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二日酔いにはシャンパン!

その昔、シャンパンはお医者さんが処方する“飲み薬”だった、という記事がフィガロに載っていて、それがホントなら病気になりたい。
その記事によると・・・
まず、中世のフランスでワインは井戸や貯水池の水よりずっと清潔だったから、みんな水代わりに飲んでいた。その中でもシャンパンは、消化を助ける、気分を高揚させる(そりゃそうだ)などの効果があるといわれていた。
シャンパン、といっても最初はVin tranquille(ふつうのワイン)で、僧侶ピエール・ペリニヨン(あのドン・ペリの本名!)が作ったワインが発砲し始めるのは17世紀後半のこと。
この方↓
ドン・ペリニヨン
消化のほかに、リューマチに効く、消毒効果、抗欝、老化防止・・・そしてマダム・ポンパドールに言わせると「飲んだ後も女性が美しくいられる唯一のワイン」。
優雅な発泡ワインがあまりに有名になったので、ボーヌのワイン派医師VSシャンパン派医師の“戦争”が勃発したほど。
サン・シモンの回想録によると、毎日サラダとシャンパンの(トップ・モデルのような!)夕食にとり、91歳まで生きた人のことが記されている。18世紀に91歳は超のつく長寿だし「最後まですこぶる健康で、頭も非常にはっきりしていた」。
シャンパンの評判は国境を越え、19世紀にドイツのお医者さんが書いた『危険な病気におけるワインの使用と効果についての概論』には「その糖分と炭酸ガスによって、シャンパンは素晴らしい消化作用がある。欝傾向の病人には精神の安定と陽気さをもたらす・・・」
シャンパンじゃなくてもお酒は気分を高揚させるけど、あの黄金色のはじめる液体にはワクワクさせるマジックがある。

シャンパン

何年か前に、ソムリエの田崎さんが、サイトだか本で「ひどい二日酔いの日は何を飲んだかいいか?(何も飲まないほうがいい!)・・・答えはシャンパンである」と書いているのを読んであきれたけど、上記の説によると、消化を助け、二日酔いにつき物の欝気分を晴らすのかも。今度やってみよう。

19世紀末にはシャンパンを売る薬屋も出てきて、『健康によいシャンパン』『回復時のシャンパン』などのキャッチが貼られたとか。第一次大戦時には病院が大手シャンパン・メゾンに注文するようになった。怪我人や出産後の妊婦の体力回復に一番!

うちは夫がシャンパン地方出身で、親戚はシャンパン製造をやっている。赤ちゃんが生まれると、その唇をシャンパンで湿らし、しかめ面をしなかったら「おお、シャンパン・ファミリーの子!」と認められるという、恐ろしい慣わしがある。私が産んだときも、夫の家族がシャンパンを抱えてやってきた。ポン!という音に看護婦さんが飛び込んできたけど、まさか昨日生まれた赤ん坊に飲ませるとは思わず・・・2人の子供はしかめ面もせず、家族として認められたわけだ。

さらにシャンパンには440種のポリフェノールが含まれていて、その中には、ブドウの木を寄生虫から護るレスヴェラトロルもいる。ポリフェノールは抗酸化作用で有名。量は赤ワインに比べて少ないものの、2度発酵させるという製造の特色のため、その効果は倍増・・・というわけで、アンチエイジングにもいい。つまりいいことずくめ。
タバコ、お酒、食べ物・・・すべて“節度を持って”“・・・すぎに注意しましょう”の近年、年末年始くらい羽目を外し“もと薬だった”シャンパンをガンガン飲みましょう、ということ。
みなさん、楽しい年越しを!

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ノエル・寿司パニック

例年のイヴは、義父の家で、フォア・グラ、生牡蠣、羊の足の丸焼きを食べるのが決まりだった。20年、同じメニュー。ノエルの嫌いな“イジワル爺さん”が夏に亡くなり、田舎の家やパリのアパルトマンの整理に追われた夫は、「今年のノエルは自分の家族とするのはイヤだ。1年パス!」
ディジョンに住む義妹の誘いを断り、うちの家族4人だけ(猫2匹も)で祝うことになった。

