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51日目:既視感の日々

夜、窓のストールを降ろそうとして唖然。空がまだ昼間のように明るいではないか。

うちは地上階なので、空がこのように切り取られる。

IMG_20200506_205807.jpg

時計を見ると夜の9時、信じられなくて携帯を見てもやっぱり9時だ。

ブティックのウィンドウは冬のコレクションのままで止まっている。外を歩く人も-お洒落する気分じゃないので-ジョギングにダウンのようなかっこうが多い。マフラーを顔の下半分まで巻いてマスク代わりにしている人もいる。
隔離になってから、わたしの中で時間が止まっていたらしい。
でも季節は確実に変わり、どんどん日が長くなっていたのだ。

ビル・マーレイが主演した『Un jour sans fin/終わりのない日』という映画を思い出す。
原題は『Groundhog day』、日本では『恋はデジャ・ブ』というタイトル。“デジャ・ヴュ”ではなくても、せめて“デジャ・ビュ”くらいにしてほしかった。“ブ”なんて・・・
傲慢で不愛想な天気予報オジサンのフィル(ビル・マーレイ)は、2月2日のグラウンドホッグ(マーモットの一種)デーというお祭りを中継するため、ペンシルバニアの田舎町に出かけていく。取材は4年目で、毎年同じような退屈さ。フィルはまるでやる気がなく、いつにも増して不愛想だ。

1993年の映画。ビル・マーレイも若かった。

un jour sans fin
photo:allociné

取材をすませ、取材班と帰ろうとすると濃い霧が出てUターンするはめになり、もう一晩、同じ宿に泊まることになる。
翌朝フィルが目を覚ますと、また2月2日でお祭りが始まり、同じ取材、同じ会話が繰り返される。
そして翌日もまた同じ日が・・・霧で街に帰れないまま、フィルは時間のループの中に閉じ込められてしまう。
取材で知り合ったプロデューサー、リタ(アンディ・マクダウェル)を口説くシーンもあったけど“繰り返される日”の印象が強くて、よく覚えていない。

わたしたちの生活にも既視感がある。今日は昨日に似ていて、昨日はおとといとあまり変わりない。
わたしは週何度かスカイプで日本語を教えているのでまだいいけど、夫は曜日の感覚をなくしている。

隔離解除になったら髪を切りに行こう。カラーもしたい(フランス女の多くは髪を染めているので3色-元の色&染めた色&白髪-になっている人が多い)。
夏服を出して(来週は寒くなるそうだけど)季節に追いつかなくちゃ!と淡いブルーの空を見ながら思ったのでした。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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