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カーラ・ブルーニ、人生の新しい章

あんまりマスコミがあることないこと書くので、自分でしゃべる気になったとELLEのインタビューに答えたカーラ・ブルーニ・サルコジ。その中から抜粋するとこんな感じ。

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マスコミの態度にショックを受けた?
民主主義の社会なんで表現は自由-中傷したりウソを伝えることも含めて-とわかってはいても、時々本当に腹が立った。私の子供をネタにしたり、私の体型のことで個人攻撃したり・・・産院から出てきた日、20kgオーバーの私の写真を撮ったカメラマンにこの場を借りて“お礼”を言いたいくらい。43歳だからお産の直後で疲れきって、不眠で顔はむくんでいるときに・・・そこまでイジワルとは思わなかった。

大統領選、勝利と敗北、どっちを恐れていました?
いい質問だわ。一国民としては敗北を恐れ、妻としては勝利を恐れていた・・・家族との生活や健康のことを考えるとね。選挙戦が終わってほっとし、負けたことは残念だった。彼があんなに頑張って闘っているのを見て、やっぱり勝ってほしかった。

敗北をどう受けとめた?
フランス国民が彼を選ばなかったことにまだ驚いているの。彼のエネルギー、先見、勇気、人間性、知性・・・を選ばなかったことに。
でも一番感動したのは、5月6日に子供たちを集めて彼が言ったこと:人生で失敗するのは大切なことだ。失敗を受け入れることには偉大で美しいものがある。人々の対応は変わってくるだろう。私は負けた。でも君達を慰めるために言うと、人は勝利から何も学ばないけど、敗北からすべてを学ぶ、そして強くなる・・・みんな泣いたわ(そんな感動的な演説をしていたとは!)

「ニコラ・サルコジが政治界に戻ってくる」可能性が噂されるけど・・・
それはマスコミが騒いでいるだけでしょ。
彼は30年間の政治生活にピリオドを打って、新しい章を始めようとしている。57歳で一から始めるわけだから、休みなく何かしているわ。そういう人なの、死ぬまで何かしているでしょう。この夏、徹底的に休息するとかいって、毎日自転車で50km走ってたのよ!

ヴァレリー・トゥリエルヴェレール(オランド大統領のパートナー)にアドバイスは?
アドバイスをする立場にはないけど、私の経験からいうと、大統領のパートナーでいるより正式に結婚したほうがラクだと思う。大統領の職はオフィシャルなもので、オフィシャルな状況が多いから。私は現代的じゃないのかもしれないけど、ニコラと結婚してとても安心した。結婚という私的な“約束”を通して、公的な自分の場所を見つけられた(奔放な男性遍歴のカーラの言葉だけに説得力がある)。

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意図的か偶然か知らないけど(前者でしょうね)インタビューのタイミングはすごくいい(フランソワ・オランドの支持率が落ち続け、ヴァレリー・トゥリエルヴェレールは深刻に不人気)。
芸能生活が長いし、事前によく準備したらしく言葉を選んでいて「この人、けっこうお利口さん」と思える内容だ。

そういえば94歳で夏に亡くなった義父、カタブツでマッチョな人だったけど、カーラ・ブルーニの隠れファンだった。
カーラが表紙のELLEをこっそり買っているオジイサンたちがいるかもしれない・・・

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フランス人はやっぱりフケツ・・・

20年くらい前、フランス人の3人に1人は毎日身体を洗わない、10人に1人は自分の歯ブラシを持っていない・・・という恐ろしい統計を読んで、アララ、大変な国に住んでしまった、と思ったもんだ。それから月日は経ち、テレビや雑誌にはシャワー・ジェルやシャンプーのCMが氾濫しているし、皆さん衛生的に進歩したに違いないと信じていた。

”近代的衛星”を謳った洗面台の広告、20世紀初頭のもの?
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ところが。先日発表された調査によると、シャワーを毎日浴びない人(自称2日に一度)は5人に1人。1週間に一度が3.5%。数は減ったものの、毎日洗わない人が根強くいるんだわ。オフィスに必ず「そばを通るとなんか匂う」人がいるわけだ。
お風呂になると更に減って、1週間に一度入るが18%。経済的、時間的理由、最近ではエコロジーを理由に挙げている人もいるけど、一番は習慣の問題と思う。うちの子供たちはお風呂に関しては“日本人”で毎日入る(ホッ)。でも夫をお風呂に入れようとすると「服を脱ぐのが面倒」とか「疲れる」とか屁理屈を並べ、一苦労だ。でもシャワーは毎朝浴びる。
5人に1人は食べる前に手を洗わない(!)そのうち12.5%はトイレを出て手を洗わない(!!)カフェやレストランのトイレでお洒落な女性が手を洗わずスーっと出て行くのを目撃したことあるでしょ?

