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実際には見れなかったけど-残念ながら-レッドカーペットを上るスターのドレスは、白とスケスケが目立った。白って意外と難しい色、顔うつりとか・・・
オープニングセレモニーのオードレイ・トトゥはYiqing Yinのドレス。白&脚スケ。Yiqing Yin(発音不可能)は4歳でフランスに移民した北京生まれの中国人。クチュールに新しい風を吹き込み、パリ市のGrand prix de la creationを受賞している。

カンヌ映画祭 オードレイ・トトゥ
photo:Reuters

マリオン・コティアールはDior。ウェディングみたい。
カンヌ映画祭 マリオン・コティヤール
photo:Reuters

評判はイマイチだけど華麗な『ギャツビー』のキャスト、キャリー・マリガンもオフホワイト
カンヌ映画祭『ギャツビー』
photo:Reuters

クロチルド・クローの大胆なスケスケはエリー・サーブ。カンヌに出品された作品には出ていないけど、イタリア王室の末裔・フィリベルト王子と結婚(2003)してから、豪華なドレスであちこちのソワレに現れる。

カンヌ映画祭 クロチルド・クーロウ
photo:Reuters

カメラマンたちが一番コーフンしたエマニュエル・セニエのドレスはアレクサンドル・ヴォチエ。夫、ポランスキーとマチュー・アマルリックを両脇に従えて。
ソフィ・マルソーのドレスの肩が落ちて“垣間見えちゃった”事件はあったけど、この深紅のドレスは見えそうで見えない。内側に何か仕掛けが(糊とか)あるはず、ゼッタイ・・・

カンヌ映画祭 エマニュエル・セニエ
photo:Reuters

カメラマンたちが一番びっくりしたのはドミニック・ストロスカンの登場。NYのホテルでハウスメイド暴行容疑で逮捕され、奈落に落ちた元大統領候補。Francetelevisionの女性を伴って“招待されていないのに”レッド・カーペットに現れた。
カンヌ映画祭 DSK

さてスターたちのドレスはバッティングする危険はないんだろうか?
オートクチュールだから、「そのドレスはもう○○さんが選ばれましたよ」と教えてあげるんだろうね。
それにしてもカンヌは寒かった。みなさん裸みたいな格好で・・・ホカロンとか入れてた?・・・とヘンな心配をするワタシ。


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肝臓が2つ欲しい、カンヌの長い夜

夜はBâoli/バオリという、招待者いわく“カンヌで一番いいレストラン”に呼ばれる。

カンヌの夜

「8時半から」と言われたので、私たちは9時頃着いた、けど呼ばれた人は殆ど来ていない。すぐにシャンパンが注がれる。
9時半、30人の招待客のうちやっと半分が着いて、春巻きとお寿司のアミューズが出てきた。
「これじゃ食事が始まるのは10時半ね」
夫は既に3杯目のシャンパン。少しピッチを落とさないと、夜はまだ始まってもいない。

“男性はタキシード”と言われていたので、夫は25年前のスーツを急遽直して(可能な限り広げて)蝶ネクタイをしている。ところが、チェックのジャケットやノーネクタイのラフな格好の人も多いので、ウェーターと間違えられそうだ。
前にクレージーホースにこの格好で行って、トイレに立ったら、あちこちのテーブルから注文を受けた、という苦い経験があるのだ。
女性の殆どはカクテルドレス。

やっとテーブルにつくと、真ん中が回転する中華レストラン式で、大きな寿司プレートが登場した。日本でフランス料理がお洒落な食事であるように(それ以上に)、ジャパニーズ・フードを食べるのは“先端”なのだ。
さてそのプレートの顔ぶれは:巻き寿司の上にサーモンのマヨネーズ和え、もち米の巻き寿司のから揚げ、帆立貝の入った春巻き、サーモンのタルタルに揚げおにぎり添え・・・という“清く正しいお寿司”とは似ても似つかないもの。アイディアと想像力は認めるけど、こういうのを「ジャパニーズフード!」とみんながパクパク食べているのを見ると・・・複雑な気分。
場所が暗くて、写真が撮れなかった。第一こういう場所は“有名人がいるかもしれない”という理由で、カメラお断りが多い。しかし周囲を見回しても映画スターとか有名人はいなかったわね。

カンヌの夜3

空になった寿司プレートが下げられ、メインが現れるまでがまた長かった。その間、ひっきりなしにワイングラスが満たされる。
レストランで一番儲けが大きいのが“飲み物”であるから、飲ませようとするのはここに限ったことではないけど、「年に一度の稼ぎ時。マックスに飲ませろ」という指令がウェイターの隅々まで行き渡っている。
これ以上飲むとヤバイ私は水に切り替える。

