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先週からニュースに頻繁に登場するフランソワ・ドゥ・リュジーとオマール海老。
「自分にウソはつけない」と辞任したニコラ・ユロの後にエコロジー相になった人だ。

フランソワ・ドゥ・リュジー、エコロジー相
photo:lemonde.fr

有料ニュースサイトMediapartが、彼のびっくりする贅沢ライフを暴いた:2017~2018年、彼が国民議会(下院)議長だったとき、公金でプライベートな夕食会(複数)を開き、テーブルには巨大なオマール海老やら、議会のカーヴから持ち出した最高級シャンパン&ワインが並んだ。

2年前に一緒になったマダムは、ゴシップ雑誌Galaのジャーナリスト。派手そう・・・

フランソワ・ドゥ・リュジー、エコロジー相
photo:20secondes.fr

また官舎(既に設備の整った)の内装工事費63.000ユーロは“国民の税金”から出た。
運転手は3人(原則2人まで)抱え、妻の息子の学校の送り迎えをさせていた。

フランソワ・ドゥ・リュジーの最初の言い訳、
「オマール海老は好きじゃない。妻はアレルギーだ。シャンパンは頭痛がするので飲まない」を聞いた人は思わず吹き出した。
そういう問題じゃないだろうに!
国民が食べるパンがない、と言われ「じゃブリオシュを食べればいいじゃない」と言ったマリー・アントワネットといい勝負だ(実はこの台詞、アントワネットではなく他のお姫様だそう)。
この人たちはバカでも的外れでもなく、全く別の世界に住んでいるのだ。

大統領選立候補者だったフランソワ・コッペがTV番組でパン・オ・ショコラの値段を聞かれ「10~15サンチーム」(実はこの約10~15倍)と答えたのも然り。
それを聞いたブローニュのパン屋女主人が15サンチームの「ムッシュー・コッペのパン・オ・ショコラ」を作った。

フランソワ・コッペのパン・オ・ショコラ

それに大笑いして、女主人に会っちゃうユーモアがコッペにはあったけど、もう一人のフランソワ(ドゥ・リュジー)は可愛くない。
「フランスは、“スウェーデン大臣のチョコバー”が手本ではない」と開き直る。
職務用クレジットカードでトブラローネ2本を買い、辞任に追い込まれた労働相のこと。
しかし2017年には「諸外国の議会が実践していることをお手本にしたい、例えばスウェーデンの“透明さ”」と言っている。
言ってることとやってることが違い、違う金銭感覚の世界に生きている人たち。

「大統領、首相までは国の顔だから仕方ないとして、議員まで贅沢させる必要がどこにある?」と息子。
「ルイ16世をギロチンにかけて人民主権の共和制を確立したはずなのに、結局中身はそう変わっていないんじゃない?」
片や、公共病院や学校はお金がなくヒーヒー言っているのに。

さすがにフランソワ・ドゥ・リュジーは昨日辞任した。「メディアのリンチだ」「訴える」という捨て台詞を残して。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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