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クロアチアを目指す

ギリシャがダメ、チュニジアは危険すぎ、じゃどこに行こう?
「海と太陽があればいいんだろう?」と夫(それは私が島国に生まれたせい、と周囲に言われるけどそうだろうか?)
そこで浮上したのがクロアチアだ。
7-8年前、コルシカ島が高すぎるので「海と景色が綺麗」な代用バカンス地として人気がでた場所。私たちも5年前の夏に行ったけど、アドリア海沿岸をリエカからドゥブロヴニクまで車で南下したので、車に乗っていた時間が長い。
ポルコロッソが昼寝をしそうな小さな入り江や、コバルト色の海が窓から見えて「あそこに行きたい!」のに「夜までに〇×に着かねば!」と走り続けた記憶。なので、今度は滞在型にしよう、と、沿岸の真ん中、Zadar/ザダールに着く便を探し始めた。

行きたい町のひとつ、Trogir/トロギルはアドリア沿岸で一番美しいといわれる。ユネスコ世界遺産。

クロアチア トロギール

この海の碧さ!ダルマチア郡で一番大きな島、Brac/ブラック。やっぱり島が好きみたい。

クロアチア 島

しかし。大幅に出遅れたせいもあって、手頃な値段なのは16時間とか20時間かかる便しかない。まっすぐ飛んだら2時間の距離なのに、どうすればこんなに時間がかかるんだろう?もしかしてプロペラ機?と詳細を見ると、ローマとマドリッド経由で待ち時間が13~18時間。やってらんない。
南アフリカに行く息子の友達は、ドバイの空港(出られない)で35時間待ちとか。35時間って一日半でしょ。そんなら少し高く払っても・・・と思うけど「お金はなくても時間はあるから」かまわないそうだ。

結局、行きはクロアチア航空、ザグレブでトランジットで3時間半。帰りはライアンエアで2時間。2名で約1000ユーロ。
格安便で有名なライアンエアはクロアチア航空の半額以下、でも荷物、飲み物が有料だ(トイレも有料という噂は冗談だった)。主要空港を使わないのも格安テクのひとつで、フランスではボーヴェの空港に発着する。パリまでバスで1時間。
その上、搭乗券をプリントしていかなかったら1人70ユーロ取られる。「搭乗券を印刷するには08xxxxxに電話しろ」とあり、電話すると誰も出ない。音楽が流れ続けるんで、受話器を置いてほかのことをするしかない。格安にできるのはそれなりの理由がある。
ホテルも取らなくちゃ、とまだ前途多難だけど、バカンスの準備は楽しい多難!


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ついにゴルティエ!

4月1日にグランパレで始まったジャン=ポール・ゴルティエ展(実はゴティエと発音するのに、なぜか日本ではルが入る。逆にGuerlainはゲルランだけど、日本ではゲラン。どこでルが落ちたの?)
始まった当初は予約も取れないほど盛況で、「少し待とう」といっていたら案の定忘れて、気がついたら後1週間!
最後でまた混むかと思ったけど、どの時間帯も予約できて、待たずに入れた。のはいいけど、中はかなりの混雑。しかも、ファッションには全く興味のなさそうなオジサン・オバサンがたくさんいる。モードはフランスの国家財産のひとつだからだろうか?そのオジサン・オバサンたちがさかんにタブレットで写真を撮っている。
ちなみにフランスではタブレットは若い人にうけないで“若く見せるための小道具”として年配の人が買っている、と自分も買った夫が言っていた。

さて、話を戻して、ゴルティエといえばマリニエール(マリンシャツ)。

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

レースをあしらったTシャツドレスが欲しかったっけ、とマネキンたちの前に立って・・・なんかヘン。
なにが?とよく見ると、マネキンたちの表情が変わる。
その中にはゴルティエさんのマネキンもいて「私のエクスポにようこそ・・・」みたいなことをしゃべっている。

