた人に電話をして、ひそひそ話していた。相変わらず携帯を見せないように隠している。見せたら、私が飛びかかって奪い取るとでも思ってるんだろうか?
「あなたのご主人の名前は?」
「アラン」
「ピンポーン!ご主人がこの携帯を落としたんです。このすぐ近くにいるらしいですよ」
ウソー!どこに行くかくらい言って出かけてよ、紛らわしい。
「そういうのをコミュニケーションの欠如というんです」とRATP女性。余計なお世話だ。
「すぐ取りに来るそうですよ、待ちませんか?」と言われたけど、夫の「すぐ」はよく知っている。娘と私は回れ右して、また1時間かけてうちに帰った。ヤレヤレ。

しかし。今日スマートフォンじゃない前世代の携帯は、盗む人がいなくて、落としても見つかるということは判明した。


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プルミエール・ダム(ファーストレディ)とプルミエール・ファム(最初の妻)の争い、なんだそうだ。
ことの始まりは10日にあった国会議員選挙の第一次投票。オランドの“最初の妻”で一緒に4人の子供を作っているセゴレーヌ・ロワイヤルは、ラ・ロシェルで-自信満々で-立候補。ところが地元の社会党連盟のオリヴィエ・ファロルニが強くて、17日の第二次投票で負けそうな状況だ。

フランスのメディアも、ネタに合った写真を見つけるのに長けている。
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photo:le Monde

大統領候補にまでなったセゴレーヌを落としてはならぬ、と元夫、オランドは支持を表明した。
そこへ、オランドの事実婚“現妻”ヴァレリー・トリエルヴィレールがTwitterでオリヴィエ・ファロルニを支持する意見を流したから大変。
モト妻への嫉妬?これに飛びついたメディアは、膨大なストックの中からピッタリのヴィデオを見つけ出した:大統領決戦投票でオランド勝利の夜、バスティーユ広場のお祝いに駆けつけたオランドはセゴレーヌにチュッ。すかさずヴァレリーがオランドをぐっと引き寄せて自らチュッ!
クールな顔して、意外と嫉妬深いのかも。

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photo:Sudouest

ヴァレリー・トリエルヴィレールは先週インタビューに答えて、“ファースト・レディという名称は好きじゃない”とか“私はあくまでジャーナリスト”という発言をしていて、つまり自己主張の強い女というイメージを与えた。そこへ今度のTwitter事件で、大統領夫人は控えめにして夫を支えるべき(なのにアンタは・・・)という批判も少なくない。
彼女への風当たりは強く、2人の女性に挟まれてオランドは微妙な立場に・・・
ふつうのオジサン風の“ふつうの大統領”、あなたって意外とモテルのね。


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箱入り・・・猫

10日くらい前、急に真夏のような天気になりルンルンとサンダルを出した。そこへ通りかかったアナイス、空の靴の箱を見るとその中にギューギューと力づくで入り、寝てしまった。アララ。寝心地悪くないのかしら・・・

アナイスは9年前にうちに来た雌の“先着猫”。6年後に雄猫タマがやってきてからテリトリーを荒らされる不安と嫉妬で、円形脱毛症になった。タマのほうはお友達になりたくてついて歩くが、アナイスは同類とみなしていないらしく、うるさがって逃げ回る。タマはアビジニアンとのハーフで、獣医さんに言わせるとアグレッシヴな品種。アナイスのご飯は食べるし、彼女のお気に入りの場所に寝るし、なるほど自分のテリトリーを拡大しようという意図が感じられる。

アナイスはお医者さん通いを繰り返し、精神安定剤を常用する可愛そうな猫になってしまった。
ところで靴の箱。一時の気まぐれで箱に入っているのかと思ったら、翌日も、その翌日も箱の中で眠り、アナイスの定宿となってしまった。2匹間でどういう交渉があったか知らないが、不思議とタマが邪魔しない。箱を取ったりしないのだ。
「おまえ、そんなとこ窮屈だろ、出ろよ!」と息子。
「ほっときなさいよ。きっとお母さんのお腹の中にいる気分よ」

