キャンプ場にいた男性に、「ゴミをどこに捨てたらいいですか?」と聞いたら、「捨ててあげるよ」と、そこまでは親切だが、立ち去り際に「ガイジンだから・・・」
「思わず振り返ってにらんだわ!ガイジンだからゴミが捨てられないっていうの?ちゃんと日本語で聞いたのに・・・」
娘は本気で怒っている。
「サイゼリアでコーヒー飲んでいたら、近くに座っていた男子がまじまじと見て、『君、日本人じゃないよね?』っていうのよ。ふつう、知らない人にそんなこと言わないよね?」
たしかに、パリで「君、フランス人じゃないよね?」なんて言い出したら、一日何十回も言わなくてはならない。

フランスでは保育園から、クラスに異人種、異文化の子がたくさんいる。
「〇×ちゃんが晩御飯に来るから、豚肉はだめ」とか「×〇君のバルミツヴァ(ユダヤ教の成人式、13歳!)によばれた」とか、肌の色、宗教や慣習が違う人たちがいるのを、小さいときから日常で体験する。第一、母親からして肌の色や慣習が違う人だ。

イギリスがユーロ離脱の国民投票をするとき、離脱賛成の人のインタビューを聞いていたら、「昔はこうじゃなかった、今は外国人や難民が多くて脅威だ」という意見が多かった。
島国で他の国と国境を接していないので、戦ったり助け合ったりする共同体という感覚が、大陸と違う。その点で、日本はイギリスに似ているといわれるけど、と言うと、
「日本では永久に“ガイジン”なのね」と娘はため息をつく。
「私なんかフランスでは永久に移民だし、日本ではかなりズレちゃってる。でもそれを居心地悪いとは思わない。2つのカルチャーがあるんだもの」
娘はしばらく考えて、「そうだね」
それ以外は、「活気がある、いつもどこかで面白いことがある、可笑しくてへんな人が一杯いる。パリは退屈、何も起こらない・・・」と日本絶賛。子供たちが“自分の日本”を見つけてくれれば、と思っていたので、ヨカッタヨカッタ。

「女の子なのに?!と言われたけど買っちゃった」甚兵衛。鼻緒のかわいい下駄も買ってきた。“ガイジン”のお土産選び!

甚兵衛

スーツケースはすぐに猫たちに占領された。

タマ&リュリュ


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コメント
無事に戻られましたね。それに、日本をすごく楽しまれたみたい!!
ずーっと日本に住んでいるわたしからすると、パリは日本よりとてもステキに見えますが(いろいろ不便はありますが)、娘さんにとっては、日本の方が面白い事がたくさんある国なんですね。
”ガイジン”として訪れると、どこでも何事も刺激的に感じるのかもしれないですね。
Re: まめゆう様
いつも読んでいただいてありがとうございます。
東京のほうが活気がありますよね、なのに深夜でも安全。
娘は昨夜遅く歩いて帰ってくる途中、へんな男につきまとわれたそうで、「ああ、日本はヨカッタ」とため息をついていました。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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