長谷川たかこのパリのふつうの生活
気になるニュース、お薦めの映画、
おかしな友達、子供の暮らし・・・
パリのふつうの日常
2008年バカロレア
DATE : 2008-05-16-Fri Comment 0
site bac

今年、バカロレアの筆記試験は6月16日〜20日。
文学バカロレアの場合、哲学4時間、地理・歴史4時間、第一第二外国語各3時間、文学2時間がこの5日間に振り分けられる。

哲学の試験は、題が出てそれについて自分の論理を展開する。今までの模試では、『仕事は人間にとって生活手段以外の意味を持つか?』とか『無意識の存在を証明できるか?』とか、親まで頭を抱えたくなるような題だった。
自分の独断や偏見を4時間かかって綴るだけなら、口の減らないフランス人はできるかもしれない。でもここでは、労働や無意識に関する考え方の変遷や、代表的人物(マルクスとかフロイト)の見解も説明しなければならない。哲学はバックの中で一番頭の痛い科目だ。

筆記試験に先立って、オプション科目の口頭試験が、5月14日にあった。
息子のジュリアンは日本語で、彼の親友はラテン語だった。
日本語の試験は、5つテキストが提案されていて、その中のひとつを試験管が選び、読ませて質問するという形式。
テキストは、フランス人留学生の日記、相撲の歴史、昔話(かさ地蔵)、コーヒーの働き、友達をエイズでなくした女子大生の手紙の5つで、なかなかバラエティ豊か。
ジュリアンは『相撲の歴史』にあたり、「相撲は日本人にとってどんな意味を持つか、他のスポーツと比較して答えよ」という質問だったそう。テキストには書かれていない、日本についてジェネラルな知識を必要とする質問。
「なんて答えたの?」と尋ねても、はぐらかして答えないので、結果がお楽しみ・・・

ラテン語の口頭試験を受けた友達は「試験管は優しかった。6年間、やっかいな言語を勉強してきたことを評価して、点を取らせようとしてくれた」
息子は2年でラテン語を投げ出した。「どの外国語でも文法を覚えるのが面倒、でも外国の人をコミュニケーションができるという楽しみがある。ラテン語は面倒なだけで、誰とも話せない」という理由。でもイタリア語やスペイン語などラテンルーツの言語を学ぶには役に立つ。日本人にとっての漢文、という位置づけだ。
オプション試験が終わると、本番の筆記まで1ヶ月。”最後の直線距離”なんだけど、ジュリアンからはその緊張感が全然感じられない。
上は「2008年BAC、これが出る」とヤマをかけているサイト。
page top

コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
Copyright © 2007 長谷川たかこのパリのふつうの生活 :: french-code blog. all rights reserved.