FC2ブログ
Archive

不動産詐欺の手口

娘と彼が不動産屋のサイトを熱心に見て、ああだこうだと言っている。
彼は絵を、娘は漫画を描き、2人ともバイトをしているけど、それで賄っていけるのかね。
親がかりでアパルトマンを借りる“独立”は困るのよ。
「わかってる。あたしたちの収入で何が借りれるか見てるだけ」と娘。
間もなく「これどう思う?怪しくない?」と物件の写真を見せに来た。

アラ、きれいじゃない。

4.jpg

2.jpg

「このアパルトマンはうちの娘が住んでいました。彼女がトゥーロンの実家に戻ってきたので貸しに出します。
写真のように非常に清潔です。

住所:10 Rue Marie Dubois 93200 Saint-Denis
メトロ13番線駅から徒歩6分。状態良の建物3階、35㎡。玄関、キッチン、居間、寝室、浴室、トイレ。南向き、日当たり良。
家賃:560€管理費(水道、電気、ゴミ収集)込み。
保証金:1120€

トゥーロン(パリから850㎞)とサン・ドニ(パリの北)の距離を考えると何度も往復はできません。
見学のあと、もし物件がお気に入ればその場で契約にサインし、鍵をお渡しします。

見学の日取りを決めるため、下記の情報をメールでお送りください。
名前、年齢、職業、現住所、電話番号 ・・・・」

ムムム・・・郊外とは言えメトロが通っていて、この広さ+状態の良さで560€、この条件なら候補者が殺到するはず。
それだけに“見学してすぐサイン”は怪しい。怪しすぎ。
店子が家賃を踏み倒して夜逃げ、は珍しくないから、家主は候補者の条件(定収入の額、保証人の確かさ・・・)をつぶさに比較検討して決めるもんだ。
と言うと、「だよね・・・」

娘が“家主”のメールアドレスを打ってみると、果たして「このアノンスに注意!」のコメントがいくつか上がってきた。
コロナの経済危機で色々な詐欺が増えているけど、不動産も要注意だ。学年末で引っ越し時期だし。
娘たちが「いい!」と思った物件は立て続けにウソ広告だった。

Airbnbを借りて、写真を撮り、見学させて、上手く行けば保証金をもらって逃げよう、という手口。
釣り文句は「娘が住んでいたアパルトマン」(息子じゃダメ。娘だと綺麗に使っていた印象あり)、
「往復するには遠すぎるので、すぐ決めて欲しい」(納得できる理由ではある)

美味しすぎる話は疑ってかかったほうがいいですね・・・



ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村









スポンサーサイト



プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
フランス語講座
おすすめコスメ
アーカイブ