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バスの喧嘩

オデオンに行く用事があって87番のバスに乗った。
最近のバス路線大変更で、これまでPorte de Reuilly⇔Champs de Marsだった87番は、Porte de Reuilly⇔Invalidesになった、のはまだ許せるけど、オデオン、セーヴル・バビロンを通らなくなり、セーヌ左岸を通る。
つまりオデオンへはサン・ミッシェルで降りて歩くしかない。

見づらいけど、ピンクの部分が変わった。

バス87番

バスがトゥルネル橋を渡ったところで運転手さんが突然、
「このバスはアンヴァリッドまで行かず、まっすぐ行ったとこで終点になります」とアナウンスした。
車内ザワザワ。
デモとか渋滞で、バスが急に路線変更するのは珍しくない。
すると中年のオジサンが運転席までやってきて、
「まっすぐ行かれると困るんで、ちょっとそこを右に曲がってもらえないかな」
あんた、タクシーと間違えてない?
「いえ、まっすぐ行って終点です」と運転手さん。
「でも原則として右に曲がるじゃない?」とオジサン。
たしかに通常のコースは右に曲がって河岸を走るんだけど、
「でも事故だか何だか知りませんが、曲がるなという指示なんで」
「でもちょっとだけだから」とオジサンはしつこい。
メトロにだって「そこを曲がれ」と言いそうだ。

そこへオバサンが2人が席を立ってきて、
「あの、ボン・マルシェに行きたいんですけど、行かないんですか?」
いかにもボン・マルシェで買い物しそうなマダム。
路線変更になってからセーヴル・バビロンは通らないの、ちゃんと路線図見てよ。
そしたら「右に曲がれ」のオジサンが、
「ちょっと僕が話してんだから」とオバサンたちを威嚇。この人、ヤバそう。
運転手さんもイラついてきて、
「“ちょっとだけなら”ここで降りて歩けばいいでしょう」
そして乗客全員に、
「ここで降りたい人は降りて、次のバスを待ってください」
「僕は降りない」と絡みオジサン。
「次のバスはいつ?」とボン・マルシェのマダム。
運転手さんは「知るか!」という顔。

そこへ思いっきりブランドで決めた中年マダムがやってきて、
「次のバスに今のチケット使えるかしら?」
金持ちほどケチなんだわ。
そこへバスの後部から、
「急いでるんです、早く出てください!」
一人も一人も自分勝手なこのやり取りを、私は最初面白がり、段々腹立たしく聞いていて、「オデオンに行くには降りるべきか降りないべきか」を検討していなかった。
降りるべき、と気がついたとき、乗客の大半は降り(結局、絡みオジサンも降りていた)扉は閉まっている。
「スミマセーン!降ります」と言うと、運転手さんから恐ろしい目で睨まれた。
アタシは四の五の言ってないのに・・・


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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