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「あ、ひこうき雲!」

思わず叫んだのは、3か月間、この白い一直線を見なかったからだ。

パリ 飛行機ぐも

貨物便は飛んでいたけど、特に日本からの郵便物に恐ろしく時間がかかっていた。
パリの老舗、京子食品が閉まったのを知った友達が送ってくれた日本食品が、なんと3か月かかって金曜日に着いた。
息子が5週間前に出したという手紙はまだ届いていない。
パリから日本に送ったものは数日遅れで着いているから、
「着いた飛行機に乗せて帰せばいいのに」と思うけど、そんなに簡単には行かないんだろうか。不思議。

パリで働いている友人は日本出張で帰っている間に国境封鎖になった。
6月末の便が予約できたけど「人数が揃わなかったら飛ばない、と言われている」
彼にはタバコを頼んでいるので、飛んでもらわないと困るのだ。

先週末「解除第2段階」が発表になってから、さらに解放感が高まった。
セーヌ河岸の花&植木屋さん。

セーヌ河岸、花屋さん

立ち止まっていた季節が駆け足で追いついたみたい。黄色い薔薇がきれい。

セーヌ河岸、花屋さん

大好きなアジサイ。でも夫が土を8㎏も買ったので、持てなかった。しゅん・・・

セーヌ河岸、花屋さん

ポン・マリー(マリー橋)から下を見ると、ピクニックしている人もいる。

セーヌ河岸

逆側を見たら「ギャッ」と言いそうになった(見えるかしら?)
遥か彼方まで河岸びっしり人が座っていて、中には上半身裸(もちろん男性)もいる。
1列目に座れなかった人たちが2列目を作っている。そんなことしていいの?

セーヌ河岸

これで第二派が起こらなければ、義弟が言うように「Covidは、やってきたときと同じように突然去っていく」?
そうでありますように!


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再びビズをするようになる?

さっき、女の子2人の再会場面に遭遇した:「○○!」「××!」名前を呼んで駆け寄り・・・1m弱の距離でピタリと立ち止まり、もどかしそうに笑った。
抱き合って頬っぺたにビズ(キス)し合あう、言葉では置き換えられない愛情表現なのに、それができないもどかしさ。

握手の起源は「わたしは武器を持っていない=仲直り」を示す行為。握手をする右手には元来、武器が握られていたからだ。

グラスを合わせて乾杯するのは、お酒に毒物を入れるのが横行した中世に始まった 「飲み物に毒は入っていない」ことの証。
グラスをぶつけ合ったとき、中身が飛び散って、相手のグラスに入るからだ(そんなにうまいこと入るかね)。

両頬のビスは「相手が病気だったらうつる距離まで接近する=信頼の証」だそうだ。

coronavirus-bisous-de-loin.png
image:ptit libé

何気なく繰り返していた“親愛”の行為は、武器、毒、病原菌・・・と物騒な起源だったのだ。

ビズとひとことに言っても、地方によって回数が違い、

フランス、ビズの回数


どっちの頬を出すかも違う。青=右頬、赤=左頬。ややこしい・・・


フランス、ビズ


ラジオで政治評論家やジャーナリストが「再びビスをするようになるだろうか?」を真剣に討論していた。
答えは「ウィ」
その代わり、仕事場のビズ(義理ビズ)はなくなり、家族や親しい友人間の“本来のビズ”が生き残るのではないか。
それはよいことだ。日本のバレンタインデーに義理チョコを廃止し、本当に好きな人だけに贈る、つまり本来の慣習に戻ったら、人生よりシンプルになると思いません?
わたしたちはあまりに機械的にビズをするようになっていた。サルサのクラスでは名前も知らない人とチュッチュッとするのが当たり前になっていた。コロナのお陰(?)で家族や親しい友達との、つまり感染していないと信頼できる人とのビズが生き残るのは賛成だ。
他の番組(国営放送)では、今はマスクとサングラスで、みんな“顔が見えない”し、すれ違うときは歩道を変えたりするので人間的ではない、という話をしていた。
「道でナンパするのは再開するでしょうかね?」
「するでしょう。でもその“次の段階”に進む時、今までより考えるんじゃないでしょうか」
そんなことをマジで討論してるの!?と言われればそうだけど、コロナウィルスはこれまでの人間関係を、その潤滑油であったスキンシップを不可能にしてしまったのだ。


