田舎の日曜日

シャンパーニュ地方の小さな駅に着くと、憲兵が5人、出口に並んでいた。やだ、身分証明書を忘れてきた、と一瞬ビビったけど、私は完全無視された。少し離れて観察していると、“白人男性”が調べられている。
一足先に田舎に着いていた夫が迎えに来た。憲兵の話をすると、
「囚人の脱走だろ」
10㎞離れた村にある刑務所から、時々脱走するんだそうだ。
物騒な話をよそに、のどかな風景。木はまだ裸だけど、春の色。

Spoy、田舎の春

庭仕事を始めた夫に「手伝おうか?」
私は“緑の手”を持っていないので断られると期待したら、
「じゃ、枯れてる枝を半分に切って」

Spoy、田舎の春

「枯れてる枝って全部枯れてるじゃない」
「今に蘇る」
ホントかね。手袋をし、長靴に履き替え、携帯の音楽をつけて切り始める。
「これ、コスモスじゃなかった?」
「知らない」
男たちが、バラ以外の花の名前を知らないのは何処も同じ。

切ったぜ!

Spoy、田舎の春

枯れ枝の中に隠れていた・・・

Spoy、田舎の春

次はリンゴの木。

Spoy、田舎の春

「枝の、三つ目の芽まで残して切って」
「ミッツメノメ?せっかく伸びたのに可愛そう・・・」
「切らないと葉ばっかりで実が生らないんだ」
と言われて心を鬼にして全部切った。
庭のリンゴは見かけは不細工で、甘みの少ない“営業用”じゃない味。
夫が子供の頃はもっと盛大にリンゴの木があって、義父はシードルを作っていたそうだ。

私が切ったんだから沢山実をつけてくれ!

Spoy、田舎の春


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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