日常生活で一番フケツなのはメトロやバス、メトロの手すりを触った手で食べたり、目をこすったりして伝染性の病気にかかる危険性大、と叫ばれて数年になる。意識調査では過半数が一番汚いのはメトロ、2位:パソコンのキーボード、3位:トイレのドアノブと答えている。というのに55%が乗り物に乗ったあと手を洗わない。
その昔、メトロの座席に裸のバゲットを直接置いている人がいて飛び上がったけど、それはさすがに出会わなくなった。
髪の毛は-結果が恐ろしかったから?-アンケートの項目に入っていなかった。いつも綺麗に髪をセットしていた義母は、1ヶ月に1度美容院で洗ってもらい、自分では洗わなかった。
それにシラミ!小学校で一年に一度は連絡帳に「シラミに注意してください」と先生が知らせてきたし、新学期、薬局のウィンドウにはシラミ退治の薬やシャンプーが宣伝される。
こんな先進国でシラミに出会うとは思ってなかったので、最初、犬猫のノミ退治の薬かと思って「それにしてはノミの絵がヘンね、似てないわ」なんて言っていた。
そのうえ学校の先生が「シラミと髪の清潔は全く関係ありません!」と自信を持って断言するんで、こいつらの衛生観念、どうなってるんだろう?
もう20年、待たなければならないんだろうか・・・

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主人公、クリスチャン・グレイはサド伯爵に傾倒しているリッチな若き実業家。アナスタジア・スティールは恋に恋する処女の女学生。彼女はミステリアスでちょっと怖いクリスチャンに夢中になり、彼は自分の妄想が実現できる相手を見つけて興奮する。2人の恋、支配とファンタスム(早い話サド・マゾ)の日々が、細かい描写で描かれ、10ページごとに2人の”官能が炸裂”するシーンがあるとか。

既に世界中で4400万部売ったというソフトポルノ『Fifty Shadow of Grey』が10月24日にフランスで発売になる。著者はイギリス人、エリカ・レオナード・ジェイムス(49歳)、10代の男の子2人を持つ母親。本業はテレビのプロデューサーでこれが処女作だ。

全1500ページの3部作。グレイの表紙にネクタイだけ。想像力をかきたてられて上手い。

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きっかけは50代にさしかかって感じる欲求不満、ファンタスム、老いへの不安・・・を、書くことで発散したかったから(なんかスゴそう)。自分の子供にはこの本を読むのを「堅く禁じている」そうだけど、インターネットで抜粋が出ていればもう絶対読んでるよね。

E.L.ジェイムス。一見、優しいお母さんがそんな過激なことを・・・

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『トワイライト』の主人公2人からインスピレーションを受け、最初はインターネットで掲載された。
読んだ人の話によると「文章は品がなく上手くなくて、ひたすら細かく過激な描写が延々と続く」
それにしても『ハリー・ポッター』を思わせる世界的ヒット。その”読んだ人”も、悪口言いながら最後まで読んでいる。

アメリカでは”お母さんのためのポルノ”という新ジャンル誕生と騒がれ、イギリスでは本に登場するセックス・トーイがバカ売れで品切れの店が続出しているそうだ。

ずっと前、日本で渡辺淳一の『失楽園』がすごくヒットしたのを思い出すません?主人公2人が密かに旅した場所を辿る”失楽園ツアー”までできたような・・・あれのイギリス版?
ネットで見たという娘は、
「でも買わないほうがいいよ、つまんないんだって」
私が買いそうな顔してるってこと?
ま、ちょっとは気になるけど・・・フランス語タイトルは『50 nuances du gris』。
はたしてこの国でも爆発するか?

