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医療関係者たちがこぞって「予防的ロックダウン」を薦めたのに「しない」とマクロンが決めてから2週間ちょっと。
この1週間、一日の感染者数は2万人を超えず、入院患者も微かに減りつつある。
「2021年がコロナのヴァリエーションの年ではなく、パンデミーに勝つ年であるように」と健康相オリヴィエ・ヴェロン。

この楽観的展望に一部の地方議員は怒っている。
北フランスのダンケルクでは10万人中658人が感染(国の平均は200人弱)。その大半がオリジナル版より感染力が強いイギリス版コロナ。ダンケルク市長は学校閉鎖を提案したが聞き入れられず、その代わり追加ワクチン2400が送られてきた。

東フランス、モーゼルは感染者の3分の1以上が南アフリカ版コロナ。市長は2月の冬休み前に学校閉鎖を主張したが、答えは同じく追加ワクチンだった。
「ワクチンを打つのは何日もかかる。感染にすぐブレーキをかける措置が必要だ」
全国一律ではなく、地域別の対策をしろと政府を非難している地方議員はこの2人だけではない。

しかし、マクロンは譲らない。譲ろうにも「もうお金がない」のが現実。
1か月ロックダウンにすると経済活動の10~18%の損失、金額にすると200憶ユーロ以上という、日本円にしたらゼロがいくつかわからない数字になる。
もう一年近く部分的失業保険(給料の84%)をとって“何もしていない人”は1200万人を超える。
レストラン業界が騒げば助成金をだし、カルチャー関係(演劇、映画、美術館)が悲鳴を上げればお金を出し、学生には学食1食1ユーロ・・・と、まるで「お札を刷ればいい」というように気前がよかったけど、ない袖は振れなくなったのね。

門限18時は誠に不便で、「許可証を持てば夜でも散歩できたロックダウンのほうがよかった」と言っていたわたしも、この金額を聞くと黙るしかない。
今日は仕事で少し遅くなったので、久しぶりに18時過ぎに(許可証を持って!)メトロ3駅分、歩いて帰ってきた。
この時間でも明るい、日が長くなったのに気づいて嬉しくなる。

place des vosges 18h40

建物が傾いているのではなく、わたしの撮り方のせい。空のブルーに見とれた。

beaumarchais.jpg

春近し!

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(単純計算しても歳は出ません!)
訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とヴィンテージの服、デビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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