お嬢様と侍女の恋!『Mademoiselle』

1930年代、日本占領下の韓国で。ヒデ子は、変態で専制的な叔父と、広大な館に暮らしていた。
そこへ新しい侍女Sookeeがやってくる。
実は、Sookeeは詐欺師の一味、“日本の侯爵”と名乗る仲間が、ヒデ子を口説き、財産を奪おうという企みだ。

mademoiselle5.jpg

周到に用意したはずが、筋書き通りには運ばない。
なぜなら、ヒデ子とSookeeは恋に落ち、
可憐で世間知らずに見えるヒデ子は、実は相当の悪女。
Sookeeは打ち合わせ通りに動かず、
詐欺の首謀者である“伯爵”は実はアホ。

誰が誰を騙し、最後に笑うのは誰か?

イギリス人作家サラ・ウォーターズの小説『Fingersmith/荊の城』をパク・チャヌク(『オールド・ボーイ』『渇き』・・・)が映画化。

『Mademoiselle/お嬢様』

パク・チャヌク『Mademoiselle/お嬢様』

伯爵の口説きにシラケた顔のヒデ子

パク・チャヌク『Mademoiselle/お嬢様』

スリラー+ロマンスに、ユーモアあり、背徳あり、ヴァイオレンスあり、造形美ばっちりで、東洋にファンタズムを抱くフランス人が狂喜しそうだ(実際していた)。同時に、東洋の女性=従順で美しいオブジェ、というイメージを覆している:お嬢様&侍女のコンビは、したたかで行動力があり男たちの裏をかく。痛快!
“日本語を話せるのがインテリだった”当時の時代背景もうかがえる。そう、字幕は日本語が黄色、韓国語が白で出る。

ヒデ子とSookeeが美しい。2人のラブシーンは、『アデル、ブルーは熱い色』とは違ったエロチシズム。
少女のような体つきと意外な大胆さのミスマッチ。

パク・チャヌク『Mademoiselle/お嬢様』
photos:allociné

2時間半を長く感じないエンターテイメント。お奨めです。

Mademoiselle

パク・チャヌク監督作品
主演:Kim Min-hee、Kim Tae-rim、Jung Woo-ha/ハ・ジョンウ
2時間25分
フランスで公開中


ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村




スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