お客にはロシア人が多く、彼らの飲みっぷりはすごい。英語やフランス語で話すと寡黙だけど、ロシア語になるとおしゃべりだ。つまりあまり混じりあわない。
私たちのテーブルにはオーストラリア、スイス、デンマーク、フランス・・・そして日本。私の隣には“トルコとルーマニアの混血のフランス人”という男性で、私が一言いうとひとりで15分はしゃべってくれる。最初はラクでいいと思っていたけど、次第に「どっかのボタンを押すとしゃべりだすロボットじゃあるまいか」と。奥さんが離れて座っている理由がわかった。

やっと出てきたメインは、ビーフと子羊のグリル、舌平目のソテーが少量ずつ一緒にサーブされ、回転テーブルに付け合せが何品か並んだ:細切りのフライドポテト、キノコのソテー、(突然)海老入り焼きそば、中華風野菜炒め・・・肉や魚の素材はすごくいいけど、海老の焼きそばはステーキと一緒より、単独で食べたい。

食事が終わったのは午前1時。これから近くのクラブに行って踊ろう、ということになり、私は行きたかったけど、運転するのは夫だ。
「どーする?」「君が行きたければ」と、毒を食らわば皿までも・・・という顔。カンヌの果てしない夜の第二部だ。

Gothamというクラブで、蛍光ラベルのドン・ペリニヨンのマグナム。
カンヌの夜2

・・・その結果。翌日の夫はすごい二日酔い。「もう25歳じゃないことを忘れてた」そうで・・・


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カンヌ野次馬ザッピング

ニースの空港でレンタカーに乗ったまではいいけど、高速道路では方向を間違い、招待者とは連絡が取れず(つまりどこへ行ったらいいかわからん)、夫はこのために買った白いワイシャツが小さすぎる・・・お腹のボタンをとめると「息ができない」「座ったらボタンが全部ぶっとぶ」ことが判明。カンヌのクロワゼットに行ってみたけど、風が強くて寒くて、私たちはふてくされて寝た。

翌日は太陽が出て、招待者とも連絡が取れてクロワゼットへ。

カールトン・ホテルは『ギャツビー』ホテルに。出演者たちはここに宿泊しているんだろうか?

カンヌ映画祭2013「ギャツビー」

ホテル・マルチネーズの昼食に呼ばれた。入り口にたむろしているファンたち(誰のファン?)

カンヌ映画祭2013

入るとすぐエイドリアン・ブラディがいた。帽子とサングラスでガードしていたけど、すぐわかったもんね。
『デタッチメント 優しい無関心』、すごく良かった。
ホテルを出たとき、
「誰もフラッシュをたかなかったね」と夫。
「??」
「いや、俳優と間違えて誰かが写真を撮るかと思った」
こういうオメデタイ人とは知らなかった・・・
マルチネーズにはパリス・ヒルトン、ユマ・サーマンとか泊まっているそう。

戦前のメルセデス・ベンツのレプリカ。ムッシュー・ベンツという人が、作った車に娘の名前(メルセデス)をつけたという話も知らなかった。
カンヌ映画祭2013

次の“階段上り”(montée des marches)の準備にレッドカーペットを敷きなおしている。

カンヌ映画祭2013 レッドカーペット

ずっと雨降りだったカンヌに太陽。砂浜には水着姿も。でも気温は21度・・・

カンヌ映画祭2013 海岸


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カンヌ、至難の宿探し

招待してくれるのは嬉しいけど、飛行機、ホテルは自分で取らなくてはならない。
映画祭の時、カンヌの宿は「1週間単位じゃないと予約できない」「一泊1500ユーロ!」という、噂だか本当の話だかを聞いていたので、諦めていたところへ“カンヌの宿取り屋”という人を紹介してもらった。

電話で「ご予算は?」と聞かれてウッと詰まる。あんまり現実と離れたことを言ったら、すぐ切られそうだ。
頑張って「500ユーロくらい」と言ってから、
「あのお、ホテルじゃなくてシャンブル・ドットでもいいんですけど」
「は?シャンブル・ドットって何ですか?」
“民宿”も知らない別世界の方だったのね。しかし、万が一500ユーロで見つかったらヤバイ、とハラハラしていると、数時間後に電話があって、
「一番安いので1泊850ユーロ」という返事だった。内心ほっとして、
「予算オーバーです、メルシーボークー」

