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6カ月ぶりの学校復帰

昨日の夕方モノプリに行ったら、新学期に必要な文房具を買う親子が、リストを片手に走り回っていた。
「それはうちにあるでしょ!」
「ペンケース、2つも要らないの」
子供はブスっと不満そう。
「あたしも昔、ああだった」と娘は年寄りじみたことを言う。

そして9月1日。1250万人の小中学生が学校に復帰した。なんと6カ月ぶり。
教育相は「ほぼふつう通りの新学期」などと言っているけど、「11歳以上一日中マスク(食べる&飲むときを除いて!)、生徒間のソーシャル・ディスタンス、休み時間は他のクラスの子と遊ばない・・・」と全然ふつうじゃない。

机の幅がダントツに広い。全部、買い替えたの?

フランス9月新学期
photo:sud ouest

感染防止対策だけでなく、6カ月の間に深まった子供たちの格差、不公平も深刻な問題だ。
貧富の格差が大きいフランスでは、教育格差も日本のそれとは程度が違う。
子供の勉強を見れない親も少なくないし、隔離中の遠隔授業も「家にスマートフォンが1台しかないから受けられない」家庭もあった。
そう、子供たちが一日家にいると、その環境の違いで差が出る。
「“恵まれた家庭”では、文学やアート、教育的ゲーム(例えばスクラブル、語彙と綴りに役に立つ)が身近で、親たちの話す内容やしゃべり方も違う。つまり家庭で学ぶことが多い。対して“恵まれない家庭”では、学ぶ場所は学校だけだ」と某社会学者。
学ぶだけでなく、一日のうち、まともな食事は給食だけ、という家庭もあった。
隔離が続くうち、先生のレーダーから消え、2度と戻ってこなかった生徒は後者に多い。
レーダーから消えたのは4~5%だけど、「出席はしていても何も聞いていなかった」生徒もいるから実際の落ちこぼれはその倍と言われる。
・・・と、コロナの被害は限りない。

今、政府が毎日、感染者増加!と脅しているのは(テストが格段に増えているから当然なんだけど)もし2回目のコンフィヌマン(隔離、ロックダウン)になったら、経済にも教育にも致命的だからだろう。
マスク反対でもをするバカどもがいるけど、大人しく言うことを聞いたほうが賢明だ。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(単純計算しても歳は出ません!)
訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とヴィンテージの服、デビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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