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大人が興奮する遊園地

日本から旅行で来た友達にパリの穴場スポットを教わると、「なんでそんなこと知ってるの?」と感嘆すると同時に「アタシ、なんで知らなかったの?」と面目ない気持ちになる。
今回も然り。友人カップル(20年前に一度パリに来た夫&一度も来たことがない妻)のお陰で再発見したのはMusée des Arts Forains/移動遊園地博物館。彼らのたった3日間のパリ滞在の“行きたい場所リスト”の筆頭に、この博物館が入っていた。

村から村へ、国中を渡り歩いた移動遊園地は19世紀の初めに登場した。
アトラクション、寸劇、ダンス・スペース、露店・・・テレビがなかった時代の娯楽、お祭り、出会いの場、カランカランと鐘を鳴らして遊園地が村はずれにやってくると大人たちは興奮した。そう、子供はおじいちゃんおばあちゃんに預けて、大人が楽しむ場所だったそうだ。

俳優&骨董商のジャン=ポール・ファヴォンは古き良き遊園地のオブジェにハマり、1972年からコレクションしていた。
オブジェといってもメリーゴーランドや射撃ゲームだから、置く場所に困ったに違いない。96年にベルシーの元ワイン貯蔵庫に博物館を開く。
私は20年以上前に一度行ったことがあり、当時の豪華なメリーゴーランドに見とれた。今でもチュイルリーやサンジェルマン・アン・レに移動遊園地がくるけど当時のアートな美しさには程遠い。駅前に時々あるメリーゴーランドのチープな自動車や飛行機はなんだ?
ベルシー・ヴィラージュのすぐそば。赤レンガの建物もレトロで美しい。

musee des arts forains/移動遊園地博物館

敷地面積11400㎡、建物5000㎡。相当の資産家だったファヴォンは舞台演出家でもあったので当時の雰囲気が再現されている。

musee arts forains5
photo:culturebox

フランスのメリーゴーランドは時計の針と反対に回る。イギリス式は時計の針方向なので、何が違うでしょう?
そう、馬の顔の向き!
musee des arts forains/移動遊園地博物館
photo:télérama

これも体験できるカフェのギャルソン・レース。テニスボールくらいのボールを穴に入れ、特点次第で進んでいく。球技が苦手な私はビリにならなかっただけで満足。

musee des arts forains/移動遊園地博物館
photo:office de tourisme paris

当時のスペースシャトル。みんなで自転車をこいでそのスピードで回る。かなりのスピード感。
最高記録は時速60㎞、私たちは51㎞。

musee des arts forains/移動遊園地博物館
photo:wikipedia.org

近くで見ると、細部まで凝った造り。私がこぐとスピードが落ちかねないのでラクな座席に座った。

musee des arts forains/移動遊園地博物館

この博物館は要予約で、通常1時間半強のガイド付き(英・仏)体験見学のみ、16.8ユーロ。
12月26日~1月6日はガイドなしの見学のみ+1アトラクション、14.8ユーロ。要予約。

娘は「今までで最高のミュゼ!」。大人が大はしゃぎの2時間だった。予約はお早めに。
公式サイトはこちら


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(単純計算しても歳は出ません!)
訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とヴィンテージの服、デビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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