宿取り屋がダメなので今度こそ諦めるか、でもこれが最初で最後のチャンスかも、とキャンピングカー説まで出たところへ、画期的な考え:去年の夏、南仏のアパルトマンを借りたオヤジが、あちこちに貸し物件を持っていて、カンヌにもなかったっけ。
オヤジにメッセージを残すと、すぐ電話が来て
「3泊?ほんとは1週間単位なんだけど、去年借りてくれたから特別ということに・・・」と、カンヌから6kmのゴルフ・ド・ジュアンのアパルトマンを借りられることに。1泊100ユーロという、カンヌのホテルを泣く泣く取った人が聞いたら卒倒しそうなお値段。

飛行機とレンタカー代を入れてもカンヌの(一番安い)ホテル一泊分より安いというプランが出来上がり、かくして私と夫はカンヌに行けることに。
でも一番喜んだのは子供たち・・・うるさいのが3日もいなくなる!


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カンヌで140万ドルの宝石盗難

ショパールと言えば、カンヌ映画祭でレッドカーペットを歩くスターにジュエリーを“貸し出す”ジュエラーとして有名。最優秀作品に授与されるパルム・ドールも、このスイスのメゾンの作品だ。118gのイエローゴールドを使ったトロフィー(2万ユーロ)を毎年タダで提供している。

カンヌ映画祭パルム・ドール

ワタシもショパール!ジェシカ・シャステン
カンヌ、スターのジュエリー

そのショパールの、140万ドル相当のジュエリーが木曜日の深夜に盗まれた。
ジュエリーは、アメリカ人スタッフがホテル(Novotel)の部屋のセイフティボックスに入れていたもの。木曜日、夜遊びをして部屋に戻ったら、セイフティボックスごとなくなっていた。

カンヌ、宝石盗難

中に入っていたのはパルム・ドールではなく(もしそうだったら不吉なスキャンダル!)、女優に貸し出す予定のジュエリーでもなかったそう。ということは、カンヌにやってくるスターやお金持ちに「おひとついかが?」と見せる商品だったってこと?

それにしても4ツ星のNovotelで、客室に侵入し、金庫を持って出てこれたなんて!そんなヤワな警備状態なんだろうか? 内部の人間の犯行?・・・と誰でも思いますよね?

もしかして、ニューヨークのSofitelで、ドミニック・ストロスカンに強姦されたと訴えたハウスメイドの報復? 
SofitelとNovotelは同じAccorグループのホテルだし、示談金が不十分だったんでプラスαを盗みに入った?・・・なんて考えて喜ぶのは私だけでしょうね。

そう、ドミニック・ストロスカンの破廉恥な事件は、アベル・フェララ監督、ジェラール・ドパルデュー主演に映画化された。タイトルは『NYへようこそ』。ドパルデューはピッタリのハマリ役だとか・・・と言われて嬉しいかどうかわからないけど。

予告編の一場面
DSK映画

奥さんのアンヌ・サンクレール役はイザベル・アジャーニが断ったので、ジャクリーヌ・ビセット。予告編を見たら、かなりポルノっぽかった。そしてドパルデューは、なるほどDSK本人に見間違うほどであった。

カンヌと言えば、私も初めて行く。映画関係ではないスポンサーのご招待なので、試写は観れないけど、それでもドキドキの初体験・・・

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パーフェクトな母親になれるか?

リルとロズは幼なじみの無二の親友で、2人とも20歳くらいの逞しくて美しい息子がいる。
お互い歩いていける距離の家に住み、毎日のように泳いだり砂浜に寝そべって、仕事しているんだか、年中バカンスなのかわからない夢のような生活を送っている(8ヶ月近い冬から抜け出せないフランスの住民にとっては、それだけで「映画のような」非現実的世界!)

リルは若くて未亡人になり、ロズの夫は単身赴任で時々帰ってくる。つまり殆どの時間、母2人、息子2人は一緒に海に行ったり、ご飯を食べたりしている。
そしてある日、ロズはリルの息子と、リルはロズの息子とできてしまう。
それはありえないことのようでもあり、当然の結果、という感じもなくはない。2人の母は「こんなこと、やっちゃだめ」と言いつつ、今までにない幸福感を感じる・・・