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FIAC(国際コンテンポラリー・アートフェア)が始まったとラジオやテレビが騒いでいる。
現代アートって、何でもアートになっちゃうような、こんなの私だって描けると思えるような・・・でもそれは先入観かもしれない。と思っていたところ、夫が招待券があると言い出し(入場料30ユーロ!)、初日に行った友達が「不況のときこそアートだ!」というので、じゃ行ってみるか。
出展ギャラリー182、そのうち160が海外から。アートファンだけでなく、投資や税金対策目的の人も多いとか。
“美術品”はISF(不動産も含めて持ち財産にかかる税金)から除外されるからだ。

入り口付近に”いた”このオジサン、すごくリアルなんで怖い。

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ムール貝がぎっしり貼り付けてある。ちょっと気持ち悪い。
ブルターニュの海岸に行くと、こんな感じの岩がたくさんあるのにね。

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壁に布が貼り付けてあるだけ。お店番の人もウンザリした顔・・・そりゃそうだろう

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CANAL+のニュースでも紹介された”ブッシュと豚”・・・

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こんなのがうちにあったらお化け屋敷だ・・・

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大事そうにケースに入れられた木片。田舎に行けばゴロゴロしてそう。
この当たりからだんだん腹が立ってくる。

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床にナシが並んでだけ・・・
不気味でも美しくなくても、努力が見られる作品はいいとして、こういうのはホントに「人をバカにするな」と言いたい。
「腐らないかしら」とヘンな心配をしている人もいた。

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『立ち入り禁止』というタイトル。この当たりから本気で腹が立ってきた。

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毎年必ず1点はあるという”白いキャンバス”・・・

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唯一美しかったのはグラン・パレのドームだ。

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おお、生きた現代アートの・・・オネエサン?オバサン?

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たまたま一緒に出たので追い越してみたら、オバアサンだった。

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グラン・パレを出たときには、現代アートに対する先入観は確信に代わり、「ま、とにかく観てきた」という達成感と、「何でわざわざあんなものを観に行った?!」という後悔の間を揺れ動きながらウチに帰った。


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片や、パリ郊外で何トンというドラッグと現ナマを操る密売組織、片や、脱税に頭を悩ませ、何でもキャッシュで払うのが好きなパリの名士たち・・・出会いそうもない2つの世界が、共通の利益で結びついていたという映画のシナリオみたいな話。
モロッコ・パリ・ジュネーヴを結んでマリファナ大密輸をやている『El Maleh(エル・マレ)一家』の捜査をしていた警視庁麻薬捜査課、ヤクを詰め込んでスペインからパリ郊外に突っ走るGo fast(陸上・海上をすごいスピードで麻薬を運ぶ手段)の輸送車をキャッチしたのは今年はじめのこと。が、捕まえずに泳がせて、お金の動きを探ると・・・末端のディラーたちからエル・マレ兄弟の一人の手に、ずっしり重そうなスーパーの袋が手渡されていた。
スーパー袋はどこへ行く?
盗聴と尾行で、警視庁はスーパー袋の道筋を一歩ずつ辿る:失業者風のぱっとしない運び屋は、シャンゼリゼやジョルジュⅤ通りなどリッチな地区にやってきて、ビシッとスーツにネクタイの男とカフェで落ち会う。
スーパー袋は“失業者”からスーツ男のアタッシュケース(しばしばエルメス)の中へ、ランデヴーは1分とかからない。
こうやって7ヶ月の間に約1200万ユーロのキャッシュがヤクのディーラーからパリ名士たちのポケットへ。
後者は、エル・マレ兄弟が管理するスイスの銀行口座を持っていてそこに振り込む。お金を洗浄したい密輸グループも、遺産などで転がり込んだお金に税金を払いたくないリッチも、みんな満足、というわけ。

捜査で、エル・マレ一家と結託していたパリ名士30余人の名前が上がり、そのうち9人が司法抑制下(予審判事に定められた地区から外に出てはいけない、予審判事から認められた用件意外、自宅を留守にしてはいけない、定められた保証金を払う・・・など17か条)に置かれ、保証金は10万~100万ユーロ。
この9人の中に、ヨーロッパ・エコロジー緑の党の議員でパリ13区長助役のフロランス・ランブランの名前があり、家宅捜査で35万ユーロの現ナマが見つかったから大変。左派の中でもとりわけクリーンなイメージを売る緑の党議員が!

