第一次投票開票の夜、エマニュエル・マクロンは支持者で沸き返るミーティング会場のステージに、妻ブリジットと現れた。
家庭も仕事も捨ててマクロンと一緒になった、24歳年上の彼の高校教師

エマニュエル&ブリジット・マクロン

「彼女なしに今日の僕は考えられない」

エマニュエル&ブリジット・マクロン
photo:Closer

「まだ大統領になってないのに・・・」と思ったけど、果たしてこのシーンは、翌日色々言われることに。

これまで一次投票でトップになったからと、マダムと手に手を取って支持者たちの前に現れた候補者はいなかったそうだ。
「2007年、ニコラ・サルコジは一次投票も決選投票もひとりで現れた。セシリア(当時の妻)が出てきたのは、勝利の後、コンコルド広場でもお祝いの時」
でも当時、彼らは事実上別れていて、サルコジが拝み倒してセシリアに来てもらったんだから、ちょっと比較にならない。

さらに遡って2002年、ジャック・シラクもマダムが現れたのは当選後、大統領として初めての演説のときだ。
フランソワ・オランドの当時の彼女、ヴァレリー・トリエルヴェレールは決選投票の日、一日中一緒でバスティーユ広場での深夜のお祝い(私も行った!)も寄り添っていた。でもあくまで当選したときだ。

だからこのシーンは「かなりびっくり」とメディア評論家。「この段階で、カップルで現れるべきではない」

さらに、この後、側近たちとモンパルナスのレストランへ。警察に護衛されて夜のパリを走るマクロン夫妻の車をカメラが追っかける。これを見て、2012年、勝利の後、サルコジがシャンゼリゼのフーケツで開いた晩餐会を思い出した人は多い。富豪の大企業社長がずらり(長者番付から選んだ?)と招待された晩餐会は、サルコジの“お金持ち好き”を露わにして、延々と非難されることに。

だから、フーケツほど高級レストランじゃなくても、長者番付から招待していなくても、「レストランに繰り出すべきではなかった」とFrance Infoの政治評論家。

エマニュエル・マクロンが政治運動グループEn Marche !を立ち上げたのは僅か1年前。“政治経験のない若造”が大統領候補になり、決選投票に残るなんて、誰が予想しただろう?
国民の長年の不満と不安の表れとも言える。
23日夜の行動は、政治経験のなさか、あるいは因習にとらわれないのをアピールしているのかも。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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