パン・オ・ショコラ論争

ジャン=フランソワ・コペは、現モー市長。2012-2014年、右派UMP(現レピュブリカン)の党首だった政治家。
2012年の大統領選(サルコジがオランドに負けた)で、サルコジの選挙運動資金不正疑惑の中心人物だった:選挙運動資金の法定限度額は第一回投票1、685万ユーロ、第二回投票2、250万ユーロ。サルコジはロックスターのような演出のミーティングを繰り返し、限度額を大幅に(1,800万ユーロ!)超過。イベント企画会社に、限度額内の請求書を作らせ、残りは別名目の架空請求書をに出させていた。
事情聴取でコぺは「全く知らなかった」で押し通し、でも、党首が“知らなかった”なんて誰も信じるはずがなく・・・もっとすごいのは親分のサルコジも「全く知らなかった」

ご存知のように2人とも臆面もなく大統領選予備選挙に立候補している。“臆面もない”のは政治家の共通点ではあるけど。

と前置きが長くなったけど、このコペ氏、ラジオで「パン・オ・ショコラがいくらか知っていますか?」という視聴者の質問に「10~15サンチーム」と自信を持ってお答えに。

ジャン=フランソワ・コペ

キャスターが「トンデモナイ、その10倍です」と指摘すると、「・・・太らないように気をつけているから買ったことがない」と苦しい言い訳。
これが忽ちソーシャルネットワークで広がり、嘲笑の的になる。
ヴェルサイユに飢えた群衆が押しかけたときの、マリーアントワネットのセリフ「パンがないならブリオッシュを食べればいいでしょ」と比較され、いかに政治家が一般国民の生活を知らないかってことだ。

数日後、ブーローニュのパン屋さんが15サンチームの“コぺ氏のパン・オ・ショコラ”を売り出した。

パン・オ・ショコラ

ユーモアにはユーモアで返すほかなく、とコぺ氏はパン屋さんに電話し、発意をほめたたえたとか。

なぜ視聴者がパン・オ・ショコラの値段を聞いたかというと、コペには”前科”があるから。
2012年、「学校で、不良たちにおやつのパン・オ・ショコラを盗まれている子供がいる。(不良たちが)ラマダンをしているからだ」と発言して問題になった。“イスラム教徒をドロボー扱いするのか !?”

というわけで、パン・オ・ショコラはジャン=フランソワ・コぺのトレードマークになった。


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Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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