
月曜日の朝は「サンローランが亡くなった」というニュースで明けた。
「マドモアゼル・シャネルは20世紀前半を、サンローランは後半を象徴するクチュリエ。ココ・シャネルは女性を自由にし、イヴ・サンローランは女性に力を与えた」と、サンローランの “生涯のパートナー”だったピエール・ベルジェ。
ラジオFrance Interでは、彼の初めてのインタビューを放送した。19歳のサンローランは、哲学をやっていたけどモードに方向転換したことを、すごく内気そうな声で語っている。
61年、25歳の若さで立ち上げたメゾンは、オートクチュールメゾンとしては初めて株式上場。40年ののち、2002年にメゾンを閉じるときは、モード史上に残る盛大なデフィレでフィナーレを飾った。カトリーヌ・ドヌーヴとレティシア・カスタに挟まれて、最後にステージに現れたサンローラン、足取りやしゃべり方がぎこちなかった。死因は脳の癌。71歳。

台形ドレス、タキシード、サファリスーツ、透けるモスリンのドレスなど、女性のスタイルとして定着したシルエットの数々は、みんなサンローランのデザインだ。その中でも、女らしさが強調されるマニッシュなタキシードはすごい発明。60年代、パンツスタイルでオフィスに行けなかった女性を解放したのも彼の功績だ。
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