「ドラッグ密売組織のマネー・ロンダリングなんて全然しらなかった。税金を払いたくなかっただけよ・・・」

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彼女のおうちで見つかった札束、チョコレートの包みのようなのは金のプレート
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そのビックリが静まらぬうちに、ヴァンサン・ペロン教育相が密売防止のため、マリファナを免罪にしたらどうか、と提案したんで、エロー首相は真っ青、右派はここぞとばかり突っ込みにかかり、教育相の辞任を要求する。
よりにもよって教育相が、誰が考えたってアホじゃあるまいか、というタイミングの悪さ。
首相は「彼個人の見解で、政府の立場では全くない」と苦しい弁明をしていたけど、個人の見解でもヤバイよね。

サルコジに投票するリッチ層が関わっているはずのフレンチ/モロッコ・コネクションが左派の失点になるという意外な筋書き。税金逃れに頭と時間を費やしている富裕層に眼をつけたエル・マレ一族(顔が見たい!)の頭の良さや、盗聴・尾行・張り込み・・・推理小説のような捜査に思わず興奮してしまう事件だ。


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Chanelの5番。1番から4番はどうなった?なんて考えたのは私だけかな。

この香水が生まれたのは1921年、ココ・シャネルは香水作りをエルネスト・ボーに託し、シンプルだけど意味のある名前を考えた。「この香水は5月5日に発売になるからそれを名前にしましょう、5はラッキーナンバーなるわよ」・・・というわけでこの官能的な香水は子供の日に発売され、1番~4番もなかった。

1954年、マリリン・モンローが「寝るとき何を着る?」という質問に答えて、「Chanelの5番を数滴、それだけ」と答えたことで、伝説的な香水となる。
以来、カトリーヌ・ドヌーヴ、キャロル・ブーケ、オードレイ・トゥトゥ、ニコル・キッドマンなど選り抜きの美女たちが香水のイメージとして登場。

1969年から10年間、ドヌーヴがイメージ女優だった。英語、結構うまいじゃない。



「Tu me déteste, n’est-ce pas ? わたしのこと嫌い、そうでしょ?」声がセクシー、キャロル・ブーケ。



そして新しいCMはブラッド・ピット。男性をイメージ・キャラに持ってくるというのは大胆というか意表をついているというか・・・考え抜いたマーケティング戦術なんでしょうね。


ちょっと渋くキメすぎ?女優バーションのほうが華やかで、ファンじゃなくてもまた見たくなりません?

先日ラジオでマーケティングや広報の専門家が対談していて、「Chanel Xブラッド・ピットは、どっちにとっての栄誉か?」という質問に、「ブラッド・ピットにとっての栄誉だ」とみんな答えていた。「Chanelはこの香水を売るのにブラッド・ピットを必要としていないから、Chanelに選ばれたことはブラッド・ピットの勲章」・・・わかったような、わからないような理由。

この香水、個人的にはあまり好きじゃない-私に似合わないだけ-白粉、婦人、という言葉が浮かぶ香りだ。
義母のバスルームにはいつもウィスキー瓶くらいデカいChanel N°5がおいてあった。何でも80種類以上の香りを調合して今でも手作りされているとか。

CMがライアン・ゴスリングだったら買ったかも?

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実はこんな女が好き

フランス一の出会いサイトMeeticに載っていたアンケート。

私の周囲だけでもMeeticで知り合ってうまくいっているカップルが3組。
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男性はロングヘアのほうが好きとか、最初に目が行くのは脚とか、100回は読んだようなことかと思ったら、意外と発見があり納得する”実はこんなキャラに惹かれる”:

1. 一緒に食事をするとき、美味しそうにモリモリ食べる女。
これはわかるなあ。いつも「お腹空いてないの」と殆ど何もとらず、人のお皿からつまみ食いする友達がいる。しかもかなり。人のを取るなら自分で注文しろ!。サラダと寿司しか食べない(お寿司を健康ダイエット食と思い込んでいる)女も多い。しかもご飯が真っ黒になるくらいお醤油に浸す。食べるのが好きな女は希少価値かも。食べることに興味があるのは、いろんなことに興味が開けている証だし。

2. 意外なときに怒ったりキレたりする女に、男のアドレナリンは高まるとか。意外。普段使わないような罵り文句にも興奮するらしい(マゾか。じゃもっとやろうか)。自分に自信があり、きついとこのある女性を男性(少なくともフランスの)は評価するとか。

