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極右FNのマリーヌ・ルペンは、右派スキャンダル、左派分裂を利用して支持者を増やし、『誰に投票するか?』のアンケートでトップ(25.5%)。決選投票に残ることは間違いない。僅差で追っていたエマニュエル・マクロンが25.5%で並んだ(“マクロンが抜いて26%”のアンケート結果もある)。

怖いオバサンと爽やかbeau gosse(美男)の一騎打ち?

仏大統領選:ルペンVSマクロン

これまで極右が決選投票に残っても、第一回投票で棄権した人が目覚めて投票し、危険は避けられた(2002年のシラクVSジャンマリー・ルペン)。だから今回もマリーヌは決選で負ける、という予想が強い(マクロン64%、ルペン36%・・・)
でもこれが危ない。ブレキシットだってトランプだって「負ける」と予想された方が勝ったではない?2度あることは・・・

もし万が一マリーヌ・ルペンが勝ったらどうなる?
トランプと同様「自国第一」。国民投票でEU離脱(彼女の予想)。イギリスに続いてフランスが抜ければヨーロッパは揺らぐ。政治的にも経済的にもヨーロッパを引っ張っているのは独・仏・英だ。ヨーロッパを地盤にしているフランスの経済が落ち込むのも明らかだ。
エマニュエル・マクロンの政策に共鳴するというより、その事態を避けるために、政治家たち(大物)が次々にマクロン支持を表明している:
-フランソワ・バイル(中道MoDem/モデムの党首)
-ベルトラン・ドラノエ(元パリ市長、社会党)
-バルバラ・ポンピリ(現閣外相、エコロジスト)
-ジャン=イヴ・ルドリアン(現防衛相、社会党)・・・・

この状況、ミッシェル・ウェルベックの『Soumission』(2015年 、日本語タイトルはそのまま『服従』)を思い出させる。
2022年の仏大統領選挙、政治家たちが極右FNの勝利を阻止しようと躍起になっている間に、忽然と現れたイスラム政党の候補が大統領になってしまう、というお話。
マクロンはイスラム政党じゃないけど、政治経験の殆どない金融畑の寵児が「FNを阻止できる」という理由で、ぐんぐん支持を延ばしている。
これまでの作品もそうだったけど、ウェルベックは先見の明があるんだ。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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