で、何を作る?
ガラリと変えたいというので、アレでもないコレでもないと考えた末、お寿司は?と言ったら、夫の顔が輝いた。うちのフランス男と半分フランスの子供たちにとって、行きつけの店からテイクアウトするお寿司は一番のご馳走なのだ。それにちょこっと2品くらい加えればいいから、おお、ラクチン!
しかし。24日の昼ごろ、お店に電話すると・・・・誰も出ない。ウソ。休み?
第二候補の店に電話すると、やっぱり出ない。
そのあたりで私たちは「イヴの夜はお母さんが用意した七面鳥やフォアグラを家族で食べるもので、お寿司を取ろうなんて酔狂なことを考える人はいない」という現実を知るのである。
日本人経営のお寿司屋は休みなのだ。困った。
今から材料を買って、何か作るのはシンドイ。

「要するに日頃食べられないものを食べればいいわけでしょ。グラン・エピスリー(ボン・マルシェの大食料品売り場)に駆けつけて、テイクアウトの料理を買うのは?」と言うと、夫は「お寿司でなければ意味がない」と言いだす。
仕方なく2人額をつき合せ、ネットで寿司チェーンを探す。
Planet Sushi:バスティーユの映画館の隣にあるアレでしょ?チープで不味そう、と却下。
まつり寿司:元祖スシ・チェーン。でもご飯がパサパサだったと却下。
Sushi Shop:フランス人シェフがいてフォアグラ寿司とかあるとこじゃない?クリームチーズとか鶏のカレー煮の寿司?これは寿司ではない、と却下・・・
と、キャッカを繰り返すうち、Maison de Sushiという聞いたことのない店にぶちあたる。
「質と値段の関係がいい」(フランス人が大好き)「巻きものに独創性」などの利用者の意見に惹かれて、じゃここにしようか。

これがお店。神社のロゴが不安要素ではあるが・・・

vitrine_int_gallery2.jpg

うちの区は配達ゾーンに入っていないけど、夫は自分が取りに行くといって昼寝をしてしまった。
私はメニューを選ぶ前に、試しに電話してみたら今度はちゃんと出て、
「取りにきてもらうのはいいけど、今日は16時で閉めます」
そんな!時刻は15時30分。今すぐ出ても着けっこない。その上「安い注文なら受けない」などと言うので、
「ネットで見て初めて注文する、よく食べる4人家族であり、断ったら大切な顧客を失うことになる」と脅かし、17時まで待っていてもらえることに。

その後も、夫が住所を間違えて「寿司屋じゃなくて銀行になってる!」とパニックになったり、待っていてくれるはずの人が「ちょっと買い物に」と出かけて留守だったりとサスペンスは続いたものの、イヴの食事は無事に到着したのである。
味?
魚は新鮮だけどバラエティに乏しい、鮭とマグロが80%を占める。
フランスの寿司
うなぎとか鮭のタルタルとか、巻物に工夫は認める。けど致命的なのはやっぱりご飯。
何米を、どのような馬鹿力で握ったか知らないけど、すごくコンパクトな塊。あのふんわり握った寿司飯とは程遠いし、お酢もきいていない・・・とか言いながらみんなよく食べたけどね。

パン・デュ・シュクル/Pain du sucreのビュッシュ・ド・ノエルでやっとノエルらしく
パン・デュ・シュクル ビュッシュ・ド・ノエル

結論:イヴにお寿司を食べようなんて、誰が言い出した?
メゾン・ド・スシは大切な顧客を失った。


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税金逃れでベルギー移住を決め、首相はじめ大臣たちから「情けない」「堕落」などと非難されたジェラール・ドパルデュー。怒って(あの巨体で怒ったらコワそうだ)首相宛に手紙をだした、まではご存知の方が多いはず。
「・・・私は14歳から印刷工として働き始め、倉庫係を経て俳優になった。今まで必ず税金は払ってきたし、2012年は収入の85%を払った。その私を“情けない”と批判する総理、そして大統領、あなた達は一体何様なんですか?」と締めくくる手紙を、ジュルナル・デュ・ディマンシュ(日曜新聞)に公開した。

それに対して俳優フィリップ・トレトンがドパルデューを批判する手紙を、リベラシオン紙に公開。
フィリップ・トレトンは日本では知られていないけど、コメディ・フランセーズの舞台俳優で、映画では2011年『Présumé coupable/推定有罪』他でセザール最優秀男優賞候補になっている。
政治活動(左派)もやっていて、2008年からパリ市会議員。2003-2007年はTF1の花形キャスター、クレール・シャザルと暮らし、その後ラジオ局France Interのジャーナリスト&アナウンサーと結婚(アナウンサーが好きなんだ)、シャザルの前は別の女性と子供2人・・・という多岐にご活躍の人物。