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フランス映画の大物がまたひとり・・・

3年くらい前、郵便局で並んでいた時、隣のおじいさんに「こっちのカウンターでいいんですか?」と聞かれ、「ええ、一般用はこっちです」と答え、顔を見たらミッシェル・ピコリだった。
わたしはコーフンし、後ろにいた20代後半女性に「ミシェル・ピコリよ!」と囁いたら「それ、誰ですか?」と言われ、フランス映画の大物俳優を知らんのか!と内心思ったものだ。

ゴダールの『軽蔑』で、全裸でベッドに横たわり「わたしの脚が好き?」「わたしのオシリが好き?」と迫るブリジット・バルドーに「ウィ」「ウィ」と熱意なく答えていたポール。
クロード・ソーテの『すぎさしり日の・・・』では、まだ未練がある妻(レア・マッサリ)と、少し重くなってきた愛人(ロミー・シュナイダー)の間で揺れるピエール役。
そのほか『小間使いの日記』『ロシュフォールの恋人たち』『昼顔』『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』など60年代からフランス映画に欠かせない名優。美男ではないけど圧倒的存在感があった。

そのミッシェル・ピコリが5月12日、94歳で亡くなっていた、と家族が1週間後に発表した。

ミッシェル・ピコリ

高齢だけに準備万端できていたみたいで、すぐ追悼番組や作品集がテレビにかかり、昨日は『Une Etrange Affaire/奇妙な出来事』を観た。ピエール・グラニエ=デュフェールの1981年の作品。日本未公開。

妻ニナ(ナタリー・バイ)と暮らすルイ(ジェラール・ランヴァン、左)は、パリのデパートのマーケティング担当。ある日、デパートが買収され、収益向上のためやり手のベルトラン(ミッシェル・ピコリ)が送り込まれてきた。

ミッシェル・ピコリ

家族もなく、頭の中は仕事だけのベルトランは、ルイに目をかけ広報責任者に抜擢する。その代わり休暇は取り消し、残業も多くなり、ルイの私生活にまで侵入してくる。

初期の松田聖子みたいなヘアスタイルのナタリー・バイ

ミッシェル・ピコリ
photos:allociné

妻のニナは「わたしたちの生活が滅茶苦茶」と警告を発するが、「ベルトランがぼくを信頼している証拠だよ」「ぼくの将来がかかっている」とルイは取り合わない。
ニナはついに出て行ってしまい、ルイはベルトランのうちに泊まり込みで24時間つき合うようになる。そして年末、ミッションを終えたベルトランが外国に発ってしまうと、心身ともに路頭に迷うのだ・・・
というお話。
傑作というわけではなく、タイトルのように”奇妙な”作品。そして感想が夫と全然違う。
私生活が仕事に侵食され-日本妻は我慢するだろうけどフランス妻は愛想をつかせて出て行く-仕事一色になり、カリスマ上司がいなくなると路頭に迷う、というのは日本でありそう、とわたしは感じた。
夫は、ルイは仕事というより、ベルトランの人物に魅せられた。性的なものはなくても一種の同性愛だ、と。
育った環境や経験で観点が違うのは時に腹が立つけど、時には「そういう見方もあるのね」と面白い。


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この夏、海にたどり着けるか?

「バカンスに行けます」とフィリップ首相が宣言したのはいいけど、100㎞という壁が残っている。
Vol d’oiseau/鳥の飛び方で(=直線距離で)100㎞。鳥はまっすぐ飛ぶので(言われてみると右折、左折している鳥は見たことがない)こういう詩的な表現をする。
でも首相が「行けます」と言うからには、100㎞制限はそのうち解除になるということではない?