3. マニアックなきれい好きじゃない。バスルームにメイクやクリームが散乱していたり、料理中のキッチンがグチャグチャだったりすると、男は安心するんだって。へェーと思うけど、義弟のパートナーを思うと納得する:灰皿にタバコを1本もみ消せば、すぐ洗われ、まだ食事が終わっていないのに床のそうじを始め、私が洗ったお皿は洗いなおす・・・いきおいうちの中はいつもピカピカだけど、息が詰まりそう。ELLE Maisonに出てくるような家は住み心地悪いのだ。休日の服装も然りで、ジーンズに古いTシャツみたいなスタイルが“魅力的”。何事も決めすぎず、ちょっといい加減なほうがいいってこと。

4. 『2週間で2kg減らす』みたいな特集が女性誌に氾濫しているけど、その“余分な2kg”(5kgでも!)が好きな男性が多い。いつもダイエットや運動をして、1kg増えた、減ったと騒ぐ女に魅力がないのはわかるけど、太目の脚や2段腹がセクシー、という男性も少なくない。まず、完璧じゃない女のほうが自分がコンプレックスを感じないし、男性は潜在的に、生殖に向いている“洋梨型”の体型に惹かれるんだとか。精神分析家が言いそうな説。

5. 趣味や情熱を持っている。それが分かち合える趣味じゃなくても、役に立つもの(スペイン語がしゃべれるとか)でも役に立たないもの(マヤ文明の農業法に詳しいとか)でも、とにかく“情熱”を持った女性を評価する。知的で面白く、パートナーの趣味や意見に合わせないで“自分で考える”ことの証だから。

6. 頭を掻いてくれる(!)女性。映画やテレビドラマで、彼女が彼の髪の中に手を突っ込んでクシャクシャっとやるシーン、見たことあるでしょ?神経終末が集まっている毛根を触ると、バソプレッシン(下垂体ホルモンのひとつ)が増殖し、リラックスして気持ちいいんだって。やってあげよう!と一瞬思ったけど、パートナーに髪の毛が殆ど残っていない場合、どうしたらいいの?


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安楽死に賛成?反対?

ムショを出たアラン(ヴァンサン・ランドン)は、他に行くところがないので一人暮らしの母親の家に帰っていく。
母親(エレーヌ・ヴァンサン)は再会を喜ぶ様子もなく、インスタントコーヒーをいれ、息子が「まずい」というと「それしかないのよ」
母息子の関係が伺える最初のやりとりだ。
厳格そうな母親とムショ帰りの息子は、悉くぶつかり合い、傷つけあう。
ある晩、眠れなくて睡眠薬を探していたアランは、スイスの“介助自殺”への申込書を見つけてしまう。
脳腫瘍が進んでいる母親は、自分で死ぬ時を決めようとしていたのだ。

最近公開された『Quelques heures de printemps/春の数時間』。

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“安楽死”を選んだ母、がこの作品のテーマだけど、そこに至る母と息子の関係がリアルに描かれ、2人の俳優が見事に上手く、印象に残る。
きちんと身づくろいして、家の床をきれいに掃除し、買い物をして一人の食事を作る母親の生活に、文字通り泥足で踏み込んでくる息子。
ヴァンサン・ランドンは、ぶっきらぼうで愛想のない外見に、実は優しい心、みたいな役柄が多いけど、ここでは結構イジワル、お母さんが震え上がるくらい怒鳴ったりする。
この人くらい、何の職業をやらせても真実味がある俳優はいない。出所後、最初に見つけた仕事がゴミの仕分け。おそろいの制服を着せられ、頭にビニールのキャップをかぶり、ベルトコンベアで流れてくるゴミを機械的に選り分けていく。もう何年もやってるみたいにハマっている。
他の作品の、左官や水泳コーチ役もすごく“らしい”。
現実には、名門出版社Edition de minuit社長を叔父に持つ、ブルジョア&エリート出身なのにね。

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photos:allociné

母親役のエレーヌ・ヴァンサン、『人生は長く静かな河』でブルジョア家族のお母さん役で笑わせた女優だ。この作品では、感情を見せず、弱音も吐かず、誰の世話にもなりたくない(一人息子は当てになりそうもないし)という母親。一緒に暮らしたら大変そう。息子への愛情はあるのに、それを上手く伝えられず、気がつけば言い合いばかり。キレて出て行った息子を、それでも待っていて、ちょっと物音がすると「アラン、あなたなの?」と呼んだりする。親と子の関係はなんと難しい・・・
そして最後のシーンは、極めて簡潔に控えめに、全くメロドラマにせずに撮っている。
監督のステファン・ブリゼは、自分の死ぬ日を決めた末期がんの男性のドキュメンタリーを観て、この映画を撮ろうと思ったそうだ。でもそれに賛同、反対の視点はなく、提起している。