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

ひゃーどうしてこんなことができるの?この人たちロボット ?! 視線や口元が微妙に変わり、暗闇で出会ったら、怖そうだ。

このエクスポは、カナダ、モントリオールのボザール美術館の発案で、アニメーション・マネキンはカナダのThéâtre Ubuが作ったそうだ。エクスポはその後、ダラス、サンフランシスコ、ストックホルム、マドリッド、ロッテルダム、NY、ロンドン、メルボルンと回って、ようやく母国に戻ってきた(東京へは行かないの?)。
1970年~2013年のオートクチュール&プレタの作品がテーマ別に展示されている。イマジネーションとユーモアに溢れ、作るのも高度のテクニックが要りそうな服ばかり。でも、どうしてふつうの人が絶対着て出かけられないような服ばかり作るんだろう?

花嫁が胸をはだけていいものか?

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

結婚は墓場?

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

豹の3枚開き!幸い本物じゃなかった。

ジャン=ポール・ゴルティエ展 グランパレ

マドンナやミレーヌ・ファルメールのステージ衣装や、映画の衣装(リュック・ベッソン『5th Element』、アルモドヴァール『キカ』・・・)にはピッタリだけどね。
自分に着れそうなのは結局マリンシャツだけ。でもモード好きには必見のエクスポ。お急ぎください!
8月3日まで
入場料:14.5ユーロ
16歳未満:1ユーロ
16-25歳:10.5ユーロ

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酒と飽食の日々の憂鬱

田舎に行くと、朝10時だろうが午後3時だろうが「まぁ一杯飲んでいきなさい」になる。ここはシャンパーニュ地方で、シャンパン製造に関わっている人が多く、出てくるのは冷えたシャンパン。ポンという景気のいい音、ピチピチ煌く液体は1杯目美味しいけど、地元民のようには飲めない。やっとボトルが空になったと思うと、すかさず2本目が出てきたりする。

従兄妹夫婦は庭で野菜を育て、狩猟期に撃ち止めたイノシシや鹿(かわいそうに)の肉を大量に冷凍している。エシャロットをソースに入れただけのサラダはシャキシャキして甘みがあり、赤ワインで煮込んだイノシシは臭みがなくて柔らかい。

彼らの食糧貯蔵庫には、山で採ったキノコや肉のマリネ、果物の砂糖漬けなどが並んでいて、何ヶ月か自給自足できそうだ。

reserve.jpg

アペリティフから始まる食事は延々と続き、空のボトルが並ぶ。
こういう生活をしている住民は殆どお腹が出て、多かれ少なかれ「アルコール依存症」だ。

従兄妹のジャン=ピエールもその例。120kgの体重で心臓には負担がかかり、肝臓は「フォアグラ」だというのにやめられない。
奥さんは「クリスマスまで太らせて食べよう」なんて冗談を言ってるけど、笑ってる場合?
「ちょっとは身体のこと考えたら?」と言いそうになって、これは“外の世界”の人のセリフだと気づく。
シャンパンを造っているこの村で、飲まなくては人間関係が成り立たない。家族であれ、友達であれ、会う=一緒に飲む、飲み続けることだ。今まで何度となく従兄妹夫婦やその友達と食事をしたけど、飲まない人なんて見たことがあったっけ?

プールは夜、蓋をしなくてはダメ。子供だけでなく、酔っ払って落ちて溺れる人がいるから。

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“別の惑星から来た生き物”と思われている私でさえ、「もうダメ」とグラスを遠ざけると、嫌味を言われる。
ジャン=ピエールのお医者が「飲むな」と言わないのも、この地域では無理なことがわかっているからかもしれない。村八分にされかねない。
ダンスが上手で(私がダンスを始めたきっかけが彼だ)、パソコン相手にタロットに興じ、私の料理を「軽すぎる」と言って、夜中にステーキを食べたりするジャン=ピエールが大好きで、長生きしてほしいんだけど・・・人間フォアグラになるのを宿命と諦めているのかもしれない。