ほぼ毎年借りている南仏のアパルトマンを予約したけど、まだ前金は払わなくていいと言われている。実現するためには3つの障害をクリアしなければならないからだ。
①はこの100㎞。

②海水は大丈夫か?
Covid-19は湿った表面で長生きするそうだし、海水には飛沫がたくさんありそうではない?
と心配している人は多い。ナントの海洋開発インスティテュートが20か所の海水と牡蠣とムール貝を調べた結果が21日に公開された:なんと「SARS-CoV-2(新コロナウィルスの科学名)の存在はなかった」
海水の浄化作用と塩のお陰とか。自然は素晴らしい!
「危険ゼロとは言えないけど、海水で感染する可能性は極めて低い」そうで、これで海に一歩近づいた。

③「活動的海岸」:あちこちの海岸が開いたものの、今のところ、泳ぐか、サーフィンするか、走るか、歩くか・・・つまり活動しなくてはいけない。座ったり寝転がるのは禁止なのだ。
大西洋側はサーファーも多いけど、地中海側は過半数が寝そべったり座ったりグダグダしている。

se baigner cet ete
photo:France Bleu

一日中浜辺に座って孫のお守りをしているおじいちゃんおばあちゃんに、泳げとか走れなんて言えないでしょ。

第一、Vacanceは空っぽという意味、“何もしない”のが正しいのに。
というわけで、現段階では①と③の障害が残っている。いや、①は解除になるだろうから③がネックだ。
ああ、海が見たい・・・


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新しいレストランの形?

フィリップ首相が「フランス人はバカンスに行けます」と発表した直後、SNCF(フランス国鉄)やバカンス村の予約が急増した。
教会や礼拝所も間もなく許可になるという。
政府は「ピークは去りつつある」という情報と、再開しなければ大変な経済危機になるという確信を持っているということだ。

それでも開け渋っているのがレストラン&カフェ。
「緑ゾーンの地域で6月2日から開店を検討する」そうだけど、レストラン&カフェがひしめくのはパリだ。
パリに多い、テーブルが接近した小さいレストランは4㎡にお客一人なんて言われたらやっていけない。
「歩道まで(無料で)テーブルを出していいことにする」とパリ市 。でも歩道がすごく狭い場合もあるでしょ・・・

隔離中に車や服が買えなかった人は、今から買うだろうけど、レストランは「2か月行けなかったから、2か月分食べよう」ということにはならない。損失は取り戻せない。

レストランを開け始めた国ではどうしてるかというと:
ドイツのシャポー・フリット(フランドポテト帽子)。冗談かと思ったけど、ほんとにやっているの?
個人的にはこれを被ってまで行きたいとは思わない。

新しいレストランの形
photo:demotivateur.fr

アムステルダムでは2人用のビニールハウスが登場したそうだ。海岸ならいいけど、都市部では難しい。
セーヌ河岸でできるかも。

新しいレストランの形

フランスは、Christophe Gernigonというデザイナーがプレクシグラスの釣り鐘を提案。

新しいレストランの形
photo: Christophe Gernigon

これならマスクも外せるし、見た目も美しく、“一緒に食事”が可能になるけど、この釣り鐘を天井からいくつもぶら下げるのはお金がかかりそう。

現実では、開店許可を待ちつつ、テイクアウトできるお店が増えてきた。

新しいレストランの形

何が食べたいか?と聞かれれば迷わず「お寿司!」。東京の息子が行ったお寿司屋さんの写真に身悶えした。
でも叶うまでまだ時間がかかりそうですね・・・


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新しい朝市の形

どこから入っても出てもいいのが、ふつうの朝市の姿だけど、今日は周囲に赤いテープが巻かれ、横入りできなくなっていた。
市場の始まりと終わりに警備員が立っていて、入場者を制限している。

大人しく待つ人たち

バスティーユ朝市再開

市場の中には何十人という人が右往左往しているし、出口は2か所あるので、どうやら目算で入れているらしい。
でも警備員(オレンジのベスト)は、目算のプロのようには見えず、かなりアバウトな感じがした。

バスティーユ朝市再開


外出禁止が解除になってから初めての週末。お天気が良くて、けっこう人が出ていて嬉しくなる。

バスティーユ朝市再開

2か月前、朝市の閉鎖は突然決まり、商店たちはストックを捌く猶予がなく、多大な食材とともに籠ることになった。
これはレストランも同様だ。
八百屋のエルザおばさんは「野菜が冷蔵室一杯だもの。途方に暮れたよ」
そこで、パリから50㎞の自宅の前に屋台を出して売り始めた。