フィリップ・トレトン

「・・・アンタはもうフランス人でいたくないんだね。フランスの不動産を売っぱらって、お金を持って、アンタみたいな金持ちにもっと寛大な国に行こうというんだね・・・」
もう顔は見たくない、とっとと失せろ、アデューというアグレッシヴな最後。

これに対し、金曜日はカトリーヌ・ドヌーヴがトレトンに「あなたの辛らつな手紙を読んで生まれた怒り」を綴った手紙を書き、リベラシオンに掲載、というお手紙大会になった。

仏映画界の大御所2人、仲が良さそうだ。
ドパルデュー&ドヌーヴ

「私はドパルデューを弁護するのではなく、あなたに問いただしたい。・・・何の権利が、どういう民主主義的配慮が、あなたをこのような中傷的制裁に駆り立てるんですか?」
仏映画界の女王の手紙はなかなか文学的で、首相らの「情けない」「堕落だ」は、“国家を司る人が公に口にすべきでない言葉”とこっちも叩く(でも確かに)。手紙の最後は決まり文句(「友情を込めて」etc.)をもじって、「心からの失望を込めて」と結んである。

もともとベルナール・アルノーやドパルデューの、超がつく富裕者たちが移住を企むのは、オランド政権の税制改革(金持ちにもっと税金を払わせる)が原因、つまり右派VS左派の争いなんだわ。
その上、プーチンが「ドパルデューがロシアの滞在許可証かパスポートが欲しければ出してあげる」(なんで突然あなたが出てくるの?)第一、富裕者がそろってベルギーやらスイスに移住したがるのは近いからで、ロシアは日帰りできない。
とにかく。最初は孤立無援に見えたドパルデュー、今では味方が増え、勢いオランド大統領やエロー首相に批判の矛先が向いている。多難な2013年が待ち受けるオランドさん・・・

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『人類最後の日』はこの村へ!

2012年12月21日が近づいている。恐れている人と笑い飛ばしている人と・・・後者のほうが断然多いと思うけど。
でもさっき金曜日に会う約束をした人が、
「大丈夫ですよね?」
「何が?」
「だって12月21日・・・」
と言われて、やっぱり半ば不安な人がいるんだろうか。
フランスにも防空壕に大量の食料とともに立て篭もっている人がいるらしいものね。
そういう人はこの村に行くといい。

2012年12月21日、人類最後の日

南仏はAude県のBugarach/ビュガラッシュ。コルビエール山脈の最高峰(1230m)のふもとの村、人口180人。
世界終末論者たちの予言によると“山の頂上に、オヴニーのようなものが隠されていて、21日に選ばれた人間だけを乗せて飛び去る”んだそうだ。21世紀版ノアの箱舟。
その予言だか噂の発端は、この山頂(写真の)から聞こえる“機械の音”のような不気味な音。
洞窟学者の一団が目下、山頂を掘り返したり、洞窟を調べたりしている。

2012年12月21日、人類最後の日2

既に54カ国から250人のジャーナリストが取材を許可されていて、当日村から生中継(一体何を?)することになっているとか。
この村の村長さん、ジャン=ピエール・ドゥロールは最初、村興しの絶好のチャンス!と大喜びした。細々とヤギのチーズを作っていた過疎の村から第二のルルドに昇進!
ところがMIVILUDES(カルトの常軌を逸した行動と戦い監視する省庁間ミッション)から警告が:1995年、ヴェルコールで起こったカルト教団『太陽寺院/Temple Solaire』の集団自殺のようなことが起こらないとも限らない。大量殺人も起こりかねない・・・
以来、村長さんは心休まらぬ毎日。「早く『人類最後の日』が終わってくれて、別のことをやりたい」

“当日”の2日前から村は100人の憲兵が包囲し、問題の山は出入り禁止になる。当日はそれに加えて地元消防団と救急精神科医のチーム(!)が万が一に備えることになっている。
村長さんはジャーナリストや憲兵の食事や簡易トイレの準備で大忙し・・・という話を私はExpress誌で読んだけど、「この村は人口180人(エイリアンは含まず)・・・」とか、笑いながら書いたのが見えるような記事だった。

P.S.ご覧のようにブログの顔が新しくなりました。イラストは米澤よう子さん。周囲では”私がカッコよすぎる”という声が飛び交っていますが(うるさいわね)、いかがでしょう?