死刑には絶対反対だけど、家族の重荷になりたくない、病気の末期の苦しみを和らげたい、という願いは聞き入れられていいのでは、と思う一方、家族だったら同意するだろうか?自分の死期を決めるほうも大変な決心がいるだろう・・・うーん、奥深く難しい問題だ。

フランス人の86%が“安楽死の合法化に賛成”というアンケート結果が発表されたところ。12月までに法案改正が協議されるとか。
映画に出てくる“介助自殺”のクリニックは、スイスのVaud郡で2011年にが合法化された。

Quelques heures de printemps
Stéphane Brizé監督作品
1時間48分
フランスで公開中

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パリ・ファッションウィーク(Semaine de la mode à Paris)という名前はなんか「交通安全週間」みたいで、昔のパリ・コレ(クション)のほうが煌きがあったと思いません?・・・とにかく、2013春・夏コレクションで、もっとも期待と不安で待たれていたのがエディ・スリマンのYSL。クリエイティヴ・ディレクター就任初めてのコレクションだ。

グラン・パレの展示室で行われたデフィレには、アズジン・アライア、アルベール・エルバス(Lanvin)、マーク・ジェイコブスなど有名デザイナー、オランド大統領“同伴者”ヴァレリー・トリエルヴィレールの姿も最前列に。
レザーのスリムパンツ、肩を強調した小さいジャケットにモスリンのブラウス、シルクのロング・ドレスにつばの広い帽子、サファリ・ルックなど黒が基調のコレクションが70年代のサンローランを蘇らせる。

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こちらはサンローラン本人の作品
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「イヴの遺産が護られた!」と、公私共にサンローランの長年の伴侶だったピエール・ベルジェ。「エディ・スリマンはコピーすることなく、サンローランのDNAを駆使するのに成功した」と大感動。
「サンローランの継承に重きをおいて冒険がなさすぎた」という辛口批評もあるけれど、エディ・スリマンにとって恐ろしいプレッシャーだったであろう1回目のコレクションは喝采された。

YSLは、LVMHに次ぐ企業グループPPRの傘下。PPRはグッチを稼ぎ頭に、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、ステラ・マッカトニーなど高級ブランドを抱えている。YSLは2012前半期で売り上げを41%伸ばしたとか。この不景気にホント?エディ・スリマンの就任は3月だ。

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スリマンさん、パリ政治学院を出たあと、ルーヴル美術学校を卒業したというすごい学歴。
パリ政治学院といえば、大統領候補討論会の司会をしたトップクラスのアナウンサー、ダヴィッド・プジャダスもここ出身。天は二物を・・・与えたわけだ。
大変な性格だったらしいが天才だったサンローラン、彼の遺産が受け継がれていけば素晴らしい。
そうそう、ヴィンテージ・ショップに時々出る、YSLの黒いスカートは私の宝物だ。

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オバマ氏VSロムニー氏のテレビ討論(フランスでは午前3時から)は、『オバマ氏は冷たく、熱意も攻撃性もなく、4年前のあのオバマはどこに行ったのか?』とニュースが伝えていた。
オバマさん、アンケート調査ではまだ優勢だそうだけど危ないかも。いい男なのに残念ね・・・

大統領選決戦投票前のテレビ討論会、フランスでは1974年、ヴァレリー・ジスカール=デスタンVSフレデリック・ミッテランが始まりだ。以来、それぞれの候補者に討論会のための担当官が設けられ、話す時間はもちろん、細かい取り決めが行われているそうだ。知らなかった。
例えば:
○討論会の舞台背景:候補者のスーツ・ネクタイの色とのマッチ(今回のオバマVSロムニー、星条旗のコーディネート!)
○椅子の高さ:どちらかが見下ろす角度にならないよう、身長に合わせて慎重に椅子の高さを決める。
○一人がしゃべっている間、もう一人を映さない:しかめ面をしたり、次に言うことを考えている・・・など表情を視聴者に見せない。
○候補者の手は絶対映さない:手が震えている、神経質な仕草などを見せない。
○討論会の温度の設定:汗をかいているのを絶対見せないように、両者のうちより”汗かき”に合わせて設定される。
・・・など候補者がすごく緊張したり、苛立ったり焦ったり・・・というのを見せて、ネガティヴな印象を与えないための細かい配慮。USAでも似たり寄ったりのはず。