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ホラーな田舎の夜

私は家族の中で最も田舎に行かない。大きな理由は運転ができないことだ。
高校を出たとき、友達の何人かが教習所に通い出したので、私も!と早速。ところが、友達がスイスイ運転しているのに、私はエンストを繰り返し、車をぶつけ、中央分離帯を乗り越えたこともあったっけ。
「なんで足元ばっかり見てるの!前を見なさい」と教官。
「だってアクセルとブレーキ間違えたら大変だから・・・」
と私的には正当な理由があったんだけどね。
10時間、教習所内で乗ったとき、教官が、
「あんた、外に出たら一日に一人轢き殺すよ」
この一言で私は「やめます!」
フランスに住むようになってから、東京の教習所が厳しかっただけで、ここならできるかも・・・と何度か思った。その度に家族が、「僕は絶対乗らない」とか「教官に賛成だ」と言うので、結局トライせず今日に至る。

夫の実家があるシャンパーニュ地方の村は、人口200人足らず。村の名前と郵便番号だけで郵便物が届く世界だ。パン屋もカフェもない。子供たちは、近くの町まで往復30kmの坂道を自転車で行くけど、その体力もなく、パンを買うのも人に依存する。ひどく不便。
村の周囲は見渡す限りのブドウ畑
田舎の家

この週末、久しぶりで行ったら「随分来なかったね」「冬はイヤだって言ってたけど(-10度くらいまで下がる)、暑くなっても来ないじゃない!」と会う人ごとに言われる。忘れられないようにもうちょっと来なくちゃ・・・

着いた晩は従兄妹夫妻がご飯を食べに来た。12時ごろ、2階の寝室に引き上げる。最近イビキのボリュームが上がった夫は階下の寝室に寝ている。「つまり2階には私ひとり」ということに気付いた。寝室の横は大きな物置で、誰も滅多に入らない。
なに怖がってるの、バカみたいと言い聞かせ、推理小説を読み始める。間もなく眠くなって本を取り落とし、スタンドを消す、と真の闇だ。この田舎村には街頭もないので、外から差し込む光がない。眠かったのがパッチリ目が覚めてしまった。
また電気をつけて本を読み出したとき、部屋のドアがぎーっとひとりでに開いた。ギョッ。
3年前にこのうちで亡くなったお義父さんがもし出るとしたら、絶対階下に出るはず。お義父さんの部屋は下だったし、危ないのは夫が寝ている部屋だ、と言い聞かせる。
私は、廊下を点検し、ドアをきっちり閉めてベッドに戻った。

しばらく本を読んでいたら、突然スタンドが消える。電球がとんだのかと、手探りで天井の電気をつけると、こっちもつかない。今日、何度か停電になったけど、夜中になるな!
もう踏んだり蹴ったり、眠るどこじゃない。
幸い懐中電灯があったので、その明かりで本を読むことにする。でも懐中電灯の明かりでできる影ってなんか不気味なのよね・・・
夜が明けて外が明るくなったら眠ればいい、と開き直ったら、いつの間にか眠っていた。

自分がこんなに怖がりとは知らなかった。また田舎に来ない理由がひとつできちゃった・・・

夫が子供の頃は、庭の右隅にある小屋がトイレだった。夜行くのが怖かったそうだ。ワカルワカル・・・
田舎の家


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ジョン・ガリアーノが人種差別発言で警察に拘束され、ディオールを解任されたあと、ディオール・オートクチュールは後任者を11ヶ月探し続けた。
2012年4月、ラフ・シモンズが責任者として就任。オートクチュールのコレクションまで8週間しかなかった。
その8週間を追ったフレデリック・チェングのドキュメンタリー『Dior et moi』。ディオールと私。