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そして屋根の上。太陽が出ると猫達は必ず窓の前に座って「開けてくれ」と鳴く。
うちのキッチンの屋根で、四方をアパルトマンの壁に囲まれているけど、ちゃんと太陽の光が入る。そこで猫達はハエを追いかけたり、しどけない姿で日光浴をしている。そしてアナイスの皮膚病は目に見えてよくなってきた。そう、光療法!
猫は、紫外線はシミと老いの原因、なんて考えなくていいものね。

マグロのように寝そべるタマ
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問題は、屋根の上は埃だらけで、猫たちは、埃やら落ち葉やらを毛に一杯つけて帰ってきて、私のベッドにもぐりこんだりする。
週末、覚悟を決めてほうきと塵取りを持って屋根に上った。
沢山の窓が見下ろす小さな一画、四角く切り取られた空が見える。今まで体験したことのない空間、ふーん、猫達はこういう景色を眺めているのね・・・なんて感心したのも束の間。そこには上から落ちてきた雑巾、パンツ(!)、植木鉢、タバコの吸殻、虫の死体、落ち葉・・・などが散乱し、塵取りなんかで集められる生易しいものではなかった。
ゴミは大きなゴミ袋に一杯。こんなものを猫達が毎晩少しずつうちに運んできていたかと思うとぞっとする。とにかくめでたし、めでたし。
・・・というわけで光療法に箱療法。猫たちが自らみつけた自然療法は、精神安定剤やコーチゾンの注射よりはるかに効くようだ。スバラシイ。


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“お薦め”と言えるか再び迷うこの映画

ブルース・ウィリス、ビル・マーレイ(ソフィア・コッポラ『ロスト・イン・トランスレーション』)、フランシス・マクドーマンド(コーエン兄弟『バーン・アフター・リーディング』)、ティルダ・スウィントン、ハーヴェイ・カイテル・・・というキャストの顔ぶれ、観ないわけにはいかない。『Moonrise Kingdom/ムーンライズ・キングダム』、監督は『Fantastic Mr.Fox』のウェス・アンダーソン。

一時代前の水彩画のような色調で描かれる。背景は1965年
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ニューイングランドの沖合いの島、ボーイスカウトの合宿所から男子が逃亡する。同じ島の、大きな家に住んでいる一家の長女も時を同じく姿を消す。12歳男女の“駆け落ち”・・・この2人を、警官、家族、ボーイスカウト隊長が追っかける。そこへ巨大な台風が近づいてくる・・・と書くとけっこう面白そうだけど。ナンセンス・ユーモアで可笑しくなくはないけど、あまりにズレていて最初戸惑う。少なくとも私は戸惑った。ナニコレ?
その後、いかにアホな世界かということがわかると、けっこう笑う。

『ダイ・ハード』シリーズで何度も世界を救ったブルース・ウィリスが、離れ島の生真面目でおバカな警官役、というのは優れたキャスティングだ。駆け落ち娘の両親にビル・マーレイ&フランシス・マクドーマンド。この2人は黙って立っているだけで可笑しいキャラなんで、もうちょっと活用できなかったものか。もったいない。

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ところでこの映画は年齢層でウケが違う:15歳の娘は大爆笑で「めちゃ面白かった」。
21歳の息子は「けっこう面白かった」。
夫は「10分で出ようかと思った」入ったからにはモトを取らなくちゃという主義の彼は、結局出ず、いびきをかいていた。
早い話、若いヒトの映画ってこと?