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こっちは観たあともジワジワといい

自動車販売店に勤めるアル、1週間後には社長の娘と結婚し、若社長になることが決まっている。
輝かしい未来を祝って同僚2人とさんざん飲んでの帰り道、アルは人を撥ねてしまう。深夜の通りには誰もいなかった。同僚にそそのかされ、アルはそのまま走り去る。

ところが階上のバルコニーから事故を見ていた女性がいた。
彼女、ジュリエットは目撃者として出頭し、被害者が東欧からの労働者であることを知る。こん睡状態の被害者は、生き延びても再び歩くことはできない。ジュリエットは途方に暮れる妻を助けて、轢逃げ犯をつきとめようとする。
一方アルは被害者の容態が気になり、こっそり病院に見に行く・・・

フランス映画『Trois Mondes』

カトリーヌ・コルシニ監督の『Trois Mondes/3つの世界』:加害者アルの世界、目撃者ジュリエットの世界、そして被害者の妻ヴェラの世界だ。
アルは呵責にさいなまれ事故のことしか考えられない。結婚・社長就任という将来にも躊躇し始める。

アル(右)と轢き逃げをそそのかした2人の同僚。
「ビクビクするなって。バレやしない」「でも目撃者がいるんだ」

フランス映画『Trois Mondes』3

ジュリエット(右)はヴェラを助けようとして、アルの仕事場を突き止め、会いに行くが、“罪を憎んでも人を憎めない”心境になる。

フランス映画『Trois Mondes』2

轢き逃げ犯の葛藤はまぁ想像できる(轢き逃げの経験はないけど。第一免許を持っていない!)。女性監督らしい繊細さで描かれているのはジュリエットとヴェラの関係だ。人を助けること、何かしてあげることの難しさを実感する。中途半端な親切は、人を傷つけてしまう・・・

アルを演じるのはラファエル・ペルソナズ。ベルトラン・タベルニエの『La Princesse de Montpensier/モンポンシエの王女』(2010)から開花した、ちょっと陰のある美男。ジュリエットはクロティルド・ヘム。2人とも日本ではまだ知られていないけど、あちこちに出ている。            
Populaire/人気者』が日本で上映されたら怒るけど、こういう映画はかかって欲しい。

『Trois Mondes』
カトリーヌ・コルシニ監督
1時間41分
上映中

P.S.ご覧のように、ブログの顔を変えました。イラストは、大好きな米澤よう子さん。
ご意見を書いていただいたら嬉しいです。

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観たあと腹が立つこの映画

1958年、ノルマンディの小さな村。21歳のローズは食料品店を営む寡の父親と2人暮らし。間もなく村の自動車修理工の息子と結婚し“専業主婦”になることが決まっている。
その人生を歩みたくないローズは、近くの町でルイが営む保険会社の秘書採用試験に出かけていく。
彼女には秘書的資質はなかったけど、唯一タイプをスゴイ速さで打つという特技を持っていた。それがルイの競争心を目覚めさせる。タイプ速打ちコンクールに出場する-そして勝つ!-という条件でローズは採用される・・・

『Populaire/人気者』のお話。
映画 Populaire

ルイにロマン・デュリス、ローズにデボラ・フランソワ(初めて主役のベルギー女優。50年代ファッションがよく似合う)の他に『アーティスト』のベレニス・ベジョ、エディ・ミッチェル、ミウミウ、ニコラ・ブドス・・・とキャストはばっちりなのに、この作品はつまらない。
すべて“定番レシピ”通りで、オリジナリティも意外性もない。

映画 Populaire2

ロマン・デュリスのキャラもわからん。ノルマンディ一、フランス一、そして世界一速いタイピストにするという野心の出所がわからない。ローズへの気持ちも曖昧だ。
ローズは、専業主婦になりたくない、手に職を持ちたいという意志は尊重するけど、その葛藤が描かれず、きれいごとにまとまっている。他の登場人物もなんかカリカチュアで、つまりどこにも共感を持てない。

