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2015年1月7日、風刺週刊新聞シャルリー・ヘブドの編集者、漫画家など10人が銃殺、2日後ユダヤ食品スーパーが襲撃され、計17人が亡くなった。

あれから5年。シャルリー・エブド裁判が2日に始まった。
14人の被告のうち、3人は逃走中、もしくは死亡しているので、被告席に立つのは11人。
主犯のクアシ兄弟とアメディ・クリバリは銃殺され、この11人は武器調達や逃亡援助などに加担した“下請け”たちだ。
裁判は2か月半続き、裁判の模様はすべて撮影される。裁判所はカメラ禁止でスケッチだけ許可されるから異例のこと。
このヴィデオは公開されない。国家記録資料として残すためで、日の目を見るのは50年後だ。
つまり、どう頑張ってもわたしは観れない。

裁判初日にぶつけて、シャルリー・エブド紙は再びムハンマドの風刺画を一面に掲載した。
「すべてはこれ(風刺画)だけのため」

シャルリー・エブド、ムハンマド風刺画
photo:Valeurs actuelles

個人的にはシャルリー・エブド画風が好きではないし、これをユーモアと呼べるだろうか?

さらに驚くのは、この“再びムハンマド”をフランス人の59%が
「表現の自由の名において正しい」と支持。
「無意味な挑発。正しくない」31%を大きく上回っている。
フランス人イスラム教徒に限ると19%が支持、69%が不支持(当然)。

エマニュエル・マクロンも「フランスには信条の自由に繋がる冒涜の自由がある。それらの自由を守るためにわたしはいる」
むむむ・・・あの連続テロのあと、330万人が抗議デモをしたのは、シャルリー・エブド賛同のためではなく、表現の自由を守るため、「あんたらテロリストの脅しには屈しないぞ」を見せるためだった。

表現の自由と宗教冒涜の自由との間には一線があるのでは?
編集会議をしていた人たち全員が銃殺されているのだ。シャルリー・ヘブド犠牲者の家族は「冒涜の自由を貫くより、生きていて欲しかった」と思っているはず。
このタイミングでまた挑発する必要性がわからない。
マスクをつけない、と息巻く人たちも然り。何考えてるんだかわからない人がいるのが世の中だけど。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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