エルザが送ってくれた”その図”

elsa

警官が見に来たけど、生活最低必需品なので許可された。
パリの“お得意さん”には配達サービスを始めた。隔離の後半1か月、わたしも配達してもらったひとり(ホッホ)。

チーズ屋のクリストフも「腹が立ったね」
「だれに?Covidに?」
「いや、政府に。だって前触れなしにいきなり閉めろ、だもの」
彼も膨大なチーズのストックを抱え、近所の人にあげたり、朝昼晩、自分たちで食べ続け、
「チーズはしばらく食べたくないね」

売る側は全員、お客さんは7割くらいがマスクをしている。
お客間の間隔は「1m」だけど、お店によってマチマチ。

marche_20200518025122e88.jpg

入場制限、安全な間隔、マスクが“新しいふつう”になるのね。
2か月間、スーパーでの買い物は味気なかった。朝市には季節があり、会話がある。再開は喜ばしい!


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開く-開かない-開くとき

パリの公園を開けてくれ」とパリ市長アンヌ・イダルゴが政府に懇願しているけど、答えはノン。
「パリは赤ゾーンでしょ」と健康相。

アララ、ちょっと見ない間に黄色がなくなって2色になっている。赤は要注意ゾーン。

隔離解除後のフランス、パリ

隔離解除の夜、サンマルタン運河添いで祝杯をあげていた人たちもいたし、パリには反抗児が多い。
カフェ・レストランが閉まった翌日の日曜日、公園に寄り集まって同じことをしていた前科もある。
あれは3月15日。2か月前なのにずっと昔のことに思える。

ノルマンディ、ブルターニュの海岸は開きだした(ああ、海が見たい!2か月籠ったあとだけに、海の近くに住む人がいつにも増して羨ましい。)
でも。海で水泳、サーフィン、海辺を走る、歩くは認められているけど、座って海を眺めたり、寝転がったり、ピクニックしたりは禁止。つまりわたしのやりたいことは全部禁止。
第一、Plage Dynamique(活動的な海岸)という新語ができている。ほら、外出禁止中「戸外で運動」はできたけど、座って日向ぼっこしていたら警官に咎められた。あれと同じ理屈のようだ。
定。8月までに「怠惰な海岸」も解除になるだろうか?

なるほど。海岸の外なら座っていてもいいのね。コートダジュールの海岸開きはこの週末。

隔離解除後のフランス、パリ

レストランはまだ開店許可が出ていないけど、許可になった暁には「4㎡にお客ひとり」が条件のひとつ。これでは今までのお客の30%しか入れず「開けてもしょうがない」「やっていけない」店が殆どらしい。
マスクをして食事はできないからこの距離、になるらしいけど「4㎡にひとり」だと大声で話さなくちゃいけないし、一皿を分け合うのも無理だ(分け合うのは禁止になるという噂)。そんんあらデリバリー料理の方が“友達や家族と一緒に食べる”ことができる。
「Covid-19はフランスのアール・ド・ヴィーヴルと相性が悪い」エマニュエル・マクロンが言っていた。
美食の街からレストランが減っていく・・・

デパートは大きいほど損。ル・ボン・マルシェやBHVは扉を開けたけど、4万㎡以上あるプランタン、ギャラリーラファイエットの再開はなんと7月10日予定。

隔離解除後のフランス、パリ
photo:AFP

ラファイエット・グルメでバイトしている娘は「部分的失業」(80%が払われる)になり、有給休暇を今取ってほしい、と言われて隔離中に取った。
まあ、2つともコングロマリットの傘下だから流動資金はたくさんあるだろうけど、4か月近く、つまり一年の3分の1閉店だからラクじゃないだろう。

楽天的な義弟はウィルスが「やってきた時と同じように突然去っていく」と言っているけど、そんなの夢のまた夢。
今は「Covidと共に生きる」生活に慣れなくてはいけません・・・


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許可書なし!という自由

「嬉しいけど心配」
学校が始まる前日、インタヴューされた小学生のお答え。
「ふーむ、この子のセリフは私達の気持ちを代弁してますね」とアナウンサー。
まったく。

ソウルで、コロナ症状がある29歳男子がクラブを梯子して、54人が感染、7000人が隔離。
フランスの地方でも、お葬式の後100人あまり(!)が会食して、抱き合ったりして感染者9人。
・・・というニュースを聞くと、やっぱり。接触が多くなれば感染は増えるのだ。