ノルマンディの速打ちコンクール
映画 Populaire3

途中で出ようかと思ったけど、あれだけ批評がいい映画なのにそんなはずはない、何かもう一ひねりあるはず、と最後まで期待を捨てずに観たのがアホ。何事も起こらず、予想通りのハッピーエンド。

こんな映画を2時間観ていたことに腹が立ち、批評がいいのにも、映画館が満席なのも腹が立った。
出口でばったり友達に会い「どう思った?」と聞かれ「画期的につまんない」「だよね!」で少し怒りが静まったけど。
今年は『ポリス/Polisse』『最強のふたり/Intouchables』のような大ヒットフランス映画がなかったので、この『『Populaire』に期待が集まっていたと聞くけどトンデモナイ。万が一この作品が『最強の・・・』みたいなヒットになったら・・・ベルギーに移住するとは言わないけど、とにかく私の2012年フランス映画1位はコレ!

それでも観たいという方:
『Populaire』
レジス・ロワンサール監督作品
1時間51分
あちこちで公開中

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私の子供の父親はあなたよ!

サルコジ内閣で法相に抜擢されたラシダ・ダチを覚えています?
初めて移民(マグレビン)の子が大臣に!と、サルコジ政策の“多様性”のシンボルとなり、その超スピードの出世が“頑張れば上昇できる”という希望の星になった。

ラシダ・ダチ

わりと美人で、ソワレがあるとディオールのドレスにルブータンのハイヒールなんかで現れ、色気のなかった内閣をファッショナブルにした人でもある。

2008年に妊娠し、大きいお腹でもハイヒールを貫き、翌年1月、44歳で女の子を出産、5日後から仕事を始めたことでも話題になった、というか非難された。
父親の名前は公表せず。しばらくは色んな噂が飛び交ったけど、「まあ、誰でもいいや」ということに。

ラシダ・ダチ22

ところが今になって何を思い立ったか、実業家ドミニック・ドゥセーニュを父親だと名指す訴えを起こした。
この男性はリュシアン・バリエールという、ドーヴィルやボールに高級ホテル、カジノを持つホテル・グループの社長さん。

dominique-desseigne_leader.jpg

ダチ曰く:
「私たちは2007年11月、共通の友達のパーティで出会い、お付き合いはその直後に始まり、一緒にモーリシャス島でバカンスを過ごしたのよ」
証拠として彼女は、2人を“隠し撮り”したゴシップ雑誌Voici1300号を裁判所に提出している。当時、ダチはVoiciをプライバシー侵害で訴え、10万ユーロを要求したとか。

ドミニック・ドゥセーニュの“記憶”は違っている。
彼の弁護士曰く:
「ラシダ・ダチとの付き合いは3ヶ月しか続かなかった。彼女がとにかく子供を欲しがっていたので、ドゥセーニュは引いた。2人が別れたのは2008年2月で、ダチが妊娠したのは4月5日」とさすがに細かいわね。
ラシダ・ダチは自分の娘との親子関係を証明するため、ドゥセーニュにDNA検査を要求しているけど、彼は「その間、彼女は他の男性とも付き合っていた」(自分にも他の女性がいたでしょ)を理由に拒否しているとか。
でも拒否すれば「やっぱり父親なんだ」と思われるし、彼の立場もなかなか微妙だ。

しかし。裁判沙汰で父親であることを証明しても、円満な父娘関係になるとは思えないし、一体何の利益が?と考えると、やっぱり娘の将来の経済的な保証?でしょうね。愛情は裁判で勝ち取ったり、お金で買えないもの・・・


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12月最初の週末は、クリスマスプレゼントを買う人の最初のピークだったとか。メルシーはすごい人だった。このお店、オープン当時は色々なブランドがメルシー用に特別に作ったアイテム(YSLのトレンチとか!)があったりして面白かったけど、最近つまらなくなったような・・・と思うのは私だけなのか。これだけ人が入っているんだものね。
クリスマスといえば、オペラのデパート街のウィンドウ・ディスプレイ。プランタンはDior、ギャラリー・ラファイエットはLouis Vuittonが招待ブランド(どっちもLVMHの傘下。税金逃れにベルギー移住したくなるわけだ)。ウィンドウは思いっきりソレ一色になっている。
Diorはレトロなお人形が1950年代ぽいドレスで、元祖Diorの雰囲気を再現。欲しくなりません?

