今週ニュースに毎日登場のジェローム・カユザック。
2012-13年、エロー内閣(ヴァルスの前、オランダ大統領就任最初の内閣)の予算相だった時、彼がスイスに隠し口座を持っていることを 、デジタル新聞Mediapartがすっぱ抜いた。後日ラジオのニュース番組に出たJ・カユザックは全面的に否定、アナウンサーに「あなたの目をまっすぐ見て言います:スイスに口座は持っていない、持ったこともない」

Mediapartは、確固たる証拠がないとすっぱ抜かないので定評がある。カユザックは議会でも否定し続け、それでも2013年3月に予算相を辞任した。
一か月後、カユザックは作戦変更、「そういえば隠し口座、持ってました」と白状、社会党を追放になる。
この年、「あなたの目をまっすぐ見て」(les yeux dans les yeux)が流行語になった。

カユザックは脱税、マネーロータリングなどで軽罪裁判所送りに。予算相として、脱税防止対策の法案を準備していたというから、ほんとにふざけた話。

「脱税と戦う」だって・・・

ジェローム・カユザック

彼はもともと国立病院の外科医だった。皮膚科医のパトリシアと結婚し、植毛専門の整形クリニックを開業(そのほうが儲かるから)。キャッシュで植毛代を払わせ、ひと財産成した。

パトリシア・カユザック、彼女もスイスに隠し口座を持っていた。

パトリシア・カユザック

若い時から社会党員で、97年から本格的に政治活動を始め、ロット・エ・ギャロンヌ県の議員に当選し、社会党副書記長、そして大臣まで上昇。野心家なのは認めるけどね。

そのカユザックの裁判が月曜に始まり、初日から爆弾発言:スイスの隠し口座はミッシェル・ロカールの政治運動資金のため開いた。
ミッテラン大統領時の首相だったミッシェル・ロカールは、カユザックの師であり、助言者だった。今年7月に他界している。
裁判官はこの供述を信じないし、ミッシェル・ロカールの側近だった政治家たちは、
「途方もないウソ、ロカール氏が亡くなって間もないというのに」
「当時カユザックは全く知られていなかった。誰が彼にそんなことを頼む?」。
オオカミ少年のウソは有名だ。それにしても、亡くなって何も言えない自分の恩師を、逃げ口実に引っ張りだすなんて!卑劣だ。
「吐き気がする」とヴァルス首相。するする!実刑判決が下るべきだ。

話は全然違って、エル・オンライン掲載の、私にとって「パリジェンヌとは何か?」です。どう思われますか?


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コメント
Re: 個人主義
なぜかメールが送れないので、ここにお返事します。
コメントありがとうございます。おっしゃる通り、友達とおしゃべりするのが好き=個人主義ではない、ではないですよね。
タイトルはエルの編集部なので、変更を頼みましたが、どうなるでしょう?
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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