サッカー欧州決勝戦の翌日、「勝っても負けても」大統領から昼食に招待されていたフランス代表チーム、レ・ブルー。
気を遣ったオランド大統領は「疲れて(=落ち込んで)いたら来なくてもいい」と言ったそうだけど、じゃ行きません、というはずもなく、ブルーのスーツ姿の選手達は13時にエリゼ宮にやってきた。みんなションボリしていた。

フランス選手団&オランド大統領

誰の子供か、ヘアスタイルですぐわかるでしょ

payet_fils.jpg

サッカーファンで仏チームの試合は全部観た、という大統領は“君たちは国民を団結させ、士気を盛り上げた。これは敗北ではなく、明日への希望の勝利だ”という演説で、失意の選手達を励ましたとか。2000年以来初めての決勝進出だったから、たしかに新しい世代の誕生、明日への希望だ。
彼らがエリゼ宮を出る頃、エリゼ宮のあるフォーブール・サントノレ通りにはファンが待ち構え、「メルシー、レ・ブルー!」の合唱になった。

フランスのメディアは「悲しい、残念」というトーンだけど、他の参加国のメディアはフランス叩きだ。
ポルトガルのEl Mundo:「弱者が強者に勝って満足、仏チームは世界の恥だ」
イギリスのThe Guardian:「ロナルドの退場で、仏チームは勝利は手中にあると思い、エネルギーを無くしてしまったようだ」

そうなんだよね・・・木曜日のフランスVSドイツ準決勝。半世紀(確か)ドイツに勝てたことがないフランスにとって、恐ろしい強敵で「難しい」という予想だった。ドイツは勝つ気でいたし、試合が始まって優勢だった。でも強者が負けた。

1975年から、ポルトガルはフランスに勝っていない。仏チームは(国民も)絶対勝つと思っていた。試合が始まって、フランスは優勢だった。その上、エースのロナルドが怪我で交代。
絶対勝てる、という心の緩みで、負けたんだろうか?自信があるときが要注意なのは、スポーツに限ったことじゃない。でも、ジニアックのシュートがゴールネット枠に当たったのは不運としか言いようがない。
・・・サッカーなんて全然知らなかった、興味もなかった私が、息子にすっかり洗脳されたみたい。

「大金持ちがボールおいかけるのがそんなに面白いの?」という女友達に、
「サッカーが嫌いならわかるけど、そういう言い方しないでよ!」
息子と同い年のグリエズマン(写真一番左)が、フランスの期待を背負い、プレッシャーに押しつぶされずに立っているなんてスゴイじゃない!


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コメント
サッカーにまったく興味はないのですが、決勝戦だけ見ました。
好きじゃないけど、ロナウドが怪我で涙しながら退場するシーンは
なんだかしんみりしてしまいました。
フランスも母国開催でどうしても優勝したかったでしょうに残念でしたね。

個人的に特別な思い入れはないのでどちらが勝っても良かったけど、
ポルトガルのメディアはちょっと残念。最後の一言が余計だなと思います。
勝者には敗者を讃える気高さを持ってほしいんですよね。
きれい事かもしれませんが・・・。

お友達の意見わからなくもないけど、国の期待を背負うプレッシャーや、
負ければ罵倒される立場にある彼らのことをただの金持ちのようには
見れません。ついついスポーツには、どこか特別な感情を期待してしまいます。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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