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“お薦め”と言えるか迷うこの映画

カンヌ映画祭コンペティション参加作品だったウォルター・サレスの『Sur la route/On the road』は、ジャック・ケルアックの同名小説(『路上』)の映画化。

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これはケルアックの自伝的小説で、ビート・ジェネレーション(ウイキペディによると、1955-64年、アメリカの文学界で異彩を放ったグループ、またはその活動の総称)を生み出した作品と言われるそうだ。全然知りませんでした。

小説家志望のサル・パラダイスは父親の死の直後、ディーン・モリアティと出会い、たちまち惹かれあう(友達として)。奔放で魅力的なディーンの彼女、マリールーも加えた3人は、狭い世界(NYなんだけど)にとどまっていないで旅をしようと、いざ車でオン・ザ・ロード・・・

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ジェネレーションを生み出したほどの作品であるのに、主人公の男2人にカリスマが感じられず、世界を、自分を発見しようという旅への乾きも感じられず・・・実は最初の20分くらいで映画館を出ようと思ったけど、左右を見ると踏み越えなければならない人が多く、諦めた。そのうち、ジャズのリズムと、車で横断するアメリカの風景に少なからず引き込まれ、結局最後まで観て良かった。
美しい若者3人のロードムービー、といったところ。冗漫ではあるけど。
男2人がひっきりなしにタバコを吸っているので(そういう時代だったのね)禁煙したくなる、という副産物も。
反対意見の方、どうぞご意見を!

ウォルター・サレスがこの企画を思い立ったのは6年前、制作費集めや主役の人選に時間がかかり撮影は2010年に始まった。
有名じゃない俳優をという監督の希望で、主役の男2人はサム・リレイとギャレット・ヘッドランド。マリールー役のクリステン・スチュワートは間もなくドラキュラに呼ばれて超有名になる。そう、『トワイライト』のベラ・スワンだ。
『Sur la route』2時間20分
上映中。


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ソルド準備体操

夏のソルドは6月27日スタート、だけどプライベートソルドと呼ばれる顧客優待ソルド(一度でも何か買ってアドレスを残せば招待状が送られてくる)はどのブランドも6月上旬にやるから、“ソルド期間”に突入したというわけだ。
ゆるいシルエットでイラストがついた白いTシャツ60ユーロ、長脚に見えるという某ブランドジーンズは180ユーロ、中年マダムが“バディが綺麗に見える”と信じているEresの水着350ユーロ・・・娘の言葉を借りれば“ヒトを馬鹿にした値段”が多くて、ホントに馬鹿にしないでほしい。大統領が飛行機をやめて電車で移動する不況の真っ只中で、一体誰がプロパーで買うんでしょうね?
というわけで、今年らしいものが欲しいとき、まず覗くのがDepot-vente/デポ・ヴァント(セカンドハンド屋)。ヴォージュ広場近くにあるSissi’s cornerは、シーズンもの、ブランドもの、ヴィンテージからすごく普通っぽいものまで細長いお店にぎっしり。最近愛用の革ブルゾン(100ユーロ!)もここで見つけた。

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20 rue des Tournelles 75004 Paris

ブランドバッグが欲しいという人にはサン・ルイ島のアンティキテ・ド・リル・サンルイをお薦め。引き取る条件が「新品同様」なので、したがって新品同様のヴィトン、シャネル、エルメスが30-40%オフ。

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ブランドで惹かれるのはボッテガ・ヴェネタ、いつか大きめの編みこみバッグで色は赤とか黄色が欲しいけど、なかなか出ません。

似合う似合わないは別として、自分に合ったジーンズはやっぱり欲しいもの。今シーズンの個人的お薦めはCOSのSLIM fit。股上が長く(今年の傾向)東洋人のヒップに合い、ちょっと短めの丈がサブリナパンツ風、69ユーロという値段が良心的だ。
COSはご存知のようにH&Mのワンランク上ブランドだが、とにかくシーズンものを安くというH&Mと違い、北欧色を打ち出している。直線断ちでフォルムがないフォルムのトップやワンピース、サイズ設定は大きめ。これを背が高く骨格もしっかりした北欧系女子が着るとキマルけど、例えば私が試すと、袋を着ているような感じになる。お薦めはジーンズ。

モデルを見ると素敵だけど、着ると折り紙を着たみたいになる・・・
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・・・とこれらの下見がソルド前のお仕事だ。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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