Two Mothers 1

可愛かった息子たちが・・・
Two Mothers 2

こんな逞しく魅力的な青年に
Two Mothers 3
photos:Allociné

『Perfect mothers』 は、2007年にノーベル文学賞を受賞したドリス・レッシングの小説『Grandmothers』の映画化。監督は『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ。
1919年生まれのドリス・レッシングは、最年長のノーベル賞受賞者だそうだけど、この小説を書いたのが84歳のとき。その歳で、こういう小説が書けるのはスゴイ・・・というのはシロウト考えで、物書きの想像力に年齢は関係ないのかも。
母親としての良心と、女としての幸せの間で揺れる、リル(ナオミ・ワッツ)とロズ(ロビン・ライト、ショーン・ペンの元妻)がすごくいい。シナリオもいいんで、この関係が、ありえないものではない、と思えてくる(アブナイ?・・・でもこの母息子にしたって20-25歳の開きがあるわけよね。女が60になったとき、男は40そこそこ。やっぱり長続きのする関係ではない)

リッパな息子に育てて、その後は“彼女”役までやっちゃう、至れり尽くせりのパーフェクトなマザーたち。
私はパーフェクトに・・・なれないでしょうね。

『Perfect Mothers』(原題は『Two Mothers』)
アンヌ・フォンテーヌ監督作品
1時間51分
フランスでまだ上映館あり


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8日は『第二次大戦勝利の記念日』、9日はキリスト昇天の日、金曜日休めば日曜日まで5連休。しかもパリは学校が春休みなので、日曜日、夫は子供たちとその友達2人を連れて田舎に発った。(滅多にない独身1人暮らしの2日間に狂喜したワタシ!それは別の話として・・・)
水曜日、私はシャンパーニュ地方の実家に合流すべく、12時の電車に乗ろうとした。
この地方はあまり観光地じゃないので電車はいつも空いている。ところが東駅のホームに行ってみると朝8時のメトロのような状態。押してもらわないと乗れない!
ギューギュー詰めのところに「パルドン、パルドン、乗せてちょうだい」と乗れたのはいいけど、電車は定刻10分過ぎても発車しない。ホームにはSNCF(フランス国鉄)駅員の数が増え、安全保管員も現れた。

間もなく駅員がやってきて、
「この状態では安全性が確保できないので、発車できない。どうしてもこの電車に乗らなくてはいけない、という人以外は、次の電車(2時間後)かまたその次の電車(3時間後)に乗って欲しい」
乗客たちは、2時間もホームで待てない、待ち合わせがある、と、しばらく誰も動こうとしなかったけど、時間が経つにつれて1人、2人と降り始めた。私も、立っているより次の電車・・・となびいて、でも・・・次の電車も予約している人が大勢いて、その上、この電車に乗れなかった人がなだれ込むわけだから、状況は変わらない。つまり次の電車で座れる保証はないし、また「発車できない」になるかもしれない。ホームで待つより、電車の中で待ったほうが利口そうだ。

間もなくまた駅員がやってきて、
「あと50人ほど降りてもらわないと発車できない」
そこで乗客たちはキレた。
「連休初日にこんな短い電車を出すなんて(ほんとに電車は普通の半分くらいの長さだった)非常識!」
「安全性なんてウソ、このくらいの混み方で毎日電車が走ってるじゃない!」
「もう1車両くっつけられないの?」
「乗れないなら、なんでこれだけ切符を売ったの?」と私も一言。
「私のせいじゃありません」とまたフランス人得意の言い訳がでた。
「とにかくこの状態じゃ発車できませんから」
「けっこう。今夜はここで寝ます」

敵は、乗客が諦めて降りるのを待っているわけだ。こうなったら根競べ。駅に迎えに来るはずの夫に電話して「電車、まだ出ないの。いつ出るかわからない」
普通だったら、無理しないで『独身の日』を延長するところだけど、この晩は従兄妹家族7人を夕食によんでいて、その食料の大半は私のスーツケースに入っている。はたして夫の返事は
「なんとしても乗ってくれ」であった。休日でお店は全部閉っているし、私より食べ物が大事みたい。

1時間が経過した頃、SNCF課長クラスのオバサンが現れ、「安全性・・・」を繰り返そうとしたけど、乗客の総攻撃に遭う。彼女は恐い顔で考え込んでいたが、ついに「発車させましょう」
75分遅れて電車がホームを出たとき、乗客から拍手が起こった。ほらね、走れるんじゃない。勝利!

