FC2ブログ
Archive

夏時間と冬時間、どっちがいい?

3月最後の週末、
「深夜に夏時間に変わります。今夜は睡眠時間が1時間少なくなります」
10月最後の週末、
「冬時間に変わります。今夜は1時間多く眠れます」
今年は昨晩午前3時が午前2時になった。

changement dheure

いつもより早く朝市に行ったら、「ハハハ、時間変えるの忘れたでしょ!」と行く先々でからかわれた。
「変えたわよ、この後用事があるから早く来たの!」と叫んでも、誰も信じてくれなかった。

1976年、石油ショックの時、エネルギー節約対策として始まった夏時間。毎年2回、時間を変える度に、もうやめる、やめないの議論になっていた。
夏時間で夜遅くまで明るいと「エネルギー節約にならないとは言わないけど、微々たるもの」だそうだ。
一方、睡眠に及ぼす悪影響-特に赤ちゃんや家畜が時差ボケになる-、自動車事故が増え、電車に乗り遅れる人が続出(それは個人で気をつければいいことだけど)。
ついに今年3月、時間変更を止めることがヨーロッパ議会で可決された。

夏時間、冬時間どっちを取るか、は各国が選択していい。
フランスでアンケート調査を行ったところ、60%が「夏時間がいい」
「遅くまでスポーツができる」「遅くまで明るいので自動車事故が減る」「一日が長くていい」・・・夜更かし族が増えているってこと。
でもこれは都会の傾向で、農業、牧畜業の人たちは早寝早起きだ。

医学的には「夏時間は、太陽と体内時計に2時間ズレているので、冬時間が人間に合っている。」
そうだろうね、家族も私も冬時間のほうが居心地がいいもの。
でもフランスは少しずつ南ヨーロッパ寄りになってきている、と言われる。
北ヨーロッパの国は夕食が早く(午後6時とか7時)、コンサートや劇場も7時半に始まる。
南ヨーロッパは夕食が遅く、スペインなんて夜10時。コンサートの開始時間も8時半当たりが多い。

さて、“どっちの時間を取るか各国の自由”は、ヨーロッパの国々の運輸相から「待った!」がかかった。「国境を超える度に時間が変わるなんて、やってられん!」
タイムテーブルを作る側だけでなく、乗るほうだって混乱する。
時間切り替え廃止の実施は2021年の春か秋。「それまで考えましょう」ということになったようだ。
廃止には賛成だけど、冬時間になった朝、「8時?じゃない、まだ7時。まだ眠れる!」という幸福感はもう味わえないわけ。


ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村





スポンサーサイト



プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