Dior et moi/ディオールと私

ラフ・シモンズの形容詞といえば「ミニマル」「構築的」・・・2005~2012年、プラダの傘下に入ったジル・サンダーのプレタポルテ・アートディレクターははまり役だった。
ウエストを絞り、ボリュームのあるスカート・・・フェミニンなディオールのラインになぜ彼が?
『クリスチャン・ディオールの仕事にはずっと感銘を受けてきた。もちろんニュールック、でもそれだけに要約できない。僅か10年の間に、あれだけの革命を生み出した人は彼の他にいない』とラフはどこかで言っていたけど。
ベルギー人のラフ・シモンズが、“右腕”ピーター・ミュリエと共に、由緒あるクチュール・メゾンにやってきたとき、メゾンのスタッフたちも懐疑的だったに違いない。

ラフ・シモンズは寡黙で、控えめな感じで、ガリアーノとは随分違うキャラに見える。

Dior et moi/ディオールと私

ある日、メゾンで一番腕利きの女性がいない。ラフが尋ねると、NYの顧客のところに行っている、という返事。
「僕が必要なときになぜいない?僕と顧客とどっちが大切なんだ!」珍しく怒るラフ。
スタッフたちはあまり動じない。メゾンに20年、30年いるベテランのオバサンたちは、
「35000ユーロ買ったお客が不満を言えば、飛んでいくのが当たり前じゃない。今にわかるわよ」
そう、ここはオートクチュール。世界中に200人と言われる顧客が一着平均15000ユーロの服を買う世界だ。
「今にわかるわよ・・・」なんて言っていたオバサンたちも、時間が経つうちにラフの“静かな情熱”と力量に一目置くようになる。

Dior et moi/ディオールと私

ショーの当日。特別に借りた元貴族館は改装され、花で埋め尽くされる。
始まる間際に出来上がったドレスたちが運び込まれる。
次々入ってくる招待客を階上から見ているラフ・シモン:アナ・ウィンター、ジェニファー・ローレンス、シャロン・ストーン、マリオン・コティアール・・・感情を殆ど表さないラフの、緊張とプレッシャーが限界まで達したのがわかる。

Dior et moi/ディオールと私

ここで気づくのは、ディオールが、クリスチャン・ディオールの時代と異なり、LVMHという巨大コングロマリットの傘下にあること。最初のコレクションの発表をするラフ・シモンズの肩にはLVMHのイメージを左右する責任がのしかかっていたことだ。かわいそうに・・・

ラフ・シモンズの人物像、彼が創る”新しい神話”。メゾンのスタッフたちが見せるモードへの情熱、プロ精神が伝わる撮り方。最後はジーンとした。

『Dior et moi』
Frédéric Tcheng監督作品
1時間26分

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映画ザッピング:『ヴィクトリア』

ベルリンの朝5時。テクノのリズムとウォッカに酔った一夜を過ごしたヴィクトリアは、クラブを出たところで4人組の男子に出会う。
見るからにガラの悪い、でも気は良さそうな4人組。ヴィクトリアは一緒に夜明けのベルリンの街を徘徊する。

『Victoria』

彼女はスペイン人、ピアニストを目指してマドリッドのコンセルヴァトワールに入ったけど、途中で挫折した。失意の旅でベルリンに来て、カフェでアルバイトをしている。
4人組のうち2人は前科者だとわかるが、ヴィクトリアはビビる様子もない。その中のゾン(前科者ではない)と特に惹かれ合う。

『Victoria』

息子に薦められて観にきた『Victoria』、この当たりで、
「なんだ、夜明けのベルリンで“A boy meets a girl”の話?あいつの言うことなんか聞くんじゃなかった・・・」と思ったのは、間違いだった。
間もなくヴィクトリアは銀行強盗に巻き込まれていく。後半は超リアリズムのサスペンスだ。というのも、2時間20分のこの映画、カットなしで長回しで撮っている。監督はドイツ人セバスチャン・シーパー/Sebastian Schipper 。
ヒッチコックの『ロープ』のように長回しを繋いだものではなく、2時間20分、しかも戸外でカメラを回し続け、「はい、ロケ終了!」