それにロックダウン解除といっても、レストラン、カフェ、映画館は閉まっている(正しい処置だけど)。
移動距離は100㎞マックスで夫は田舎に行くことができない。
部分的な解除に、わたしの期待もアンビバレントであった。

ところが。月曜の午後、許可証を持たずに外に出て、パリ市庁舎まで歩いたら、思いがけない解放感にワクワク。
あの紙切れ一枚がけっこう重かったんだわ。
例えば先週、仕事の外出許可を持って出かけ、帰りがけにピカールに寄ってお昼を買っていこうと思い立った。ピカールの近くまで来て、自分の許可証が「生活必需品の買い物」をカバーしていないのに気づいた。
即、携帯の許可証を作る?でも外出時間を後ろ倒しにはできない。
幸い警官には出くわさず、無事に帰ったけど、こういうストレスとはおさらば!

夏らしいカラフルな色になったブティックのウィンドウを眺め、

ユニクロ&マリメッコ(フィンランド)のコラボ。なんだかCOS(スウェーデン)に似ていると思いません?

パリ、ロックダウン解除

ソーシャルディスタンスは1.5m

パリ、ロックダウン解除

こちらはコントワール・デ・コトニエ。

パリ、ロックダウン解除

市庁舎前の広場。周りに警官がいないかキョロキョロせず、座っていいという自由。

パリ、ロックダウン解除

デパートBHVも扉を開けた。一方、4万㎡以上あるギャラリーラファイエットとプランタンは許可になっていない。

パリ、ロックダウン解除

フランスのスローガンは「自由・平等・友愛」。
外出禁止は個人の自由に反し、国を赤・黄・緑に色分けして「あなたの住む市は赤(危険)だから出かけちゃダメ」というのは平等ではない。
でもこの際、感染防止&人命救助のためなので、みんな四の五の言わない。

条件つきの自由に喜んだ解除初日。
マスク、キス&握手なし、人との間隔・・・これが新しい”ふつう”になるんだろうか。


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隔離を喜んだ猫と花

隔離になる前から友達と夫の実家に行っていた娘は、そのまま田舎で籠った。
親戚や近所の人たちは「パリからウィルスを持ってきたかも」と、誰も家に近づかなかった。
「遠くから手を振るだけ。完全な孤立よ」
近づいてきたのは猫。出ていくと逃げるけど、キャッツフードを外に置くとなくなっている。
そのうち、中の一匹が、ドアの敷居まで挨拶に来るようになり、1か月後には撫ぜるとグルグル言うようになった。

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「野良猫を手懐けたのよ!すごいでしょ」
わたしの娘だもの、驚くに当たらない。
猫は雌でSaucisse (ソーセージ)と命名され、今では毎朝、庭側のベランダまでやってくるんだって。

saucisse450.jpg

遊ぼうよ・・・

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「あんまり仲良くなると別れるのがつらいし、Saucisseが可哀そう」とわたし。
一瞬、パリに連れてくることを考えたけど、タマ(娘の猫)が嫉妬で病気になるよね。

誰かが田舎に2か月もいるなんて初めてのこと。庭の桜やバラ、観客がいると咲き甲斐があるというもの。

田舎のバラ

田舎のバラ

田舎の桜

パリのタマとリュリュも、いつも誰か家にいるので喜んでいた。
隔離の最初の頃は隣同士で寝ていたけど、

タマ&リュリュ、隔離

「1m離れないと危ないじゃないか!」

タマ&リュリュ、隔離

ソーシャルディスタンスを守るようになった。

タマ&リュリュ、隔離

フランス人の35%は「まだ外に出たくない」そうだけど、明日から世界はどうなるのかなぁ。


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51日目:既視感の日々

夜、窓のストールを降ろそうとして唖然。空がまだ昼間のように明るいではないか。

うちは地上階なので、空がこのように切り取られる。

IMG_20200506_205807.jpg

時計を見ると夜の9時、信じられなくて携帯を見てもやっぱり9時だ。

ブティックのウィンドウは冬のコレクションのままで止まっている。外を歩く人も-お洒落する気分じゃないので-ジョギングにダウンのようなかっこうが多い。マフラーを顔の下半分まで巻いてマスク代わりにしている人もいる。
隔離になってから、わたしの中で時間が止まっていたらしい。
でも季節は確実に変わり、どんどん日が長くなっていたのだ。

