案ずるより易し、レーザー治療

案ずるより易し、レーザー治療
時々、左目の隅に閃光が走る。これは話に聞く網膜剥離の症状では?ヤバい。

7月末は、黒い点がチラチラした。眼科の先生に電話したら、ふつうは1か月待ちなのに「すぐ来い」と言われ、眼底検査をした。結果、
「網膜剥離じゃなくて、硝子体が落ちてるだけ」と先生。
「ハエが山ほど降ってきたら、電話して」
日本では飛蚊症(ひぶんしょう)と呼ばれているけど、こっちでは蚊じゃなくて“ハエ”。ハエが山ほど!想像しただけでぞっとする。

今度は本物かも。電話して「閃光が・・・」今度も最後までいう必要がなかった。「すぐいらっしゃい」
瞳孔を開く目薬をさして、マダム・フィガロのモード特集を半分も読まないうちに(半分以上広告だけど)世界がぼやけてくる。
果たして「あなたが閃光が見えると言ってる場所がちょこっと剥がれてる」
翌日、レーザー治療をすることになった。
「レーザーって・・・」
「レーザーで裂けているところを焼くわけ。あまり気持ちよくないけど、痛くないよ」
「気持ちよくないって?」
「明日のお楽しみ!」

翌朝、医院に行くと「いらしゃーい」と先生。「お金、先に払ってね。200ユーロ」
この先生に会うたび、奥田英朗の伊良部先生を思い出す。小柄でぽっちゃり、いつも上機嫌で、口が悪い。
待合室にはレーザー治療をする女性と男性が2人待っていた。2人とも初めてじゃないらしく、網膜剥離体験談が盛り上がっている。初心者は黙って聞く。
瞳孔を開く目薬をいつもの3倍差して、200mくらい離れた別の眼科医院に行く。“伊良部先生”のとこには、レーザーを置く場所がないからだ。歩きながら網膜剥離先輩の男性が、
「来年、引退されるという噂を聞きましたけど」(ギョッ)
「そう、来年の12月」
「その後、何をされるんですか?コンサルタントとか?」(するわけないだろ)
「まさか。ゴルフ」(ほらね)

レーザーは女性、男性、私の順で、待っている間「カタカタカタ」という音が聞こえてくる。「あれがレーザーの音」と男性。
やっと私の番になって「先生は5分で済むといったけど、前の2人はずっと長かったですね」
「あの2人は前科者だから。動いちゃだめよ」
強い光が立て続けに光る。でも全然気持ち悪くはないので、予行演習かと思ったら、ちゃんと始まっていた。日本人は我慢強いのだ。
途中で、別の女医さんがのぞきに来て「うまくいってます?」
「うん!めちゃ楽しい」「???」
終わってからしばらく左目が開けられない。“伊良部先生”は一緒に帰ろうとしばらく待ってくれた。優しいとこもあるらしい。

夜、レーザー治療をしたと言ったら、「だから変な目!」と娘がゲラゲラ笑いだした。ヒドイ!少し伊良部先生を見習え!
「パソコンや携帯画面の“青い光”がよくないんだってよ。今になるわよ」という脅しも効き目がなく・・・


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コメント
急がないといけない事は、フランスでもさっと進むんですね^_^;。
目の調子はどうですか?
Re: まめゆう様
ありがとうございます。閃光はなくなりました。
その通り!いつもチンタラしているようで、急ぐべきときは急ぐ・・・みんながそうだとは言えませんけど。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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