シナリオは10ページもなく、無名の俳優たちにかなりアドリブでしゃべらせている。そのためにちょっと冗漫なとこもあるけど、リアルタイムの臨場感、そしてヴィクトリアのキャラがなかなかミステリアス:アブナイ男達とわかっていながら離れられず、積極的に事件に巻き込まれていくのは、孤独だったせい?将来の夢が叶わなくなったから?レイア・コスタが体当たりの演技だ(やり直しができないから!)。
4人組のほうはカメラの視界から離れることもあるけど、ヴィクトリアは出ずっぱり。
「じゃ、2時間半トイレにも行けなかったってこと ?!」
と言うと、息子が吹き出した。
「そのぐらい誰だってガマンできるだろ」
そりゃそうだけど・・・
『Victoria』
Sebastian Schipper監督作品
2時間20分
フランスで公開中

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ギリシャに行けなくなった訳

5月ごろ、今年の夏は、ギリシャのCorfou(ケルキラ、またはコルフ島)という島に行こう!と盛り上がっていた。イオニア海に浮かぶ島だ。

ギリシャ、ケルキラ島

2年続けて行った友達が、“底が見えるくらい海が綺麗”“人がみんな感じよく”“レストランは安くて、イカやタコ(大好き!)が美味しい”と絶賛。息子も去年の夏、バックパックでギリシャのあちこちを周って、すごく良かった、どこにいっても人柄がいいと言っていた。
友達に教えてもらったアパートメントホテルに電話して空きを尋ねた。私の(殆ど忘れた)英語と、電話に出たオジサンの(ギリシャ人にしては下手な)英語で理解しあったことによると、聞いた日程は満室で、やたら高いスィートしか空いていない。そのオジサンがかなり感じ悪いのも気になった。“人がみんな感じいい”は、この人以外、ということなの?
夫に話したら、「ギリシャ人はヨーロッパの国-特に仏、独-を恨んでるから」

あのオジサンは元から感じ悪い人なのかもしれないけど、お金がないときは借りて、期日に返せないと恨むって、勝手じゃない?
フランスの表現に「Vouloir du beurre et l’argent du beurre」(バターも欲しい、バターのお金も欲しい)というのがあるけど、まさにそれ。
もちろん現状はバターほど簡単ではなく、他のヨーロッパ諸国は、ギリシャの借金が嵩み、返せそうもないのを見て見ぬふりをしていた、という責任もあるけどね・・・

次に飛行機を調べたら、さらにモチベーションが落ちた。あると聞いていたCorfou直行便はどこを探してもなくて、アテネ乗換え。アテネで2時間待って、全部で8時間 ?! あと4時間乗ったら、東京に着くじゃない!値段も2人で1000ユーロ以上だ。
ここで盛り上がりはすーっとしぼんだ。

その後、欧州中央銀行(ECB)が緊急貸付枠を凍結して、ギリシャ市中銀行のATMでは、一日60ユーロしか降ろせなくなっている。旅行で行く人は「現金をたくさん持っていくこと。薬も買えないので持っていくこと」とラジオのニュースで言っていた。
「ギリシャにしなくてよかった」と夫。
でもどこに行くのよ?



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真夏の夜のネズミ

暑くて寝苦しい夜が明けた朝、コーヒーをいれようと台所に降りた私は、柔らかい-すごく嫌な予感がする-ものを踏みつけた。
その時の叫び声と言ったら!我ながらあきれるくらい。
「ナンダ、ナンダ!ぬいぐるみだろう?」と夫。
子供たちが私を怖がらせるために買った、ネズミのぬいぐるみのことだ。
「違う、感触が全然違う!ちょっと見てよ!」
自分が踏んだものを見る勇気もない。
果たして小さなネズミだった。猫が夜中に捕まえてきたらしい。
「こんな小さいものがなんで怖いんだ」わかってないわね、理屈じゃないのよ。
なんで怖いんだ、とか言うくせに、夫も恐る恐るビニール袋で掴んで、ゴミ箱に捨てようとする。
「冗談でしょ!こんなとこに捨てないでよ!」と外のゴミ箱に捨ててもらった。