ビル・マーレイが主演した『Un jour sans fin/終わりのない日』という映画を思い出す。
原題は『Groundhog day』、日本では『恋はデジャ・ブ』というタイトル。“デジャ・ヴュ”ではなくても、せめて“デジャ・ビュ”くらいにしてほしかった。“ブ”なんて・・・
傲慢で不愛想な天気予報オジサンのフィル(ビル・マーレイ)は、2月2日のグラウンドホッグ(マーモットの一種)デーというお祭りを中継するため、ペンシルバニアの田舎町に出かけていく。取材は4年目で、毎年同じような退屈さ。フィルはまるでやる気がなく、いつにも増して不愛想だ。

1993年の映画。ビル・マーレイも若かった。

un jour sans fin
photo:allociné

取材をすませ、取材班と帰ろうとすると濃い霧が出てUターンするはめになり、もう一晩、同じ宿に泊まることになる。
翌朝フィルが目を覚ますと、また2月2日でお祭りが始まり、同じ取材、同じ会話が繰り返される。
そして翌日もまた同じ日が・・・霧で街に帰れないまま、フィルは時間のループの中に閉じ込められてしまう。
取材で知り合ったプロデューサー、リタ(アンディ・マクダウェル)を口説くシーンもあったけど“繰り返される日”の印象が強くて、よく覚えていない。

わたしたちの生活にも既視感がある。今日は昨日に似ていて、昨日はおとといとあまり変わりない。
わたしは週何度かスカイプで日本語を教えているのでまだいいけど、夫は曜日の感覚をなくしている。

隔離解除になったら髪を切りに行こう。カラーもしたい(フランス女の多くは髪を染めているので3色-元の色&染めた色&白髪-になっている人が多い)。
夏服を出して(来週は寒くなるそうだけど)季節に追いつかなくちゃ!と淡いブルーの空を見ながら思ったのでした。


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と言ったのはわたしではありません。4月末のアンケート調査によると、約10人に1人(11%)が、一緒に籠っている彼(女)に愛想をつかしている。
そのうち7%は「一時的に別居したい」「再び隔離になったら一緒に籠りたくない」。4%は「決定的に別れたい」!
「こいつとはもう暮らせない」と感じるのは女性のほうが多く(13%)、理由は、家事や子供の世話の負担が、圧倒的に女性にかかっているから。

隔離とカップル

それはウチも一緒だ。夫は昨日から真鍮のオブジェや電気スタンドを磨いていて「忙しい」と言っている。
スタンドがピカピカになるのは喜ばしいけど、それで「家事を手伝う時間がない」という理屈になるのだ。
つまり、自分のやりたいことしかやらない。お風呂の掃除して、というと途端に機嫌が悪くなる。

今、営業が全然できない、つまり収入ゼロの不動産屋がけっこう楽観的なのはこのせいだ。
「隔離後に離婚や別居が増えますから、今まで住んでいたアパルトマンを解約して(または売って)2つ借りる(または買う)ことになります」
と、ニュースのインタビューを受けた不動産屋の女性。
「それにベビーブームも来るでしょうから、子供部屋のあるもっと広いところに引っ越そう、というカップルも増えるはず。ホッホ」

しかし。アンケートによると、予想されたほどのベビーブームはなさそうだ。
隔離になってから「やりたくない」「やってない」という人が44%。隔離前(26%)よりずっと増えた。

好きな相手でも24時間一緒にいて、他の人に会えないとストレスになり、それが2か月も続けば一触即発になるんでしょうね。
うちも些細なことから大喧嘩が勃発する。どっちかがドアをバタンと閉めて出ていき(でも、外出許可証を忘れて戻って来るので、さらに腹が立つ)どこか歩き回って、頭を冷やして帰ってくる、というパターン。
隔離とカップル生活は全く相容れない、ということ。
「2度とアンタの顔は見たくない」などの捨て台詞に、「2度とアンタと籠りたくない」が新しく加わった。
あといーくつ寝ると5月11日・・・