これまでの大統領選討論で、語り継がれるやり取りのひとつに1988年のミッテランVS当時総理大臣シラクのがある。
シラク『今夜、私は総理大臣ではなく、あなたは大統領ではない。私たち2人とも対等な”大統領候補者”です。したがってあなたをムッシュー・ミッテランとお呼びしたい』
ミッテラン『あなたの言う通りです、総理
ガーン。討論中、結局シラクはミッテランを『大統領』と呼ぶハメになり、そして彼が再選された。辛らつでイジワルだった故ミッテラン。

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今年のサルコジVSオランド討論で有名になったセリフはオランドのリフレイン:私が大統領になった暁には・・・でしょうね。暁以後はあまりパッとしないけど。

シラクVSミッテランから4分の1世紀後の討論会。インテリアも21世紀っぽくモダン。
Sarkozy Hollande

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年度初めに行われるRéunion des parents d’élève(生徒の親のミーティング)、つまり保護者会。
私が子供のときは父兄会と呼ばれていて、何で父と兄なんだ?と常に不思議に思っていたけど、あれは死語になったわけですね。危うく使うとこだった。

いつも2時間くらい続いて退屈なんだけど、行けと言われれば仕方ない。
最初に校長先生のジェネラルな話:4年に渡る増築工事も終わりに近づき、素晴らしい校舎になり、今まで3つの場所に分かれていた高校がようやく一堂に会する・・・しかし親達はそれを聞いて喜ぶわけでもなく、学食のことに抗議が集中する。全部で1000人の生徒が12時から13時に殺到するんで、30分行列して食べる時間がない、料理がまずい・・・食べ物のこととなるとフランス人は殺気立つけど、朝は8時に始まり、お腹を好かせた食べ盛りの子供たちが食べる時間がない、というのはオーガナイズの悪さだし、娘が「お昼のステーキが脂身と筋ばっかで食べるとこがなかった。腹減ったー」と帰ってくれば「ちゃんとお金払ってるのに!」に腹が立つ。

校舎はこの完成予想図にかなり近づいてきた。
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その後、クラスごとに分かれて説明会がある。娘の美術学校は、バカロレアを受けるリセ部門と、デザインや建築を学ぶ職業リセが一緒になっていて、リセは一学年一クラスだけ。つまりヤナやつと一緒になっても3年間離れられないわけだ。先生も然りであまり変わらない。
担任は、初日に「去年と同じ○○先生です」と発表があったとき、生徒全員が“泣き倒れた”という女教師。
「その○○先生の前で泣き倒れたわけ?」と聞くと、
「ううん、いなかった。でもいても同じことをしてたと思う」というくらい嫌われている先生だ。
保護者会は当然その○○先生が仕切った。確かに退屈。
「各科目の先生に話していただくので、私は長くは話しませんが・・・」と前置きしつつ、延々としゃべり、各科目の先生達も待ちくたびれて苛立ってくる。
彼女は美術教師だけど、こんな趣味の人が美術を教えていいの?というくらいすごい服装をしていた。ベージュのセーターに黄緑とくすんだオレンジのエプロンのようなワンピースを重ね、その上にぼやけた色のジャケットだか羽織りみたいなのを着て、黄緑のレギンスにウェッジのサンダル。彼女なりに保護者会用にがんばったコーディネートなんだろうけど、古風で整った顔立ちに全然似合っていない。どんな顔立ちでも似合わないだろうけど。

眠くなってきた私が携帯電話で遊び始めたところ、「クラスでの携帯電話ですけど・・・」と言い始めたので、ギクリとして顔を上げた。ちょうどその時、隣に座っていたお父さんの携帯がけたたましく鳴り出したので、居眠り仕かけていた保護者たちはみんな目覚めた。
数学やフランス語の先生は早くも学年末にあるBac blanc(バカロレア模試)の話。
17時間もある美術の授業では美術館やエクスポにもよく行っている。この前はセーヌ河岸にできたモード&デザインのシテles Docksに行ってデッサンをしていた。

les Docksでは川久保玲とバレンシアガのエクスポをやっている。

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・・・なんて、私も延々と書いてしまったわ(眠りそうになりました?)人のことは言えない。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから20年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書2冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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