ニース・テロの犯人像

サッカー欧州選手権も、革命記念日のシャンゼリゼパレードも無事に(つまりテロがなく)終わって、ほっとしたところへ・・・7月14日夜恒例の花火を観に、ニース、プロムナード・デ・ザングレに集まった3万人の群集を、19トンの冷凍トラックが薙ぎ倒した。死者84名、うち16名は身元が確認されていない。怪我人200余名、うち50名が重症。

冷凍トラックは2km暴走して、警官に発砲し、さらに300m進み、反撃した警官に殺された。

ニース・テロ

トラックの中に身分証明書、犯人はフランス・チュニジア混血のMohamed Lahouaiej-Bouhlel(モハメド・ラウェジュ=ブレル)31歳。子持ち、離婚、職業は運転手。

ニース・テロ

暴力沙汰で前科があるが、fiche S (Sカード)と呼ばれる監視対象には入っていなかった。
近所の人たちは「孤独で暴力的」「離婚の後、欝状態だった」「イスラム化?全然そんな気配はなかった」と語り、口々に「あの男が・・・信じられない」

その信じられないことが。16日に過激派組織ISが犯行声明:モハメドはISの呼びかけに応じ、ダーイシュの戦士として行動した(よくやった)。
「戦線や訓練には参加せず、ダーイシュの呼びかけに応じ超過激な反抗に走る、新しいタイプのテロリスト」とカズヌーヴ内相。その呼びかけとは、“イスラム帝国の戦士たちは、あらゆる可能な手段-例えば車-を用いて攻撃すべし”

つまり現在の自分に不満で、暴力的な人が、ジハードのメッセージに出会い、“ネガティヴなヒーローになれる道”を見つけてしまう。そして実践してしまう。怖い・・・

ニースの友達にすぐ電話したら無事で「いつもは地元で花火を観るのに、今年はたまたまマントンの花火を観に行った。運命のいたずらだね・・・」
犠牲者の中には子供も多かった。近親者の悲しみと悔しさは計り知れない。

パリ、ブリュッセル、オーランド、バグダッド、そしてニース。宗教の名をかざした殺人は、終わりが見えないのが恐ろしい。

ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村



スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