夜の活動に備えて、昼間は休息・・・

リュリュ

太ってアザラシに似てきたタマ

タマ

その夜、息子が、
「昨日の夜中、猫たちがさぁ・・・」 ナニナニ?
夜中に2匹の猫が騒いでいるんで、電気をつけたら、ぴたっと騒ぐのをやめた。現行犯みたいに。電気を消すとまた騒ぎ始める。今度はよく見ると、床に黒っぽいものがあって(彼も近視だ)それではしゃいでいるらしい。メガネをかけて見るとネズミの死体だった(私が殺したんじゃなかった!)。息子が掴んで(エライ!)捨てようとすると、2匹が猛烈に反対する。
「せっかく楽しんでいるのに、取り上げちゃ悪いと思ってさ・・・」(なんでそういう時に寛大になるわけ?)
「でもボクの部屋でやらないでくれ、他所でやってくれと部屋の外に放り出してドアを閉めた」
「ウソ!“掴む”まで行ってどうして捨てなかったの !?」
「だってアレはタマとリュリュが捕まえた、彼らの所有物であるから・・・」
法学部出はそういう理屈でくるから始末が悪い。
「タマはネズミを取っても殺せなかったのに、リュリュはちゃんと殺すんだ。さすがモト野良猫」と感心している。

その夜、あまりの暑さにもう一度シャワーを浴びようとお風呂場に行ったら、鼻を突き合わせていた2匹が、ハッとした表情で私も見た。「今夜、またやろうか?」「やろう、やろう!」と相談していたに違いない。絶対に・・・


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6月はじめ、スペイン国王フェリペ6世が来仏して晩餐会があった時の、経済・産業相エマニュエル・マクロン。

経済相エマニュエル・マクロン夫妻

「お母さんと一緒?」ではなく、奥様のブリジット、この日初めて公式の場に現れた。なかなか素敵な女性。
今、カップルはベルシーの官舎で平穏に暮しているけど、ここにたどり着くまで波乱万丈の人生だったらしい。

2人が出会ったのは20年前。16歳のエマニュエルはアミアンの高校生、36歳のブリジット・トロニューはフランス語の先生だった。
エマニュエルが先生の“秘蔵っ子”なのはミエミエで、彼も先生を熱い眼差しで見ていた。
当時ブリジットは結婚していて子供3人。田舎町で噂はすぐ広まった。

周囲の目だけではない。法律で、18歳以下の生徒と関係を持った教師は最高3年の禁固刑、と定められている。1969年、16歳の生徒と恋愛関係になった女教師(32歳)が、服役の後、自殺した例もある。
2人は密やかに会っていたものの、アミアンの町はこれまでにないスキャンダルに沸き立ち、ゴシップ週刊誌と化した。
ブリジットは離婚を決意。3人の子供たちは、自分達と年齢が離れていない“義父”が少なからず気に入った。

いたたまれなくなった2人はパリへ脱出。
エマニュエル・マクロンはパリの名門高校アンリⅣに転校し、バカロレアを「Très bien」つきで取得、フランス国立行政学院(エリート官僚養成学校)に入学。2005年に国家公務員になる。
ブリジットは彼のために、夫も仕事も、生まれ故郷も捨て、パリの私立高校の先生になる。だけでなく、出世コースが約束されたエマニュエルの“陰の女性”になる覚悟だった。
でも、エマニュエル・マクロンの高校時代からの愛情は変わらなかった。2人は2007年に結婚。めでたし、めでたし・・・

男性が20歳年下の女性と一緒になるのはよくあるけど、女性にも希望が持てるお話ではない?


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから20年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書2冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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