12人を轢き殺したトラックの運転手、ヨーロッパ指名手配になっていたアニス・アムリ。23日午前3時にミラノで、警官の職務質問に、身分証明書の代わりに武器を取り出し、射殺された。

ベルリン・テロ容疑者 アニス・アムリ
photo:HO/BKA

24歳、チュニジア人のアムリは、実はドイツで“最も危険な人物550人”のリストに入っていて、今年初めから電話が盗聴されていた。危険な理由は、大規模な押し込み強盗を計画していること、そのお金でテロ行為の武器を調達しようとしていた(おお!)。
盗聴を続けるうち、警察は彼がベルリンのKreuzbergの公園でドラッグを売っていることがわかる。ドラッグ密売で有名な地区だそう。
4月、アムリはエジプト人としてドイツ政府に難民申請。でも彼のアラブ語が“エジプト人らしくなく”、政治的亡命と言っているのにエジプトの政情をよく知らないので却下。
その1か月後、今度はイタリア人(!)として難民申請。担当者がウソを見破るのに時間はかからなかった。
担当者はチュニジア政府に、在外自国人として承認を頼み、アムリを留置。6カ月まで留置できるのに、なぜか2日後に釈放された。
その後、アムリが強盗を実行に移す気配がないので、盗聴は9月に打ち切られた。
チュニジア政府から在外自国人の確認が来たのは、ベルリン・テロの2日後だった。

ドイツ政府、メルケル首相に対する怒りが高まっている理由だ。
「惨事のあったクリスマス市が再開されたときのメルケル首相の声明-
事態に冷静に対処した方々と、大変プロフェッショナルな捜査官たちの仕事を誇りに思う-
は楽観的で、国民の感情とかけ離れていた。」とル・モンド紙。
右派ポピュリストAfDが既に支持率を伸ばしているというし、メルケルさん窮地だ・・・

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Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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