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1918年11月11日に結ばれたドイツと連合軍の休戦協定から100年。マクロン大統領は世界72か国の首脳を招待して100年記念式典を行い、分刻みのスケジュールの週末になった。

11月10日
午前中トランプ大統領到着。その直前にマクロンがしたツイート“ヨーロッパの軍隊を持ったらどうか”に“けしからん”と腹を立て、さらに「オルリー空港の滑走路は専用ジェットが降りるのに短すぎる」と滑走路の長さを測らせたとか(もちろん十分の長さだった)。
上手いパイロットなら少々短くても着地するんじゃない?
会談+昼食のあとはご機嫌になり「非常にいい話し合いだった」(美味しものを食べたせい?「ケチャップ持ってこい」とは言わなかった?)

第一次大戦休戦協定100年記念 パリ

その後マクロン大統領は、1918年11月に休戦協定が結ばれた地、コンピエーニュの森へ駆けつけ、アンゲラ・メルケル首相と100周年記念碑を除幕。

おお、接近しすぎ!マクロンは年上の女性が好きで好かれるんだった。

第一次大戦休戦協定100年記念式典 パリ

その後、パリに引き返し、到着した各国首脳とオルセー美術館のディナーへ。

11月11日
朝。土砂降りの雨の中、各国首脳が次々とエリゼ宮に到着。みんなでバスに乗ってシャンゼリゼへ。

第一次大戦休戦協定100年記念式典 パリ

道中、トランプの車の前に、Femen(ウクライナのフェミニズム抗議団体)の運動家が飛び出した。ボディには「Fake Peacemaker」のメッセージ。

第一次大戦休戦協定100年記念式典 パリ

凱旋門までシャンゼリゼ大通りを上る。といっても後ろにCartierが見えるから、長い距離じゃない。
ところで、日本からは誰も来なかったの?

第一次大戦休戦協定100年記念 パリ

式典の定番、パトロール機のトリコロール。今度は色を間違えなくてよかったね。

第一次大戦休戦協定100年記念式典 パリ

正午、マクロンの演説:甚大な犠牲者を出した第一次大戦を振り返り、その反省と教訓を未来に生かせよう、と呼びかけた。
「私たちの恐怖を敵対させる代わりに、希望を加算しよう」「ナショナリズムは愛国心の対極にある」そして「後退、暴力、支配を拒み、平和のため、よりよい世界のため戦おう」

第一次大戦休戦協定100年記念式典 パリ

30分近い演説、つっかえもせず。演劇の先生だったブリジットと深夜に練習した成果?
演説の後、ラベルの『ボレロ』が演奏された。いい選曲!
この演説は、歴史学者からも高い点数をもらった。

エリゼ宮に戻って昼食。また演説。

第一次大戦休戦協定100年記念 パリ

その頃レピュブリック広場ではトランプ反対の抗議集会が。

第一次大戦休戦協定100年記念式典 パリ

photos:REUTERS

その後、各国首脳をヴィレットの“平和のためのフォーラム”へ案内。トランプ大統領はむくれてパス。
日曜の夕刻、私がパリの北の端にいたとき、ヘリコプターが音がひっきりなしに聞こえたのはそのせいだった。

超過密な2日間をミスもなく乗り切ったマクロン、この後はさすがにぶっ倒れただろう。
国内では非難が多いけど、国際シーンではフランスの存在とイメージを向上させていることをもう少し認めてあげたら?


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(単純計算しても歳は出ません!)
訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とヴィンテージの服、デビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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