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「残念ながら、ウィルスがバカンスに行ってくれる可能性は薄いので」と健康相オリヴィエ・ヴェロン。「夏の予約はまだしないほうがいいです」
緊急事態は7月24日まで延長になった。日本より2か月近く長い。その間、移動は100㎞までだ。

シャルトルの聖堂を見に行く?プロヴァンの鷹狩り?半径100㎞以内に海岸はないのだ・・・

distance 100km

夫は5月11日以降、田舎に行きたがっていたけど距離は250㎞。
がっかりしているので、
「“やむを得ない理由”を考えよう!」とワタシ。でも・・・家族が急病(重病)と、どうしても仕事で移動が必要、しか理由にならない。
Uターンさせられた上罰金はごめんだ。

ご主人がCovid感染した日本人の友人が、やっと検査の処方箋をゲットした(主治医の処方箋がないと検査できないそうだ)。
症状はまったくなく熱もないけど、白黒はっきりさせたい、と。
「でも日本じゃなくてよかった」
わたしも読んだ。日本では感染者や感染者を出した学校、会社へのバッシングが激しくなっている、という記事。

フランス(ヨーロッパ)では外出「禁止」、日本は「自粛」。
フランスで「自粛」にしたら誰も自粛しないだろうが、日本では自粛圧力が強い、というところに国民性の違いが現れる。
政府が外出禁止、都市封鎖を決め、その決定が適切でなければ政府の責任。国民や野党が政府を叩く。
日本は自粛、つまり自己責任。責任が政府ではなく、国民ひとりひとりに課せられているってこと。
「日本は自粛、ソフトでいいわねぇ」というフランス人がいるけど、どっこい個人の責任は重く、いきおい他人を監視するようになり、感染者は「自分が悪い」と叩かれることになる。
フランスで感染すれば、しばらく誰も近寄らないけど、同情される。
感染するならフランスのほうがいい、と思いませんか?


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の第一号が30日夜に発表になった。
「ウィルスの活発な伝播」「病院の緊迫状態」の2つの根拠で、フランスを3色に色分けしてある。
色分けは信号と一緒で、赤(危険)、黄色(用心、フランスでは“オレンジ”と呼ぶ)、緑(安全)。
「ダルトニアン(色覚異常)の人は困りますね」とラジオのアナウンサー。そんなこと言っていいの?

個人的には「フランス地図が頭に入っていないとわからん」
パリがこんなに小さいとは思っていなかったし、コートダジュールはもっと左にあると思っていた。
地理のお勉強から始めなければ・・・

まずウィルスの伝播で見ると、

フランス、コロナ地図

緑:救急に駆けつける人のうち陽性が6%以下
オレンジ:陽性が6-10%
赤:陽性が10-100%

パリが赤は誰も驚かないけど、右隣の赤は娘が籠っているオーブ地方だ。
他にCher県、義弟がいるLot県、コルシカ島の上部が赤になっているけど、これは翌朝「数え間違いでした」と訂正された。
しっかりしてよ!

次に病院のパンク状態

フランス、コロナ地図

緑:集中治療の収容能力の0-60%
オレンジ:60-80%
赤:80-161%

伝播の発祥地となった東フランスからイル・ド・フランスまで真っ赤。
オレンジは、今後赤に転じるか、減って緑になるかのサスペンス地域。

この2つの地図を重ねると、こうなる。ただしCher県(真ん中あたり、オレンジに囲まれた赤) Lot県 (南半分の唯一の赤)コルシカ南部(島だからわかりやすい)は除外。

フランス、コロナ地図

11日までこの地図が毎晩更新される。
このままだと11日になっても、私たちの生活は変わらなそうだ。
まぁ文句は言えない。隔離のお陰で、フランスでは2週間で2500人の命が救われているそうだ。
それに、物理的距離ができてから、家族や友達と前よりずっと頻繁に話をするようになった。
心理的距離が縮まった。”いいこと”もあるじゃない。もう少し、がんばりましょう!



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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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