公開になったとき、この映画を観なかったのはタイトルのせい:les Délices de Tokyo/東京の美味。グルメ映画みたいじゃない。
フランスでは今年1月末に封切りになり、けっこうヒットした。「見逃した!」と思ったときはもう遅く、映画館から消えていた。

大した新作のない8月、ヌーベル・オデオンという小さな映画館でかかってる。夫は昼寝してるし、友達はみんなバカンス、オリンピック中継にかじりついている娘を誘うと、意外なことに『行く行く!』

『あん/les délices de Tokyo』

封切り当時、予告編(日本のより短い、前半だけ)を観て、永瀬正敏が、樹木希林のお陰で餡子作りのプロになる話かと思ったら、もっともっと深いお話。それぞれ違う理由から、社会の“日陰”で生きる2人の出会い。その言動の、限りない優しさとは対照的な苦悩を背負う徳江、言葉を選びながらゆっくりしたしゃべり方、樹木希林がすごくいい。映画自体のゆっくりしたテンポ、ゆっくりだけどのろくはない。表情を探り、風景で止まる、河瀬直美のテンポ。観てよかった。

18時すぎに映画館から出ると、まだ日差しが強く30度。
「アイライン落ちてるよ、泣くから・・・」と娘。
「自称ウォータープルーフなのにいい加減!」
またどこかでデモをやってるらしくバスがないので歩いて帰る。
今日は、Assomption(聖母被昇天)の祝日。聖母マリアは処女でイエスを産み、魂と肉体を伴って(つまり生きたまま?)天国に召されたという大変な人物だ。その被昇天を祝う日、なのにサン・ミッシェル通りのお店は軒並み開いている。

近年、とみにグレードアップしている元ローコスト・ランジェリーブランド、Etamでブラジャーを試着、しただけで買わず、

エタム、ランジェリー

「あの行列はなに?」
サン・ルイ島のベルティヨンでアイスクリームを買い、

ベルティヨン、アイスクリーム

パリは、歩ける距離は歩くのが一番面白い。道草ばっかり。1駅でもバスを待つ夫とはこういうことはできない。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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