一時は28%が“フランソワ・フィヨンに投票”だったのが、今では17%。
右派候補フランソワ・フィヨンは妻子の不正給与、その書類偽造の容疑、桁外れの贈り物をもらう生活ぶり・・・など立て続けに暴かれ、日に日に支持を落とし、浮上しようと悪あがきを続ける。

23日フランス2の政治討論会『Emission politique』に登場し、巻き返しを図った。

司会は大ベテランのレポーター&司会者、ダヴィッド・プジャダス

フランソワ・フィヨン

「2人のジャーナリスト-私の友人では全くない-が書いた本が近日に出る。その本の大半を読んだが、フランソワ・オランドが、自分に関心のある司法上の盗聴をすべて入手していることが説明されている」
大統領は、政治ライバルの脚を引っ張るための情報に通じている。つまり1月からのメディアのすっぱ抜き(=司法情報の洩れ)は、すべてオランド大統領の画策である、自分を陥れる陰謀であると。
「これは完全に違法だ。この本の内容についてすぐに捜査を開始するべきだ」

番組が終わらぬうちに、大統領のスポークスマンは「フランソワ・フィヨンのウソの申してを糾弾する」と声明を発表。「フランソワ・フィヨンに関する件はすべてニュースで知った」

会場には奥様のペネロープ、娘さんのマリーも来ていた。

フランソワ・フィヨン夫人と娘

国営のニュースラジオ局France infoでは、すぐに問題の本の著者がインタビューされ、「そのようなことは全然書いていない」とびっくりしていた。

巻き返しに使えそうな“武器”を手あたり次第・・・なんだろうけど、すぐバレることをよくもまぁ・・・でも現政府や司法を訴えるのはサルコジ元大統領の使うテクだとか。
番組では“1万3000ユーロのスーツのプレゼント”についても質問され、
「受け取ったのは間違いだった。だから返した」( !?)
メディアが暴いたときの第一声「それがどうした?贈り物をもらって何が悪い」とは随分違う。
贈り主があまり評判のよくない弁護士、しかも圧倒的勝利で右派候補になったお祝い、なだけに“見返りのない純粋な贈り物”とは信じがたい。でも後ろめたいことがないなら返すなよ・・・

「公務員50万人削減」は自分の陣営からも非難され、毎日誰かが沈没しかかった船から逃げ出している。“フィヨンと一緒の集団自殺”はごめん、だから。

ところで、問題の本『Bienvenue Place Beavau, Police』(ロベール・ラフォン社)はアマゾンでバカ売れしているそうだ(Place Beavauは内務省のこと)


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コメント
Beavau広場へようこそ
たか子さん

大統領選挙が迫ってきましたね。
毎日、日本の片隅からエキサイトして見ております。

>Place Beavauは内務省のこと
NHKでは「Beavau広場へようこそ」と訳されていて、ふーんって流していました。内務省を指していたんですね。

先日は田中角栄のドキュメンタリーを見ていて、疑惑まみれにもかかわらず地元の支持が根強かったことをフィヨンさんに重ねてしまいました。疑惑の質も全然違いますが、フィヨンさんには角栄の天然な茶目っ気がないところがダメなんだなぁと感じました。本当に可愛げのないおじさん・・・(笑)

追伸:下のエントリーにあるミシェル・ウェルベックの本は実は邦訳出てます。服従というタイトルでした。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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