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精神分析家のウラ話

「家が5件もあって掃除が大変でしょ。お手伝いの人が来るの?」
「定期的にお手伝いさんが来るけど、泊まった人が掃除していくのよ」
ははぁ、これは「帰る前に掃除して」というメッセージである。了解。

ちょうどその前に「今まで来た親戚・友人の中で、イギリス人が一番片付けないし汚す」とヴィヴィアンヌが顔をしかめ、「日本人が泊まると、チェックイン前よりきれいにして出ていく」というパリのホテルの噂を私がしたところ。
そのセリフがわが身に降りかかるとは!夫と私はプティット・メゾンの隅々まで掃除するはめに。

精神分析家だった2人は、引退して時効になったのか、患者さんの話をする。
ヴィヴィアンヌのもとには日仏ハーフの女性2人が通っていたそうで、
「2人とも母親(日本人)の愛情表現の少なさに悩んでいたわ」
Mon amour、Mon trésor(わたしの宝物)、チュッチュッというフランス式に比べたら、日本人の親は表現しないものね。

中国人の患者さんは4人いて「価値観がお金だけなんでびっくりした。そのうち2人はフランス人男性と暮らしているんだけど、大切なのは年収、車、持ち家・・・愛情とか相性はぶっとんでるの」
へぇーと思うのと同時に、日本もバブルの頃はそうだったのでは?

お昼寝が終わった子供たちがプールに飛び込みだす。
裸にアーム浮輪、末っ子のサロメ(右)がめちゃくちゃ可愛い。

piscine560.jpg

ヴィヴィアンヌ&ロラン夫婦は、自分たちの生活スタイルや趣味がほとんど制度化していて、以前はよくイラついた。
今は、お互い年とともに丸くなったのか、馴染んだのか、いい友達になり、定期的に4人でご飯を食べる。
彼らにしたって“子供のベビーシッターの友達”だった私と30年以上付き合うようになるとは思わなかっただろう。

帰る時、2人は私を抱きしめ、その抱きしめ方に歳月が作った暖かみを感じた。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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