間もなく、学校の先生風のおばさんが紙を持って、現れる。
「今、SNCFに抗議の手紙を書いたのでみなさん、署名してください」“権力”に対して団結するのが得意な国民なんだ。みんな(私も)署名した。
目的地の駅に降りたら、ちょうどアナウンスが流れていた。
「次の電車も“乗客のせいで”約60分の遅れとなります」
人のせいにするのが得意な人たちでもある・・・

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なぜ大人になるのが不安かと言うと、大人になれば
-「責任・義務」が生じ、
-「自由になるようで実は自由ではなく」(なかなか鋭い)、
-「経済的自立」をしなくてはならない。
“若者の就職難”がニュースで繰り返される時代、この「経済的自立」をクリアするのはなかなか難しい。つまり「早く大人になりたい!」と思わせる要素がないのだ。

大人たちの近未来像が明るくなく、今もけっこう苦労しているのを反映している。と同時に、情報の溢れる時代に生まれてきた彼らは、不況、資源不足、環境汚染・・・などの現実や、「嘘や欺瞞に満ちている」大人の世界をよーく知っているのだ。
64%のアドが「おじいちゃん・おばあちゃんの時代に比べて大人になるのが難しい時代」と答える。つまり、「わしがおまえの年には・・・」なんて言わないで欲しい。

・・・という未来像の中で、唯一希望の星は「子供を持つこと」というのも面白い。私が高校生のとき、子供が欲しいなんて考えもしなかった。さすが、ヨーロッパ2位の出生率を誇る国だ。

もうひとつ、アドたちが鬱陶しいと思うのは、年を取りたくない大人たち。
-若者と同じような格好をする。
“母娘で着る”コンセプトのコントワール・デ・コトニエの責任も大きいのでは?
最近、オバサンを通り越したオバアサンがミニスカートで歩いていたり、ひと目でボトックス顔のオジイサンがいるけど「ああなったらダメだ」と思うものね。
-若者言葉を使ってSMSを送ったり、Facebookの友達の数を子供と競う、のも「やめて欲しい」。
アドの世界は、彼ら特有の“コード”で護られている秘密の庭。そこに踏み込んで欲しくないのだ・・・すごくわかる。
さて、アドレッサンが考える「大人になる時」とは、
① 親元を離れて生活はじめる。
② 最初の仕事
③ 子供ができる。
で、結婚・パックスは6位。つまり結婚が子供を作る前提条件でなくなっている。
彼らの祖父母の世代に「大人になったと実感した時は?」を聞いてみると
①結婚
②最初の仕事
③兵役
が同じ数字でトップに並ぶ。
さらに今の若者たちが「社会的・経済的・文化的な背景で、大人になるきっかけやタイミングがそれぞれ違う」と考えるのに対し、シニアの世代は、「社会的な慣習や大人のプレッシャーで“大人”にならされた」と答えている。なるほど。日本はまだ社会的プレッシャーが強いかも。
そうそう、「大人になる時」の8位に“親の死”があった。でもね、今の親たちは長生きするから、死ぬのを待ってたら、なかなか大人になれないわよ・・・


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アドレッサン/adolescentという言葉-長ったらしいので縮めてアドと言う-。日本語にすると思春期(なんて言葉、古いかも)の若者たち。

フランスに棲息する子供が、adlescence(アド期)に突入するのは13-14歳と言われている。終了するのは、当人たちの認識では19.9歳(2007年には18.8歳だった)。大人の目から見ると21.3歳(2007年には19歳だった)。つまり、性的関心が高まり、反抗したり閉じこもったりする混沌の時期が少しずつ長くなっているわけだ。
「うちにはアドが2人いる」と言うと、「そりゃ大変ね」と言われる所以。まぁ退屈はしないけど、「小さい子供、小さい心配。大きい子供、大きい心配」という格言を実感している。

15-18歳の若者800人にした最近のアンケートによると、アドたちが既に体験しているのは:
① 最初の携帯電話
② 最初のキス(小学校で体験してない?)
③ 最初の親なしバカンス
④ 最初のタバコ(12-3歳が多いみたい)
⑤ 初体験(高2の娘の友達で、すでにピルを飲んでる子が2-3人・・・)
アルコールが出てこないのは当然で書く気もしないから?

そして彼らが待ちかねているのが:
① 運転免許
② 成人(18歳)に達すること
③ バカロレアや職業適性資格を取る
④ 最初の選挙権
⑤ 最初の仕事
で、この後に「親元から離れて生活する」がくる。けっこうマジメな答えではない?
運転免許が1位だけど、教習所が高いので都会部では持っていない若者が増えている。パリ(城壁内)は世田谷区とほぼ同じ大きさなので、終電のあとでも歩いて帰れる距離だし。ちなみに私は“不適正”という理由で、免許を持っていない-日本の教習所で、ほとんど毎日、車をぶつけ、「あんた、表に出たら一日1人轢き殺すよ」と教官に言われて、やめた-けど、全然不便ではない。

話を戻して、このアド達に「大人になりたいか?」と聞くと、「なりたい」が29%。「ならないわけにはいかない」が54%。「不安」が22%。つまり、あまり乗り気じゃない子が多い。(続く)


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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