Dior クリスマスのお人形

“不況のときだけに、豪華なエレガンスで夢を見させる”という意図らしいけど、同時に大手デパートも不況で、有名ブランドをスポンサーに持ってこないと“豪華でエレガントな”クリスマス・プロモーションができない、ということだ。

デパートたちはそれぞれ限定商品でお客の気を引こうとしている。
Diorがプランタンのためにデザインしたスカーフやバッグ、ハイヒールなんかはまあいいけど、立ち止まったのはコレ:Aventのカレンダー。

Dior クリスマス

Avent(日本語ではアドベントと言うらしい)とはキリスト教クリスマスまでの4週間で、子供たちが毎日カレンダーの窓を開けて「もういくつ寝ると・・・」と楽しみにする。
それのDior版。キリストがDiorとのコラボをどう思っているか知らないが・・・

Boule à neige(スノーグローブ)。ひっくり返すと雪が降るヤツ。
実はコレクションしているくらい好きなんだけど350ユーロ!
Dior クリスマス2

さてボン・マルシェはブランドを招待せず、左岸リッチ層をターゲットにしてオペラのデパートとは違う戦術。Galerie Imaginaire/想像のギャラリーに“他所では買えない独占ブランド”を集めている。セレクトの基準は“想像しなかったヘンなもの&「こんなものがこの値段!」と驚くもの”。
例えばこのリング。子供へのプレゼント?と思うでしょ。
Solange Azagury Partridgeという人のデザインで1600ユーロ!

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靴・・・の置物。長さ30cm。200ユーロ。

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もうちょっと現実的なお知らせ:
コスメ・セレクトショップThe Beauty Loungeがオープニング記念にスペシャル・ジャポンの日を企画。
時:12月6日(木)11時半~21時
場所:69, rue d'Argout 75002 Paris(メトロはSentierか Bourse、ともに3番。バス29番)
メリット:シャンパン+マカロン+ギフト+全商品20%オフ
一杯やりにお寄りください!

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『007 Skyfall』
日本では12月1日封切りの23作目の007。監督はサム・メンデス。
フランスでは10月28日から公開、3週間で観客動員数500万人を越えた。ダニエル・クレイグの前作2作『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』を早くも遥かに凌ぎ「これまでで一番面白い」の声も。
内容の話をしたら怒られるからしないけど、悪玉ハビエル・バルデムがすごくいい。強烈な存在感。そのせいかボンドガールは添え物っぽい。誰だったっけ?(答えはベレニス・マーロウ)

007 Skyfall

フランスでは、歴代ボンドの中でダニエル・クレイグはショーン・コネリーに次いで2位の人気。私は一番好きなんだけど、この作品ではちょっと老けた感じ。チャールス・ブロンソンみたいに(あんなジャガイモ顔ではないけど)シワが深い顔立ちなんでそう見えるのかな?今年44歳。次回作まで走れるか?頑張れ。
前のボンド、ピアース・ブロスナンは「僕は美しい」と顔に書いてあったけど、ダニエル・クレイグはアニマルっぽいとこがいい。
・・・と思っているのは私だけではなく、映画館でばったり会った女友達が、
「ダニエル・クレイグ、セクシーねぇ・・・」さらに、
『ドライヴ』のライアン・ゴスリングと『Shame』のマイケル・ファスベンダーもすごく好き」
なーんだ、私と同じ趣味じゃない。というか、私がみんなと同じ好みなんだ、とガックリ。

『Dans la maison/家の中』

待たれたフランソワ・オゾンの新作。
フランソワ・オゾン「Dans la maison/家の中」

16歳のクロードは、作文の宿題に”友達の家に入り込んで家族を描写する”というテーマを選ぶ。
「・・・テレビを観てピザを食べて寝ました」というような作文にうんざりしていたフランス語教師(ファブリス・ルッキーニ)はクロードの文章に引き込まれる:「○○のうちには、あの中産階級独特の匂いが漂っていた・・・」
作家を目指して諦めた教師は、叶わなかった夢を託すかのように、クロードを褒め、アドバイスを与えるけど、事態は思いがけない方向に・・・

すごくサスペンスで面白そうな予告編に比して、観てがっかりの作品。信憑性がなくて入り込めない。
ルッキーニの奥さん役はクリスティン・スコット=トマス、と名優揃いなのにもったいない・・・

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから20年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書2冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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