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女性遍歴から猫好きへ

そこから私たちは、夫の弟カップルがシャンブル・ドットを経営しているフィジャック市内に向かう。
すなわち、私たちのヴァカンス前半は“怠惰な海辺の日々”、後半は“南西フランスご招待ツアー”となった。

弁護士だった義弟ジャン=ルイは結婚せず親元で暮らし、女性遍歴を続けていた。ラテン系風貌、よく気がつきユーモアがあり、モテるタイプだわね。
“モテるのは男の甲斐性”と母親は自慢し、浮気をしたこともなかった父親は密かにあこがれ・・・50歳近くなっても実家にいるのを少しもヘンとも思わないヘンな親たちだった。
それが15年前、弁護したコルシカの未亡人に“がっしり首筋を掴まれ”、以来一緒に暮らしている。ジャン=ルイのモト彼女たちの共通点は:
①南(イタリア、コルシカ、南仏)の出身
②嫉妬深い
③小柄で可愛い
④義弟のことがすごく好き
だったのに、コルシカ未亡人マルティーヌには①と②しか当てはまらない、ばかりか文句ばっかり言っている:(義弟が)飲み過ぎる、食べ過ぎる、服を買い過ぎる、声が大き過ぎる(弁護士だったから仕方ないでしょ)・・・なぜ続いているのかほんとに不思議。

2人はフィジャックに素敵な館を買い、全4室の高級シャンブル・ドットを始めた。部屋は広く各室バスルーム&トイレがあり、日本の民宿より高級感あり。

フィジャック、シャンブル・ドット

朝食用の食堂。フィジャックにはレストランがたくさんあるので夕食は出さない。

フィジャック、シャンブル・ドット

フィジャックはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にあり、4月~10月はお客が絶えない。シャンブル・ドット(一泊65-85ユーロ)に泊まるのは旅行者とハイソなMarcheur (お遍路さん)、ふつうのお遍路さんは地上階にあるGîte(簡易宿泊所)に泊まる。共同シャワー、トイレ、キッチンにシングルベッド6つ。一泊17ユーロ。

フィジャック、巡礼者用宿舎

フィジャック、巡礼者用宿舎

さて、女性遍歴をやめたジャン=ルイの新しいパッションは・・・猫。2年前に来た時は、裏庭の野良猫にエサをやっていて「へぇー、動物好きとは知らなかった」と見直した。
今回行ったら、その中の一匹を“養子”にしていて、ミミ(雄なのに!)という名づけられた猫は家の中を自由に徘徊している。
ミミにはマイクロチップが埋め込まれていて、それで台所の彼専用の小さなドアが、開くようになっている。専用自動ドア!マイクロチップとドアにそれぞれ100ユーロかかったとか。

ジャン=ルイのお腹の上で安心しきって寝るミミ。

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いつもイライラ文句ばっかりのマルティーヌが「猫が膝にいるときだけ鎮まる」とジャン=ルイ。
ここでも猫が鎮静効果を発揮していた。
昔、トルコでは長い航海にでるとき、船に猫を乗せ、船員の怒りやホームシックを鎮めていたそうだ。フランスでも最近、認知症の老人ホームで猫を飼うところが出てきた。
そろそろタマとリュリュの待つ“猫の家”に帰りたくなってきた。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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