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恐怖のアビジャン-パリ便

娘がコートジボワールから帰ってくる。
アビジャン23時発のトルコ航空。イスタンブールで乗り継ぎがありパリに着くのは翌日の12時半。

飛行機は一番安全な乗り物、とわかっていても事故があれば致命的だ。
車輪が滑走路につくまで気がかりで、フライトインフォメーションを頻繁に見る。自分が乗る時はあまり考えないのにね。

最初の飛行機は1時間遅れで出発。
「次の飛行機待っててくフランスれるかしら?」と娘のメッセージ。
フランス国鉄のアホは待たなかった。果たしてトルコ人は?

トルコ航空

翌朝イスタンブールに着くと、乗り継ぎの飛行機は待っていた。
そこまではよかったんだけど、娘を乗せた飛行機は滑走路の端まで走ったところで停まる。
説明がないまま停まり続ける。
乗客がザワザワし出したので「機械の支障を点検中です。間もなく離陸します」のアナウンス。
そのまま1時間が過ぎ、2時間が過ぎても「機械の支障」は続く。
乗客から「飛行機を変えてくれ」「降りたい!」の声が出始める。
やっと機長が口を開き、機械の支障=ブレーキがきかない、が判明した。
乗客は騒然となる(当然!)。
トルコ語、コートジボワール語、フランス語で怒声が飛び交う。
「子供が待っている、降ろしてくれ」と泣き始める人。
お祈りを始める人。

アナウンスは「あと15分で離陸」「あと20分」と引き延ばし、結局飛行機は4時間半、立ち往生していた。
その間、トイレは行けるけど、飲み物も食べ物もなし。みんな脱水状態。

ようやくブレーキが直ったとき「どうしても降りたい」人が2人いたけど、飛行機は滑走路の果てにいるので、車が迎えに来て、彼らのスーツケースを探し出して降ろさなければいけない。
「そんなことしていたらまた1時間待ちだ」
「これ以上遅らせるな」と他の乗客たちに反対され、2人は黙った。

飛行機が飛び立ってから「着地した!」のメッセージが来るまでの3時間、気が気ではなかった、のはご想像の通り。

機内のパニックはうちに帰りついた娘から聞いた。
「あなたは降りたいと思わなかったの?」
「とにかく早く帰りたかった。みんながパニックになるほうが怖かった」
Turkish airlinesの評判をネットで見たら、これがけっこういいんだわ。私たちは2度と乗らないけど。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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